・【資料】超人図鑑③
【アルキメデス】
スーパーヒーロー。
最後には
【ラーテル】
スーパーヒーロー。
終戦直後から1970年頃までのの核実験や環境汚染、超科学事故や超人実験の結果生まれる事が多かった
【ダークライオン】
スーパーヒーロー。アフリカの小国シバ・ヌビア王国の王子、アスハ・セラフィノ・ニカウレー・ビルキース・マケダ。エチオピア正教とコプト教、イシス教と精霊崇拝が混淆した土着宗教・ブラックマリア教の教義に基づく自然食・薬物・精霊憑依などの修練法で肉体を超人化し、ネメアの四肢の毛皮と混沌蛇アペプの鱗、契約の箱を縛った紐で作ったと言われる聖遺物や魔獣の毛皮を組み合わせた強化服を身に纏い変身する。ドレッドロックスヘアと獣の仮面、毛皮のマントを翻すその姿は他のヒーローとは一線を画した強烈なビジュアル。
アメリカ留学中に公民権運動に加わり、レントゲンの右腕として
汎アフリカ主義の理想と、その裏に暗躍する
エジプトのナセバ・ナル大統領、エチオピアのメンチギル・ハイル・マラー書記長、リビアのダダフィ大佐、ウガンダの独裁者イル・ガミン、ダホメ王国のババル一世、新ベニン王国のラタクセルクセス大王、中央アフリカ帝国のバッカサ大帝、アンゴラのンジンガ二世、果たして誰がヒーローで誰がヴィランでだれが
【“バラセンガラス”四島君緒】
作家/戯曲作家にして右派政治結社/民兵組織
旧大日本帝国の人体改造による超人作成技術研究の最終段階にして最強の到達点である、
荊棘線と鴉、八咫烏の霊を宿す
他の
完成直後に終戦しまた空襲で建物や研究者も破壊され研究所が解散。終戦直後に一人放り出され、自分の体を解析して技術を身につけ人を募り後に
四島君緒は筆名で、本名は
尚、岡と小杉を誘った経緯については、岡と小杉が大阪万博計画委員会候補繋がり、そして小杉と四島が作家繋がりで、怪獣生け捕り展示・怪獣剥製展示に岡と小杉が頑として反対して万博計画委員を馘首になった時、自棄酒に付き合ったのが切っ掛け。その頃には二人も裏で縄文呪術と
(余談だがこの居酒屋は悪魔別星人フェイストの行きつけの店であり、ちょくちょくハイパーマンの依代であるゴハンマン=林正志を連れて飲みに来ていた事でも知られている)
「今回も割り勘で頼む、ハヤシ・タダシ」「何だ、あいつらも来てるのか」
“マスクドラグーン”藤郷猛弘の事を、正義の味方としても個人としても愛していた。
尚、勝つ気でいるとはいえ勝つとは限らぬと、死後公開を想定し大量の情報を残していたが、
【“ヒトデボンバー”
芸術家にして
天津甕星の霊を宿し、睨み付けた相手を
芸術探究の過程で縄文呪術に目覚め、そこから【まつろわぬもの】達と接触。文明進歩の名の下に古き者を消してゆく世に抗う事を決意した。
呪術を会得した上で
縄文呪術の力で金・白・黒の三つの顔を持つ芸術怪獣サンフィロトンを召喚し使役するという切り札も持つ。
余談だが
【“アイアント”小杉右京】
SF作家にして
大坂で発生した鉄を食い金属の体を持つ
その戦闘力は
真に残るべき、残るに値するものは何かという観点から未来を考える理想主義的破壊者であり、超人類帝国の【超人のみの世界】という理想に呼応し、東京を超能力で封鎖する【首都消失計画】、日本列島を自身で海に沈める【日本沈没計画】、病原体で旧人類を一掃する【復活の日計画】等、極大規模の破壊を次々計画した。
最終的には四島事変より前、超人類帝国との最終決戦においてマスクドラグーンとサイオマンのコンビに打倒されている。
【“マスクドラグーン”
機械を完全に体に融合させた通常の
人の善き自由を守るべきを人間の美質とする善なる心の故に、
一度バラセンガラスとの戦いで瀕死の重傷を負うも、かつて助けたデビライザーが命を捨てて使った魔剣の最後の力により蘇生しマスクドラグーン
