aiしてるって遅すぎる!?
獅子雄誠
愛らぶゆー
知りたい事があるときは、誰かに聞けばいい。
誰かに聞いて分からない時は、パソコンで検索すればいい。
それでも分からなかったら……。
「タケル! 逃げて!」
その時俺は、学校にいた。
俺の高校、マリージョワ高等学院だ。
嘘のように開けた校庭で、女子生徒に追われていたのだ。
「そんな事言ったって」
なぜ追われていたかだって?
俺がキムタクの様にイケメンだからだ。
いや、キムタクの様に芸能人だって事がバレたからだ。
『ねぇ、タケル』
『何……?』
『キスってやっぱ甘いのかなぁ……』
『さぁな……』
『じゃあ、確かめてみようよ』
『……』
その時、卓也が俺の肩に手を回してくる。
『そう言えば、アタシ、さっき肉まん食べたばかりだった』
『通りで肉の匂いがする訳だ……』
『そんな事より、目をつぶって』
『ああ……』
知りたい事があるときは、誰かに聞けばいい。
誰かに聞いて分からない時は、パソコンで検索すればいい。
それでも分からなかったら……自分で確かめるしかない……。
(本当に……)
地球上で誰かが確かに見つけられた愛らぶゆーだ。
aiしてるって遅すぎる!? 獅子雄誠 @sisiomakoto
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます