第34話

メニースターズ

私の旅団 第34話


「ヤダぁ 思いっきり本編と逸れやがって この野郎が♪ どうしてこういう話題

になったかは終盤へ誘導する罠よ小賢しいったらありゃしない」聖女の笑顔が怖い

「ラム帝国はどうなったんだか マリーさんは理解出来るというか古代人の方が賢

いって設定ですからね本作、だからロボット兵が戦場に出てるし」流石ヒロイン様

「何でこんな展開になったのかしら この辺でいいわよ今更後ろに退く気は無いの

このメンバー全員、ガーディアンの目論見は外れだったりね」統括のピジョン氏だ


所々でギルメンが邪魔をして来るが珈琲ブレイクは終えた様子である ここは戦場

覚悟が無ければとっくに掲載は取り下げている 時間を無駄にしたとは思ってない

サーシャが予想した通りに帝国の援軍が隠れていた模様 突撃していたら危険地帯

どうやら正面と左右からの包囲網を画策していたのか、続々と現場に到着している


「! 変だとは思ってたわ タダで通すわけがないでしょ 警戒しておいて正解よ

各自、戦闘態勢に移行 ここまで来て潰されるわけにはいかない!」マスターの檄

「こりゃぞろぞろとやって来る気配ね いいんじゃない? 簡単に終了なら興覚め

マリーさんが無双のシナリオだとスケールが小規模になる 派手な方が楽しいわ」

「オーライ パンドラさん正直サーシャは愚か者だと誤解してたかしら ごめんね

奥以外からも狙って来てるわ・・・左右にも気を付けてね皆 帝国はこれだから」


予め計画していたか 帝国兵は一斉に襲い掛かって来る気配だ 周囲の緊張は増す

雑魚を蹴散らしながら前進、最深部に到達すれば良い 簡単に考えるならそうだが

ボスと思われる巨大ロボに辿り着くには敵の増援を削らなくては 各々が身構える

ここで温存していた切り札を投入して来る可能性もあり得る お互いに組織なのだ


「機械兵と山羊頭が中心部隊の様だなここは 俺が先陣を務めようか」紳士のレオ

「いえ、単騎で出ては危険かと ライオネルは接近戦をしませんので 焦らずに」

「誰が宴会要員よ オリーブさん一番槍なのよこれでも とんだグルメ旅行ね!」


読者諸君が十分に味わう冒険に偽りはないが? 食べ物だけが美味とは言ってない

敵は戦いのゴングは待たない レムーア軍の実力が試される、最初に仕掛けるのは


「この状況だと利用できる障害物はないな 帝国は取り囲む気だ 行くぞ」と飛鳥


戦闘開始だ、パンドラが珍しく号令を下す「This mother,f○cker!」(# ゚Д゚)ぺっ

ヘイトを取るには相応しい合図が上品に戦場に伝わる 帝国側は理解出来るのだ★

敵勢に囲まれる危険がある場合防御に徹するのは攻城戦の守備側、進軍とは攻撃側

狙いを定めた方向は自軍の右前方、手始めに敵陣に飛び込むのは軍人のハイマと侍

飛鳥が研いでいた銀の刀はなまくらではない 両手で握ったそれを横に薙ぎ払う!


一振りで2体分の残骸へと変わる そしてサーシャが聖女の隣に並ぶ ヒロイン様は

「婆さんもう枯れかけてるから全部はムリよ」そう言いながら雷の杖を振りかざす

攻撃対象をロックオン 彼女の杖の先端からは眩しい光が発射される 射程内に敵

突進して来た異形の山羊頭を焼き尽くす 斜め後方ではピジョンが獅子奮迅の活躍

ここに来るまで敵の攻撃に対しての陣形は自然に身についている 少数精鋭の部隊


帝国兵の剣戟は大したことは無い 数は多いが、その戦況を見極めつつ指示を出す

「まだ強引に前へ出ないで 追加の部隊が来る可能性がある」統括するはマスター

現在の連携に問題は無い、義信とライオネルが敵の隙をみて投擲する 達人の戦い

個々の戦闘能力は高く集団戦に不向きなメンバーはいない 小国家は仕上がってる

前方の怯んだ機械兵に オリーブ、ハイマ、サーシャが次々に重圧をかけていく姿


「流石に帝国の援軍だけあって打たれ強いな」仲間内ではタフガイなレオが呟くが

「OK、ユー この調子でドンドン削って行きましょう」聖女の言動には要注意を、

側面から襲い掛かる帝国兵を迎撃するのはマスターのピジョン 補佐の義信と飛鳥

相手は大国 決して楽な道のりではないが、じわじわと戦闘態勢を押し上げていく


「ダメよ! ここで絶技を発射したら帝都で奮い経たなくなるわ♪」萎えておけw

意外と根に持つ大魔導士だ・・・如何わしい建物など設置されているハズはない!