マスクドラグーンDとしての姿の特徴として、デビライザーの魔力を象徴する月や月光を思わせる意匠が追加されたことが挙げられる。
素の性格は意外と柔和で若者らしいところもあるが、悪が為されていれば命を賭けて飛び込む気質をしている。また四島君緒が表したようにかなりの眉目秀麗だが、人助けを惜しまぬ優しくそれでいて風の如く爽やかな人格の故に四島君緒、キジンダー、デビライザー、プラチナマスクの四人から思いを寄せられていた。
【
海軍中将。無音建武隊総司令官にして万能戦艦高天原艦長兼無音建武艦隊司令長官。
同部隊は神武超鋼殻による陸戦隊の他に主機を小型重力炉に換装した伊201級潜水艦を伊204~208の4隻、伊401級潜水艦伊407を一隻、水上ジェット戦闘攻撃機噴式震嵐改を伊407に3機、高天原に5機艦載する潜水艦隊でもあり、戦後からの東南アジア各地での独立戦争の裏で、独立戦争支援の為植民地奪還を目指す押収国家の軍艦や輸送船を撃沈する事で物資を得、また同部隊が秘密基地を置くミステリアス島には妙に豊富な資源があった(照都中将の手記によると「自分達と同じようにここで潜水艦を長期運営した先住者がいたとしか思えない遺物すらあった」との事)為、それらにより生命と装備を維持し、高天原を完成させた。
戦時中イノセント島にも到達しており精霊怪獣マハロアの存在を知り、島の原住民達に日本はイノセント島の主権とマハロアの神性を尊重するという政府野決定を伝えており、精霊怪獣マハロア事件の際に日本が難を逃れた理由の一つとなっている。
真武超鋼殻を纏う為の強化改造を受けた超人でもあり、天象の名を号する真武超鋼殻の内【霧氷】を有する。
【
「我々超人は、刀折れ矢尽きるまで戦うという事が出来ない。我々は、五体そのものが刀だからだ。だから武装解除は出来ない。死ぬまで戦うしかない。……戦う事を止めたら、死んだ戦友に対して、裏切りになってしまう気がして、出来ないんだ」
海軍少佐、無音建武隊陸戦隊長にして万能戦艦高天原航空隊長。
これは同武隊が超人空挺切り込みを行う為の任官となっている。
傭兵として旧連合国を相手にする各国の戦場を渡り歩いてきた。
真武超鋼殻を纏う為の強化改造を受けた超人であり、天象の名を冠する真武超鋼殻のうち、最強クラスである【雷霆】を与えられている。
武士道を重んじる熱血的愛国者であるが、詩情を愛し、死者を忘れられない繊細な側面こそが本質の悲しい戦士。
【八紘犬士】
第二次世界大戦を戦った日本の超人兵士。
自らも犬と人間を合成した
彼以外の日本軍の超人兵士、エースパイロットを改造した飛行超人である大空侍、水中戦闘用超人でありまたその頑丈さから空中投下し落下し敵陣を破壊しそのまま空挺部隊の前衛としても活動可能であった神兵太郎は戦死したが彼は生き延びて復員し、戦後、喫茶店カンカを開業。
コーヒーとカレーが旨いと評判であり、初版の事情から正義の味方と悪の幹部達が顔をつきあわせ腹を探り合う溜まり場の一つとなった。
後に重装甲生存性特化故に鈍足で於いて行かれつつも生存性故に南の島で一人生き延びていた冒険王弾鉄と再会を果たす。
【スコルピウルフ】
狼と
最も過激な新左翼である反日本主義者・打愚衝角のリーダー、樫村がその正体。
八紘犬士の発展系であり、戦闘能力が段違いである上に使役できる改造狼の数に上限が存在しなかった。
幾度かの破壊活動を計画し何度かマスクドラグーンと戦うも、最終的には敗れ去った。四島君緒に対しては、反骨と感服の入り交じった複雑な思いを抱いていたと残された日記に記されている。
【カミキリサンダー】
カミキリムシと
幹部級を除けば最も強力な
富士山反射衛星砲設置作戦【冥王星計画】を主導、マスクドラグーンと激闘を繰り広げるが敗れ去った。四島君緒への強い忠誠心とマスクドラグーンへの強い敵愾心を抱いていた。これは、四島の側近であった山口少年ことアンボイナイフとフィクサー・小田俊三暗殺事件で知られるカミカゼトンボも同様であったと伝えられている。
