第2話⑤ 美幸、27歳の恋(5)

気が付いたら。

ベッドの中で。


アイツの腕の中に。

抱かれていた。


温かかった。


「これは、夢・・・?」

私の問いにアイツは微笑んでいた。


私は答えを聞く代わりに。

アイツの胸に頬を摺り寄せた。


夢なら覚めないで。

そう、願いながら。


※※※※※※※※※※※※※※※


お終い。(笑)

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