予想以上に時間を要したが 一歩前へ踏み込んだ槍師を筆頭にレムーア軍が駆ける

帝国兵は防衛ラインを下げて迎え撃つ構えだが、その動きには迷いがある 当然か

援軍にやっては来ているが、適格な司令塔が不在の現場 壁代わりでは限界が来る


西の迂回からルートを選んだマリー達に巨大なロボット兵のガーディアン、最奥だ

まるで巨人の様なサイズ感 この一体だけ他の機械兵より別な威圧感があったのだ

しかし そんな事は予測済みだった「サーシャ達はもう昔の未熟者ではないです」

一番の若手が放った一言が敵のボスとの対決を急がせる、大方帝国の包囲は失敗か

新手の増援が到着する前に決着を付けなければ 巨体が動き出す前に素早く飛ぶ姿


オリーブの一番槍が ガツン! とガーディアンの頭部を力任せに叩く グガガガ

機械兵の動きが止まる 続けて軍人、騎士、剣士、侍、狙撃手、物理組が追撃する

マリーとパンドラが同時に動く ここで必殺技を使うと後の戦いで体力が持たない

ロボは片腕を損傷した模様「我々は先へ行かなければならない」ピジョン達の戦技

ハイマを皮切りに次々にガーディアンに交差する! ガキン! ガキン! 行くぞ


          (ネビュラスモーメント!!!) (゚д゚) は?


成程、分からんがそれっぽいアレの様だな~ 絡みつくように交互に斬りつける技

全員で発動する為、個々の負担は抑えておくわけか そういう事にしておきなさい

うーむ 戦闘描写は時間的に遅筆になりやすい 専門用語ばかり出す筆者もいるか

適当過ぎでもマズイのでこれ位が無難ではなかろうか、勝利したレムーア軍だった

                   ・

                   ・

                   ・

マリー達がガーディアン相手に奮闘していた頃ラム帝国の北街道付近で混戦模様が

大魔術師が指示するアトランティカ軍が敵本陣へのルートを確保しようとしていた


「単細胞の帝国め! 長期戦ならこのラぺの魔法攻撃が有利なのだ・・・いけ!」

「おや、まだ突破してなかったのお馬鹿達 ブルボンヌの到着よ 帝都は頂くわ」

「妙だな・・・? ラム帝国の司令が出撃したと偵察から聞いていたが」ヘススだ

「クク 恐れをなして敵前逃亡ではないのか 来ないなら進軍あるのみ」ロッティ

「この辺りの魔獣は蹴散らした ヤツラめ 我々を誘い込む作戦に出たか」とバズ


実を言うとそうではない いち早く危機に反応しているのはラム帝国の方なのだが

この大陸の中央からやや北西に一際大きな山脈がある ポポカ・フンガ山がな~


普段は山頂付近に雪模様が見えるのだが そう・・・今期は何故か温暖だったのだ

帝都は平地に栄えている いつの間にか噴煙が登り始めていたが位置的に見えない

アトランティカ軍側の進行ルートだと天候上の関係で視界が悪いのだ 時は速いな

今日はもう夕暮れの様だ 後方部隊の弓兵を従えて意気揚々と進軍の準備を始める


「夜になったら一気に攻勢に出るぞ それまでに敵の本陣まで辿り着くんだ」ラぺ

「フンッ どうせなら 昼間の内に仕掛ければ良かったものを」ヘススが愚痴る様子

「態勢万全の方がいいに越したことない お前はまだその辺りが若い」熟練のバズ


「滑稽だな大帝国が 小隊と司令まで弱腰とは クク 今期の覇権は我等が頂くぞ

ひょっとしてレムーア軍の間抜けに苦戦していたのか?」ロッティは知らないのだ

「嫌だわ 寒気がするじゃない このブルボンヌとあろうものが 勝てるハズよ」


幹部全員で乗り込むのだ 偵察や後方支援も凝り込んでいる 中枢を支配が王者と

 古からの伝統らしい彼等にとっては ここはオリジナル 蛙は大海を知らず――

ラム帝国側はポポカ・フンガ山の位置を把握していた だから撤退命令を出したが

誤算もあった、この山岳地帯に潜んでいたのは魔獣ではない 太古のドラゴン族だ

絶滅種が戦場で暴れているのは各勢力共に見ている 闇の結社達は結果に過ぎない

アトランティカ軍には馴染みの死神がいる 何処へ行ったのだろうか これは戦争

大きい事はイイことさ 読者が更に楽しませろと これは常人達の物語ではない!