【ヤドカリジャック】
新左翼
〈折り畳む〉というジャックナイフの特性を拡大解釈し、自分を機会の中に折り畳む事で自動車や列車や船舶や航空機に融合し乗っ取る能力を持つ。
新左翼の闘争資金獲得闘争手段・ジャック作戦の為にバスジャック・シージャックを繰り返し、最終的によど号ハイジャック事件を引き起こすも、マスクドラグーンに倒された。
【バタフライニードル】
ベトナム戦争従軍拒否でアメリカを追放され、日本で1971年に行われた異種格闘技戦で足を負傷したムハマド・アリーを被検体として改造。
蝶と針、古代の邪教神である常世神を融合させた。
高い機動力と攻撃力、バタフライエフェクトを操る力を持ち、マルコムX暗殺などアメリカ合衆国第二次内戦の不安定化工作に従事した。
【カンナビガス】
ヒッピー指導者に大麻と毒ガス噴霧器と大麻と宗教に纏わる様々な神霊を融合した存在。それら神霊の力により撒き散らかす大麻ガスに単なる大麻系ドラッグの薬効を遙かに超える様々な効果を付与する。また、LSD等大麻以外の麻薬成分も自在に分泌可能。
第二次内戦で混乱するアメリカに、アメリカ政府の超人製造実験計画MCウルトラの被検体であった
口元を露出させたマスクを被る者の多いアメリカンヒーロー達は周囲に麻薬の煙をまき散らすこの怪物相手に接近する事が困難であり苦戦を強いられた。
メタルプレジデントのようなフルフェイスマスクのヒーローでなければ接近すら不可能であったが、肝心のメタルプレジデントがマリファナくらいやっちゃうぜというチョイ悪親父だった事もあってややこしい事になる。
後に一大多国籍テクノロジー企業Seed.Incを立ち上げるMCウルトラ計画にによる
【ロケットホース】
大日本プロレスのプロレスラー、ビッグ馬野を正体とする、馬とロケットエンジン/ロケット砲、珊底羅大将を融合させた
師である日本プロレスのプロレスラー、力王道が犯罪超人に手も足も出ず殺害された事から、「武器にも超人にも負けない超人の肉体」を欲し、組織に加わった。
プロレスラーとしての強靱な肉体を強化され優秀な戦士として
【ジェットボア】
超日本プロレスのプロレスラー、アイルトン猪倉を正体とする、猪とジェットエンジン、宮毘羅大将を融合させた
師である日本プロレスのプロレスラー、力王道が犯罪超人に手も足も出ず殺害された事から、「武器にも超人にも負けない超人の肉体」を欲し、組織に加わった。
プロレスラーとしての強靱な肉体を強化され優秀な戦士として
【ツルハシゴート、シールドシープ】
新左翼
ツルハシゴートがツルハシと角による突撃と呪術による攻撃を、シールドシープが盾と衝撃吸収強化羊毛と身代わり霊力による防御を担当する。
国際空港建設に反対する地元民と、それに協力した新左翼が行った武力闘争に出現した。ツルハシゴートは新左翼のメンバーの男性で、シールドシープは地元民の女性。
闘争の中で恋仲となった二人だったが過激化する闘争について行けず苦悩するスパークシープと愛を振り切って闘争に邁進するツルハシゴートの二人は、悲劇的な結末に至った。
【ダブルシャドー】
女怪盗ラ・ベルを負っていた刑事日陰万太郎。だがしかし、ラ・ベルが盗んでいた美術品はソレと知られずにいた
日陰万太郎も瀕死の重傷を負うが、そこで
影に包まれた体は光と影を操り、立体と平面を自在に行き来する。
一時は刑事超人として公営正義の味方となった彼だったが、隠密能力だけなら当時日本でトップの力を持っていた為もあり、事件が仕組まれた可能性がある事、黒従事軍という謎の政府内秘密結社の存在に気づいた事から、ラ・ベルの影と“二人きりの単独行動”を開始する。
