第3話① 圭太、15歳の恋。(1)

(や、やばい・・・・)

教室の窓からの一瞬の風に、彼女の前髪が揺れた。


唇が。

肌の色と見分けがつかない、微かなシルエットなのに。


僕には。

凄く、柔らかく、美しい形。


触れてみたいけど。

それすら、かなわない。


そんな神聖な僕の・・・。


林さん。

クラス委員で、知的で、ボインだ。


えっ・・・?

いつの時代?


ゴメン。

父さんのギャグ。


結構、好きなんだ。


だって。

分かりやすいじゃない?


ボインって・・・。(笑)


だから、僕は。

ボイン(笑)の林さんを一日中。


チラ見している。


本当。

ヤバいよなぁ・・・。


僕の恋はどうなるんだろう?

続きは、次回で・・・。


ず、ずるいなぁ。(笑)

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