その頃、作戦室内


「えっと何かヤバくないすか先輩方 俺達そろそろクビになるんじゃね」タロー君

「待ってよ エリカ達デビュー確約まで食い下がるからね! 恋愛でいいってば」 

「へ? シルヴィさん責任者じゃないけど ラム帝国のお嬢様がケツ持ちよね♪」

「おい貴様等 随分と調子がいいではないか! ホログラムを出せ」嫌だね手下は


「あーあ モカさんのお友達コイツ等じゃない気がするのに とばっちりかよー」

「まだよ! まだ終わりませんわ 言っておきますけど此処でアボンは無しですわ

色々と納得いきませんの まさか令嬢に押し付ける気ではないでしょうね」悪役~


おや、気を利かせたのかボーイ達がお茶を淹れてくれる様だ 彼等は賢いな 成程


「お戯れをご主人様私共が執事でございます 今後ともどうか良しなに」イケメン

「ずずず もう分かんねえなシルヴィ先輩、まあいいや 盛りなさいよねこの後も

これ書き殴りスタイルにしてないのは分かりにくくなるからよ 人数も多いからね

逆に少ないと進行に難儀するわよ 短編だったらいいけど 雑魚名とか出てないし

今の時点で出演者どれぐらいなん?(固有名は40人超えか)一冊分でこれだとさ、

本当はもっと多いけどチョイ役とか やられたら出て来ない敵 戦記だもんねこれ


脚本を学んでないとまとめられないから実際 長編構想って楽じゃないの(´・ω・`)

ムカつくわねー ネタは拾って来てるのかしら、もう大体語ったんでないの私等が

多分ファンタジーだから覚えられるのよ 現代風だともう少し減らさないとまずい

セリフ多めなのは印象に残らなくなるから各自が そうでしょ 比べてみればー?

普通は8人程度だと思うわ、余計な心理描写多いもん 背景ついたらウザイっての

アドベンチャーとRPGは説明より喋らせろ 感情移入出来ないと面白さは半減なの


筆者によって変動する部分かなー 多い人もいるか 華やかさが増す方がいいって

小説でスポーツものが少ないのはこの辺が理由かも知れないよ(集団戦は特にな)

個人技でもどんどんライバルとか勝ち抜きあるから 漫画は逆で動きが見えるから

水泳、アイススケート、野球、バスケットボール(お前の薔薇に持っていくな😠)

何言ってるの 健全でしょうが♂ 勝手に穢れた妄想とかないって 売れるもんな

カップリングに困らないってス・テ・キ♡ ホラホラ 勢力図は昔と違うのよ今」


ダメだ 駄目だ! 意見は公正に汲めと言ったハズ 油断ならんわい 認めんぞ~

ここまで来て腐らせるわけにはいかない 何故友情で我慢出来ないのか 反省せよ


「カトレアのターンでしてよ♪ うふふ ワタクシは選り好みは致しませんのよ♀

専用のコンテストがあるのですから社会的には需要が出ている 原案は百合ですの

オホホ お前の恥部を読者に知ってもらいなさいね R15で挟み撃ちの気分はどう

変態はこれだから 淫語はダメですってよ~ 責める姿勢を評価なさいm9(^Д^)

世間の厳しい視線は自分ではなくて? 常連に意見を求めてご覧なさい高評価ね★


古代人だろうが現代人だろうが戦わなければいけないのです(別の扉かよ!( ノД`)

食事が喉を通らないわね~今回のテーマは 朗読させたいわ、他のサークル連中w

効果音が使えなくて残念ですわ ピーッ! とか バキューン! とかするクセに

まさかのダブルインパクト 前線より危険度はお高めの定期で如何かしら まだよ

こんなもので終わる訳がないわ全く、まだまだ語り尽くせていないんですのよ!」


その辺で勘弁しろ・・・この手の趣味の人間が集まると際限が無い 同志は怖いと

彼女達は自分の欲望を満たすために 今日も頑張るのであった これでは疲労する


「ちと待ってくださいよ 俺等の言い分聞かない気すか もう少し語りますかw」

「な? 人数多いとこうなるってマジ モカさんは遠慮しとくわ 白熱ライブ~」

「//さっきのボーイは? もうワンドリンク希望だぞメリッサは 続けるでしょ」

「エリカ達もサークルなの忘れてないでしょうね ライバルと差をつけなきゃね」


「おっと これは気が付きませんでお嬢様方 いけませんねぇ勝手に宴などとは

パーティーでしたら予め このシン・ツルギ共にお任せください」アホか君等まで


「この作戦室の統括はカトレアですの 意見が強くて当然です、収録中でしてよ

危うく常識に屈するところでした 文芸なんて書くわけないじゃありませんか今更

これで江戸川乱歩賞や芥川賞なら審査員がひっくり返ります 破り捨て案件ですわ

出すわけないですけれども応募要項に沿ってない作品は評価の対象外ですってよ?


たまにいるそうなので、嫌がらせかしら 必ず1巻で打ち切るレーベルとか・・・

もう倒産してるみたいですわね 赤いライ○ング ご存じかしら 悪名高き編集部

N系サイトをつまみ食いして作者を使い捨て 大物も何人か出版してたらしいわね

移籍出来た人はマシですのよ、実力あったのに契約先がアウト魔女は知ってます」


クソして寝ろ! 被害者は多いと聞いたが 先進国にあるまじき行為ではないのか

他にも潰れた社があるが 別の筆者が語るだろうさ 確約取り消しなら引退だろう


            第34話 5232文字 某日 (続)

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