【UFOマスク】
墜落したUFOの残骸を材料に
その頭脳と力を正義の為に使おうと考えた純粋な善意の持ち主で蟻、また、正義の味方が怪人を必殺する風潮と、ヒーローが何度捕らえても悔い改めないヴィランが脱走し再犯し犠牲者を増やす事実、その双方を憂いていた為、UFOの技術を用い“人間を善人にする”能力を発明する。
しかしそれは事実上の洗脳ではないだろうか。その指摘とその能力、解明しきっていたと思っていたUFOの機能が徐々に彼を蝕んでいく。
「善を強いんとした哀れな者よ。強いようとした善の本質も、己の力の本質も知らずでは、為せる筈も無い事だ。お前の望むような善は、浄土彼岸にしかありはしない。介錯してやろう」
最終的に暴走、四島君緒/バラセンガラスに殺害された。
【ナスカアックス】
飛鳥地方の遺跡から顕れた、強くて半裸でヤバい奴。何がヤバいって言葉が通じない上に価値観が完全に原始人。辛うじて自分が居た場所を「ナスカ」と言っている事、現代の言葉で自分が持っている武器の事を「アックス」という事を認識していることは分かる。
あと彼を辛うじて半裸に留めて居る装束が
大斧を振りかざし雄叫びを挙げる事で赤と緑のケバケバしい獣人の姿に変身する。
店の食料を金を払わずに食ったりするが、悪事(彼の基準による)をしたり自分に優しくしてくれた人間を虐めた相手はヤクザだろうが
仲良くなった子供を囮として誘き出され黒従事軍の実戦テストとして殺害されるという非業の末路を遂げる。
【ジュエルセブン】
菩薩仮面と七色天女の間に生まれた息子であり、当初それと知らずにインドの山奥に隠棲していた菩薩仮面に鍛錬を受けた、超人兵士同士の間に生まれた奇跡の超人。
超人兵士の身体能力と、修行で得た霊能力、神秘を宿した七つの宝石を組み合わせ、身体に強度と力を与えるダイヤモンド、炎を放つルビー、水と冷気を放つサファイア、植物を操るエメラルド、土を動かすトパーズ、毒や薬を生み出すアメジスト、幻と光を操るオパールの七つの力を行使する。
黄滅の刃、挑戦連合、曼荼羅団など、日本を侵略する為に送り込まれてくる
菩薩仮面や七色天女の古典的な非殺の精神を受け継ぐ高潔な正義の味方だが、超人としての姿が菩薩仮面や七色天女、
【キジンダー】
特殊な
絶世の美女だが本人は注目を嫌う控えめで臆病な性格であり、普段はコートやサングラスやジーンズのズボンなど魅力を隠すような出で立ちを好む。
戦闘時は普段の長い黒髪が赤青二色となり体表が硬質化、少女の顔を抽象化したような仮面と白い外骨格を被った姿となり、電気を操って戦う。
この戦法は機械支配能力の応用でもあるがかつて【
ダメージや悪条件時に
【プラチナマスク】
特殊な個体で、最も本物の巨大超人に近い粗製巨大超人。人間サイズでも巨大サイズでも戦闘が可能であり、粗製巨大超人の能力であるファイトフィールドを打ち破る力を持ち、またその仮面を解析する事で粗製巨大超人や
【デビライザー】
超古代研究に執着する父、逃げた母という愛を知らぬ家庭で育ち、知りすぎて事件に巻き込まれ死を招いた父が残した魔剣デビライザーを継承し悪魔の力を得た少女。当初は愛と正義を願い求めていたが、魔剣から流れ込む人類の負の歴史の記憶、【まつろわぬもの】との凄惨な戦い、その中で見つめまた自分も怪しまれ猜疑される羽目になる差別などの人類の悪の側面に心を病んでいった。
だがそんな中で出会い助けられたマスクドラグーンのあり方に初めて愛を知り心を救われ、彼が瀕死の重傷を負った時に魔剣の最後の力を解放、己の命を捨ててマスクドラグーンを復活させた。
これによりマスクドラグーンはマスクドラグーンDに変化。霊的能力がパワーアップし、真空中でも全力発揮が可能となった。
【サイオマン】
超能力で蝶の姿の超人へと変じる“蝶能力者”。
