一章 転生
第6話 ゲームじゃない世界
癖のない白銀の髪は仄かな光にも淡く煌き、凍えるような青い瞳は透き通って、何もかも見透かしそうである。
幼いながらもそれぞれのパーツが絶妙な位置に配置され、眦は性格設定に反しておっとりと垂れている。
既に美少女であるが、将来は確実に絶世の美女と呼ばれそうだ。全く、前世とは比べるのも憚る凄まじい顔面偏差値である。
鏡に写る自分の容姿に、かつての一般人はどこか複雑な溜め息を洩らした。
前世での彼女は自分の容姿に、ごく普通の少女が持つ程度のコンプレックスがあった。
転生してから五年の月日が流れた。
昔から自分には、なんだか不思議な知識があるのだなと思っていた。
しかし比較対象する子供が周囲にあまりいなかったため、その本当の原因はなかなか分からなかった。
そして五歳の誕生日を前後して、彼女は寝込むことになる。
この間に、前世の記憶が本格的に統合されていった。
不思議なものである。
今までの自分と、前世の自分が一致している。
もちろん知識はこちらのものであり、これまで生きてきた記憶はある。
だが人格は、前世から一貫していると思えるのだ。
おかげでと言うべきか、彼女は周囲の人間からやや避けられていた。
それも無理はないな、と今ならば分かる。
前世の人格、知識、価値観。
それはこの世界では受け入れられないものだろう。
だが自分が、ずっと続いている。
自分でいられることが、前世よりもさらに難しいこの世界。
しかしそんな世界であっても、自分を通すのだ。
自分の名はトリエラ・クローディク・ローデック。
女ながらローデック公爵家の次代の嫡子だ。
ゲームの中においては、ヒロインを虐げる最大の悪役令嬢。
ただゲームをしている時は、その容赦のなさに痺れたものだ。
思考のパターンはむしろ、前世の自分と似ていた。
貴族の存在する世界で、平民からの養子であるヒロインなどに、どうして遠慮しなければいけないのか。
もっとも自分であれば、さらに容赦なくヒロインを排除していただろうが。
自分が本当にやりたかったのは、トリエラを主人公とした悪役令嬢ゲームであった。
ただそれは、ゲームの世界の話である。
今この世界は、ゲームではない。
つまり選択肢を間違えても、戻ることは出来ない。
またキャラが死んだとしても、生き返ることはない。
ゲーム中には一つだけ死者を蘇生させるアイテムがあったが、実際には誰かが死んだ時点で、ゲームをリセットするのが一般的であった。
ただゲームパートで特定の敵を犠牲なく倒すには、よほどの運を引かなければ無理であり、その時のために用意されたようなアイテムだと思ったものだ。
この世界にも同じものが、本当にあるのかは分からないが。
自分はむしろ味方がどれぐらい死ななければ倒せないのか、緊張感が楽しみでリセットなどしなかったが。
じっくりと育てたキャラだからこそ、それが失われることに価値がある。
トリエラはリセットボタンを押さない。
「ゲームじゃない」
死んだら終わりの、この二度目の人生。
それを知らせるメッセージが、今日もまた聞こえる。
『ぴこぴこ~ん。皆のマスコット、天使ちゃんです。今日も恒例の連絡です!』
これは一方的に知らされる、アナウンスのようなもの。
もっとも初めて聞いた時には、納得はしたが怒りは覚えた。
『またも本編開始前に、死者が出てしまいました! やっぱりちゃんとゲームキャラを選んでおいた方が無難だよね!』
初めてトリエラがそれを聞いた時、既に五名の選択キャラが死んでいた。
『これで死者は七人。まだまだ死ぬよ~。どんどん死ぬよ~』
メッセージは唐突に始まり、唐突に終わった。
トリエラはため息をつくこともなく、あの前世からこの世界にいたる、あの男とのやりとりを思い出す。
ゲームキャラたちは運命に守られて、ある程度はルートを変えることも出来ない、と言っていた。
つまり逆に言えば、ゲーム本編に必要ない、メイキングキャラはその守りがないわけだ。
このゲームの世界はどうやら、近世に近い中世ヨーロッパ風、と見せているがどう分類すべきかトリエラは正確には分からない。
もっとも人間の髪の色が青だったり緑だったり、はたまたピンクであったりするが。
詳しい人間なら色々と、突っ込みどころはあるのだろう。
魔法があるため、医療が未発達でも、それなりに病気などを治すことは出来る。
ある意味では前世よりも、死ににくい世界と言っていいだろう。
ただ、それは日本を基準とした話だ。
外国に何度か行ったことがあるので、世界の場所によっては、まだまだ乳幼児の死亡率が高いことは分かっていた。
