奇妙な関係

─────

名前:リン・メイルト

Lv.19→22

ランク:D

筋力:184→190

体力:201→207

耐久:162→169

敏捷:208→213

魔力:207→213

精神:169→173

〈所持魔法〉

【クリエイト・ウォーター】

・市販魔法

・水生成

偽りの英雄ファルシュ・ユナイト

・昇華魔法

・身体能力急上昇

・発動対象は術者限定

・発動後、要間隔インターバル必須

愚者の足掻きフェルズ・アダマント

・昇華魔法

・攻撃力急上昇

・一撃必殺

・威力は込めた魔力量に依存する

【フリーズ】

・市販魔法

・氷結魔法

【ティンダー】

・市販魔法

・着火魔法

【ライト】

・市販魔法

・光源魔法

〈所持技巧〉

【未来視】

・数秒先の未来を見ることが可能

【操作画面】

・自己ステータスの閲覧可能

・マップ表示

・アイテム収納空間作成

【気配感知】

・市販技巧

・半径100m以内の気配を感知

【百折不撓】

・自己再生

・心が折れない限り体は再生する

・魔力や体力にも適応

【気配遮断】

・市販技巧

・自分の気配を薄める

【衝撃緩和】

・市販技巧

・受ける衝撃を少し減らす

【暗視】

・市販技巧

・暗闇でも見えやすくなる

【持久力強化】

・市販技巧

・体力減少量が少し減る

─────


「ちょっと、上がったな」


 探索をある程度で切り上げて、リンはギルドの本拠地でステータスを更新していた。


 ギルドにはステータス更新のための水晶が設備されているので、それで更新した形だ。


「はぁ………」


 と、リンが更新結果を見ていると、更新する部屋からメロがため息を吐きながら出てきた。


「………どうした?」


「実は………」


 聞いてみると、メロは一週間ぶりの更新なのに、レベルが上がっていなかったとのこと。


「まあ、高レベルになると上がりにくいとは聞くけど………」


 それはまあ人によるだろう。


「それで、明日はどうする?」


「そうですね………今日の感じは問題なかったですし、リンのレベルが25を超えてから迷宮探索に行きましょうか。それまでは森の中で経験を積みましょう」


 ということで、明日以降もパーティを組むことが決定した。


 夕食を食べて、風呂に入り、寝る。あとすることはそれくらいだ。


「じゃ、また明日」


 そうしてリンがメロと別れようとすると、


「ちょっとまってください」


 メロがリンの服の裾を掴んできた。


「………どうしたんだ?」


「あなた、どこで寝るつもりですか?」


「どこでって………適当に寝る場所探してから雑魚寝するつもりだったけど………」


 リンの行動は一応メロのことを配慮しての行動だった。だが、


「ダメです。それでもしあなたがコンディションを落として、明日に支障をきたしたら、どうするつもりなんですか」


「どうするって言われても………」


 それならどこで寝ろと、とリンが思考していると


「あなたに体を壊されると、私が困るのです。なので、特別に私の部屋の空いてるベッドで寝ることを許可します」


「………は?」


 今度はリンが困惑した。


「なんで、そうなる………?」


「か、勘違いないでくださいね!あくまで、私は自分のために………」


 そして理解した。これは、メロなりの不器用な優しさんなだと。


「ありがとな」


「ぅ、で、でも!変なことしたら即刻追い出しますからね!」


「しないから大丈夫だよ」


 こうして、2人の奇妙な関係は幕を開けたのだった。

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