一時は荒む事もあったが、そのあり方からベール二世に認められ、ベール二世を倒した後に彼の武器である“三つの
【必殺ザ・バッド】
恋人・護堂明日香を
白と黒の二色に塗られたガンマンを思わせるソリッドでスタイリッシュなデザインをした姿の
水難救助用の拍車めいて足に取り付けられたスクリューを凶器にして蹴りでぶち込んでズタズタにする、高所救助用のウィンチガンを相手のどでっ腹に打ち込み巻き取り内臓を引きずり出す・首に絡め絞め殺す、火災・化学事故救助用の掌に仕込んだ汎用ガス生成装置を相手の口に密着させ肺を破裂差せるなどの強烈な残虐ファイトを行う。また、戦闘用専用バギーであるザバッギーを装備として有する。
【バロンA】
偶然その指輪を手に入れた、少年・北辰星太郎と少女・南月子が変身する超人。
古代ギリシアの鎧と猛禽を融合させたような意匠の、中性的な体格の姿。
マスクドラグーンに負けない身体能力とキジンダーに勝る防御力、サイオマンに匹敵するかそれ以上の超能力を持つが、二人の幼い心の絆が乱れると力が弱まってしまうという弱点を持つ。
二人が戦う切っ掛けとなった
【忍者捕物隊】
仮面の男服部健児率いる、彼を含めて五人の忍者部隊。陸上自衛隊警備情報課所属の公営正義の味方。
一応
【チームファイブ】
壊滅した忍者捕物隊の後を継ぐ陸上自衛隊警備情報課所属の公営正義の味方。
空中戦用のスカイワン、水上・水中戦用のシーツー、喫茶店カンカのカレーが大好物な陸戦型のアーススリー、医療・救助仕様のメディカルフォー、特殊部隊仕様のスペシャルファイブの五名から成り立つ。後に専用巨大人型機動兵器エレクトロVが製造された。
この武装強化は忍者捕物隊が完敗した
【コーアンナイン】
警視庁公安部所属の公営正義の味方。灰色と黒にペイントされたスタイリッシュなデザインをした
弾丸より速く走る加速能力と光線銃、それと電子計算機制御の機械を自在に操る現在で言うハッキング能力を持っていた。但し、製作当時は電子計算機制御の機械が殆ど無く宝の持ち腐れだったという未来を先取りしすぎた勢いある時代を感じさせる逸話持つ。
数少ない公営正義の味方として前線に立ち続けざるを得ず、退職を許されず何度も再改造を施されながらも戦い抜いた。
「ヘビースモーカーなんでね。この体じゃなきゃ、肺癌で死んでいただろう。それを考えれば退職できないくらい何とでも無いさ」
とユーモアを言う、タフな男。
部署は違うとはいえ同じ警視庁所属の公営正義の味方であるメカ
【メカ
機械仕掛けの狼人間を思わせる顔と戦闘時には装甲と関節がスライドし一回りパンプアップする体の上からコートとハンチング帽を纏う。パワフルな格闘能力と大量の重火器を内蔵。
法を愛し犯罪者を憎む心をプログラミングされている、特車人間五式殺
確かにキジンダーが原因ではあるがその時キジンダーは心神喪失の暴走状態でありまた
また、彼の製造には黒従事軍が一枚噛んでおり、彼には
本来は刑事としてではなく黒従事軍の兵器として生み出されたが、己が負うキジンダーが暴走兵器ではなく人間と同じ心を持つ事、逆に自分がキジンダーのような在野の正義の味方を抹殺する為の暗殺兵器でしか無かった事実を知って発狂・暴走。
「法と、法が実際に適用されるまでの間には、深く昏い闇がある。民意と民主主義の間と同じくらいにはな。後者は民意の暴走を思えば時に善し悪しだが……残念ながらお前が嵌まった闇から救う手を、私はこれしか知らん」
技術的に最早助からぬし正義の味方達には殺せぬし仲間殺しはさせられぬと判断した四島君緒=バラセンガラスに破壊された。
【黒従事軍】
斉藤小作総理大臣の肝煎りで作られた、正義の味方排斥による日本全超人の政府一括支配を狙う【
