ネタバレは避けたいので詳しくは書けませんが、人にまぎれる怪物と怪物に協力する人間、それを追う者、ささやかな青春、日常へのモラトリアム……骨子はタグのとおり、シリアスなサスペンスですが、それら様々な要素が静かに混ざり合って展開していきます。
既存作品でいうところの『沙耶の唄』や『エルフェンリート』のようなテーマ性を有しているものの、全体的な雰囲気はライト文芸の青春小説に近い雰囲気を帯びています。
ショッキングな側面も持ち合わせていますが、いびつで不安定なボーイミーツガールという、なかなか見かけない作風をお求めの方にオススメできると思いました。