第155話 革命軍

彼は、高級クラブのオーナー。

名だたる紳士淑女を虜にする人たらし。


裏方の私は、慎重に名士を振り分け、

彼の秘密サロンのメンバーを選別。


「軍を掌握している相手に武力で当たるのは愚策」

それが、彼のモットー。


彼は、革命軍のリーダー。

『蟻の一穴天下の破れ』

彼は、今日も地道に蟻を集める。


ー完ー


革命って、武力蜂起して敵を倒して終わりじゃないからね。

そして、独裁政権が一枚岩だとは限らない。

まずは、敵の牙城を崩すところから。

裏で革命後の社会の構築をしながら。


『蟻の一穴天下の破れ』とは、

頑丈に作られた堤も、小さな蟻の穴から崩れることがあるように、

どんなに盤石だと思われたことでも、わずかな油断・不祥事で崩れる。


彼は、その蟻の穴を探そうと?作ろうと?している^^


*****


明日のお題は『迷鳥』デス^^

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る