チームファイブ用のパワードスーツから個人の特技に合わせたカスタマイズやレスキュー用装備を廃止し画一的に訓練された兵士に最適化し戦闘力と量産性を向上させた装備を、警察・自衛隊・海上保安庁・警備会社・企業保安部などから招集した、政治絶対主義・反正義の味方主義として見定められた、あるいは素養を見出され“教育”を施された者達に更なる訓練を施して編成された。
四島事変最終段階で実戦投入されるも、全超人の支配は最終的には全国民の支配にも繋がる為、全正義の味方・全怪人から攻撃され壊滅した。
実際単体のカタログスペックではチームファイブを凌駕し数もチームファイブより遙かに多かったが、無個性な超人の軍隊は一流の英雄超人からすれば「一人の対処を覚えてしまえば、後は皆同じ」でしかなかった。
事実、先に編成された大日本帝国の真武超鋼殻部隊は、一体一体装着者の個性に合わせたカスタマイズが施されていた。
【ブレイダー】
キジンダーが有する
制御不能の危険な機体なので封印されていたが、キジンダー相手に
おかげでヘルバートは自分が作った相手に頭を下げて宥めながら地位も名誉も報酬も自由も思いのままだからと懇願する羽目になった。
クールな青年の姿と赤・青・白銀の色を部分的に配した黒い外骨格を持つ戦闘形態という二つの姿を持ち、銃・散弾・砲・ミサイル・擲弾弓・電磁ロッド・高振動ナイフなど全身に様々な武装を内蔵し、戦闘バイク・
尚キジンダーと共に名前は日本での通称で、本来の名前はキジンダーが【
つまり貴人ダー(機人ダーとのダブルミーニング)と無礼ダー(ヴェラーターと音感が似ている)という訳である。
最終的には恋愛感情でキジンダーを狙うようになる。
【エースタイガー】
本名は
片手に脇差片手に対超人強化拳銃という独特の戦闘スタイルを用いる技巧派。
様々に所属を渡り歩くが、己と引き分けた侍シシハヤテGとの決着に固執する。
少年時代から殺しの世界に生きており、子供の頃から正義であった侍シシハヤテGや愛や正義や平和といったものに独特の複雑な感情を抱いている。
侍シシハヤテGへの対抗心から魔道へ落ち、
コレにより侍シシハヤテGはゲイルライガーGGへとパワーアップした。
【超神人少年ベール二世】
今は昔のメソポタミア。巨大な
神と崇められた蝶能力者の血を引く末裔のうち、完全な力に目覚めた唯一の者。
金髪紅眼、紺色の詰襟学生服を身に纏う少年。
その超能力を狙われ東西のスパイ組織に狙われるが返り討ちにし、
それは古代超能力神文明の遺産でアリ、自らも山を砕くも海を陸に上らせるも思いのままの絶大な超能力を持つが、それに加えて“三つの
飛行兵器である凶鳥アンズー、水中兵器である海竜ムシュフシュ、そして変幻自在の不定形陸戦兵器である変身キングゥ。
その三つを合体させ、ティアマト女王という巨大ロボットを形成させる事も可能。
浅ましく超人に寄生しながらその超人を支配しようとする悍ましい雑草たる現生人類に愛想を尽かしており、超人のみの世界を作ろうとした。
【
【まつろわぬもの】の長、古代人にして魔術的な
三重の命を持つもの。呪いの王。
面長の顔立ちをして目元を白い饕餮紋仮面で隠した人間のような姿をしている。僅かに赤く装飾の入った黒い古代の呪衣と縄文を象った紋様を縫い付けた白手袋を着用。
異様だが荘厳な威迫の持ち主。
人を嫌うが、人の世を呪い人ならざる者に成り果てんとする者の事は【まつろわぬもの】たれと導かんとする。故に不幸な身の上で魔を宿すデビライザーを愛し、共に世を呪おうと【まつろわぬもの】に誘った。
その誘いを断られ、デビライザーがマスクドラグーンに教わった愛と正義の心で抗った事が、彼の滅びの原因となった。
【ブルーウルフ、イエローエレファント、ブラックローチ、クリスタルカメレオン】
「キジンダー、お前は美しいではないか。何が機械の怪物だ、貴様には醜い我等の恨みは分かるまい!」
「いや醜いって程じゃないよ! 外見的には寧ろユルいよ!?
