四天王の一尊にして七福神に数えられる毘沙門天さま、その足に毎度踏んづけられている天邪鬼。それが、毘沙門天の留守を見計らって、一時自由となった天邪鬼はおみくじの精・クミのところへ遊びに行きます。
そこでおみくじのお手伝いをするのですが、天邪鬼が参拝客に引かせるおみくじがこれまた天邪鬼で……。
言うこと為すこと本心とは正反対、これが天邪鬼。あまり良いイメージのない天邪鬼ですが、本作を読めば一転するでしょう。とにかくかわいくてほんわか、ツンデレ極まる天邪鬼が大活躍します。
そんな天邪鬼を踏んづける毘沙門天さまもさぞかし厳しいお方かと思いきや。ちょっとオヤジっぽいところも必見です。
短い物語で大変読みやすいのでお気軽に。
ぜひ、ご一読ください。