「……」
「き、君はほら、正確なだけだから……完成されたデザインって事だろうから……」
ブルーウルフは高速戦闘型、イエローエレファントは重量級、ブラックローチとクリスタルカメレオンは隠密型。
市販品が大半の部品で安価に組み立てられて通常軍一個師団に匹敵する絶大なコストパフォーマンスが持ち味だが、ブルーウルフは間延びしてのっぺりしたブルテリアかUボートの舳先みたいな顔をしており、イエローエレファントは聴覚は鋭いが外耳に相当するパーツが無い上に全体的に四角いので象というより駆逐戦車か何かに見え、クリスタルカメレオンはカメレオンなんだかカエルなんだか遮光器土偶の目を付けたジャガイモなんだか分からん性能こそいいが微妙な味わいのデザインをしているのによりによってブラックローチだけ滅茶苦茶リアルな巨大ゴキブリなのが大不評とデザインに問題がある。
開発者である
指導者として外見も大事だった【
余談だが、こいつらも名前は日本側の呼称であり、本国ではドイツ語のコードネームで呼ばれていた。
【“ウッディオウル”ヘルバート・ギルシュタイン】
科学結社メトロポリス残党であり、
というか、首都伯林を超人空挺強襲するマーケット・ガーデン作戦で打倒しなければ滅ぼせなかった
最終的に生身の肉体を捨て【時・分・秒の全てと違う“第四の時間”を差し込む】という彼以外には理解不能の特殊機能を有する、木星の柱時計と
【デビルエッグ、ビッチブレイブ、アンブレイカブル、オールマン】
ディ・シィ・コデックスでもマーベラス・コミュニティでもない新しいヒーロー団体を作らなければ
オールマンを除き若手揃い。デビルエッグは
政府がエクセルシオールに屈服した事により大の虫を生かし小の虫を殺すとして寝返ったオールマンの裏切りに苦しみながら、野放しのヴィランやそれを操る
【ファストブラッド、バーバリアン、ポールバニヤン、ハードラック、サイレンス】
ディ・シィ・コデックスでもマーベラス・コミュニティでもない新しいヒーロー団体を作らなければ
ベトナム派遣ヒーローの生き残りであるファストブラッドがカンボジアから帰還後発起人となった。ちなみにファストブラッドは戦場帰りだけあってアメリカンヒーローには珍しい必殺技“スタリオン・ストレート”を持つ。全身の血流を制御し身体機能を増大させる能力を最大出力にして放つストレートパンチは狙い通りに当たれば大抵の超人をKOする。バーバリアンは古代の剣闘士じみた装束を纏う剣の使い手、ポールバニヤンは開拓時代の伝説存在が蘇った
実は
【ツートンカラー、カエサル、Drロスアラモス】
魔術師マイケル・アランに見出された三人のヒーロー。一時期
ツートンカラーはミスターUSAの弟子でもあり、彼の過激さと情熱の双方を更に過激に受け継いだ、白黒二色に塗り分けられた無貌の覆面にソフト帽と防弾スーツという出で立ちの、同時代のエクセキュージョナーと同じアメリカでは珍しい必殺主義のヒーロー。銃器の扱いを得意としたミスターUSAの弟子だけあり、銃器だけではなくあらゆる武器野扱いに長けるが、何よりあらゆる誘惑や苦痛や超能力を撥ね除ける絶対に方針を曲げない超人的行動力こそが最大の武器。
イスカンダルは、ゴーストクルセイダーやメタルプレジデントと並ぶ頭脳とソルジャーステイツに匹敵する身体能力を併せ持つエリート超人で、核超人Drロスアラモスは破壊怪獣ガグラの細胞を自らに移植し核反応・核融合を操る力とそれを可能とするだけの超知性を持つ、アメイジングマンやマーベラスマンに勝るとも劣らぬと恐れられた最強クラスの超人だった。
だがなまじ賢かった為か勝ち目が薄いとカエサルは
最後まで戦い続けたのは一番能力的に地味なツートンカラーであり、
【怒れる狂賢】マイケル・アラン
長身蓬髪長髭、偏屈そうな顰め面の老人。籠手を嵌め、蛇頭の杖を携える。
エクセルシオールの陰謀に屈したアメリカを救うべく新時代の旗手を求めさすらう蛇神の魔術師。
ツートンカラーやイスカンダル、Drロスアラモスなど様々なヒーローを見出しヒーロー社会に送り出したが、何れも彼の望みを満たさず失望と怒りを深め、この世を崩壊新生させる魔術儀式・プロメテウスの秘儀を行わんとする。
【“エクセルシオール”マイリー・スタンス】
最初期ヒーロー・ヒューマンライトのメンテナスマンにして多くのヒーローを育て上げた
その正体は
スーパーヴィランとしての姿は差ペン先と王冠を象ったサングラスと一体化したヘッドギア、同じくペン先を象った籠手、アメリカ超人らしいボディスーツとマントという出で立ち。勿論、普段は隠しているが全身筋肉ムキムキ。
第一世代のスーパーヒーロー達に接するうち、仰ぎ見るのではなく超人を手に入れ思うがままに支配したいという欲望を抱く。
その欲望に
【グリム、グリッティ】
(“第三次世界大戦”事件後、引退した老ソルジャーステイツに対するインタビュー)
「一番しんどかった事は何ですか? こう、痛いとか苦しいとか死にそうとか助けられなさそうとかとは別に、ヒーローである事にうんざりした時に、それをどう乗り越えたかを伺いたくて」
「……そうだね。そういう条件なら……グリムとグリッティが私とミスターUSAの生モノBL同人誌で
「す、すいませんでした。では、純粋に一番悲しかった時は」
「(食い気味に)やはり
「……すいません、本当に“謂われは無かった”んですか?」
「い、インタビュアーさん。何ですかその目は、その荒い呼吸と鼻血は」
エクセルシオールに仕える
残酷嗜虐暗黒腐女子双子姉妹超人。メリバ生温悪堕闇堕死別上等バドエン至上主義。
あらゆる悲惨な運命への展開を思いつく天性の才能を持つ地獄の参謀として、スーパーヒーロー達や
恐るべき事に身体能力も高く、加えてグリムは幻覚を見せたり精神を破壊する能力を、グリッティは触れた物体を鑢にかけたように削り取る能力を持ち、敵対者を
相手の愛する者の死体をバラして居ない隙に家の冷蔵庫に突っ込んでおくという示威行動をトレードマークにしており、一時期は多くのヒーローが冷蔵庫恐怖症に陥りアメリカ中のヒーローの家から冷蔵庫が消えた程。
「おかげで暫く豆の缶詰と角砂糖で過ごした」
とは当時のツートンカラーのコメント。
「まあ冷蔵庫が無かったらクローゼットでもいいけど」
「街灯に吊るすのもね。あと、冷蔵庫を撤去した奴はヒーローみたいな当たりも付けられるのよ」
とはグリムとグリッティのコメントである。
「強気のミスターがオラオラと攻めるに決まってるでしょう!?」
「リベラルなソルジャーが敬虔なミスターに『これがアメリカのフリーダムさ』と言って攻めるのがいいに決まってるじゃない!?」
そしてミスターUSAとソルジャーステイツのカップリングに関しての意見の相違はこんな感じであった。
【アンノウン】
日本で確認された「存在しない超人」。
どういう事かと言うと、いくつかの映像や写真に、「周囲の人間や超人が明らかにそこに誰か居るように振る舞っているし、そこにいる誰かが特殊な力を振るって人を守ったり癒したりしている様子があるのに、そこには何もいない」という怪奇現象。
極めてマイナーな存在であり、激しい戦闘が伴う表舞台には殆ど出てこなかったため接触した超人も少なくバロンA、ナスカアックス、UFOマスク、バババの化子くらいであり、バロンAを構成する二人は小さい頃は覚えていたがこの件については記憶が曖昧だと後に語っており、ナスカアックスとUFOマスクが死亡した為手がかりは極めて少ない。
ただバババの化子のみが、こう言葉を残している。
「あの子等は、私達妖怪よりももっと儚い存在なんだ。一時の不思議。友達にしか認識出来ないもの。消えてしまう思い出。……本当の子供だけが夢見られる魔法だったのさ。少なくともあの時代では。私にも、出来るのは覚えておく事だけだった。でも怖がっちゃいけないよ。本来あの子達は戦う事が苦手の平和な存在だったんだ。けど、居なきゃきっともっと沢山死んでた。あの子達は人を癒し助け守ってたんだ。誰も覚えてないけど、私だけは覚えてる。あの子達も子供で、私は子供の味方だから。だから、約束しておくれよ。この言葉を覚えておくんだ。【魔女っ子】、【魔法少女】。何時か、そう名乗る子供がまた現れたら……どうか優しくしてあげておくれ、遊んであげておくれ、助けてあげておくれよ。……次に会う時のあの子達がどうなっているのか、今度みたいな平和な存在なのか……それは、分からないけど。私達はあの子らに恩義があるんだ。それを忘れないでおくれ」
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