そしてこの世界の医療や治癒魔法は、第一に富裕層を癒すためのものである。
貧困層に生まれたならば、普通に風邪で死んでしまうこともあるだろう。
あのキャラメイクシートでは、生まれる家柄なども選ぶことが出来た。
しかし高い家柄を選ぶと、多くのポイントが必要だったのだ。
自由度の高い、戦闘に優れたキャラを作るなら、家柄にポイントを割くのは難しかっただろう。
だがそれが罠なのだ。
裕福な家に生まれることの優位さを、前世では分かっていなかった者たちなのだろう。日本人ならそうだろう。
あるいはこの転生を本当に、ゲームの世界だと認識していたのだろうか。
ひょっとしたらトリエラに説明したあの男のようには、他の転生者にちゃんと説明しなかったのかもしれない。
どんなゲームであっても、想像すればすぐに分かることだ。
戦争や飢餓などで、人はたやすく死んでしまう。
それに裕福な家に生まれることは、それだけ生き延びやすいことの他に、戦闘訓練や学習などに時間を割くことが出来るのだ。
この世界の農村の事情などは、トリエラはまだ詳しく知らない。
だが日本でも普通に戦後などは、それなりに子供は死んでいたと聞く。
戦後と言えば、近代である。
前世の育ての親や、その友人たちは、平均的な日本人よりも、死に近いところにいた。
だからこそトリエラは、他のマイナスポイントを承知の上で、この生まれを選べたのだ。
ゲーム開始までは、運命で守られる。
つまりそれまでは、多少の危険を冒してでも、あの存在たちがある程度は守ってくれるのだろう。
天使を自称するあの存在が、そんな考えを補強してくれる。
ならばその、強くなるために必要なものは何であるのか。
まずは正しい知識だろう。
公爵家の屋敷には、様々な本を収納した図書室がある。
体系的な知識を手に入れるなら、ここは宝の山だ。
学校の図書室程度の大きさではあるが、数万冊の蔵書はあるだろう。
この世界というか、この文明圏の技術では、普通に植物紙が使われている。
そして印刷技術もある。それでも本はそれなりに貴重な物のような気がする。
装丁が前世と比べれば、立派な本が多いのだ。あるいは貴族だけに、そういう本を並べてあるのか。
文字に関しては、家庭教師から学んでいる。
ローデック家は文官の家系というか、魔道の家系である。
そのため基本的なことは、子供の頃から学んでいるのだ。
そう、この世界はゲームではないくせに、魔法はしっかりとある。
そして魔道という学問として、ちゃんと成立している。
魔法の使い方は様々であるが、ゲームのように相手を攻撃する魔法もしっかりとあった。
ただ魔法の仕組みについては、ゲームはあくまでゲーム。
実生活においては、ゲームにはなかった魔法が様々に存在する。
ただあの世界の描写を考えると、普通にそういう魔法も裏設定ではあったのではなかろうか。
ゲームの世界においては、魔法はコントローラーを使って、何を使うか決定するボタンを押すだけであった。
剣や槍を振り回したりすることとは、完全に扱いが違う。
この世界がゲームでないことは、説明書もチュートリアルもないことからも明らかだ。
だがまず、今のところは魔法を学ぶしかない。
それも魔法を使う前の、その理論の段階からだ。
地球とこの世界の物理法則は、おそらくかなり似ている。
だが魔法が存在するというその一点で、大きく違っている。
ゲームのストーリー通りに進行するとしたら、自分がまず身につけるべきは魔法だろう。
ただ前世の経験を活かすなら、肉体を使った戦闘も考慮しておくべきか。
そうやって本を読んでいると、魔法を使うための呪文で躓いた。
五歳の段階ですらすら本が読めるぐらいに、この国で使われている言語や文字は、簡単なものと言える。
基本的には表音文字で、前後の文字のつながりで、発音がやや変わる。
地球の言語であれば、アルファベットを使う言語が近いだろうか。
少なくとも中国語や日本語からは離れている。
前世ではそれこそ、英語の他には勉強などしていないが。
呪文に使われている文字は、明らかに現在の一般的に使われているものとは違う。
そもそもこれは、表音文字ではないのではないか。
文字の複雑さは、漢字を思わせるところがあった。
しかしそれに一般に使われている文字が混じっている。
かなり強引に見てみれば、日本語の文法に近いのではないか。
「これは特別に勉強しなければ無理」
この世界はゲームを基にした世界と言われた。
ただあのゲームの世界では、月が四つほどあったはずだ。
この惑星が、地球のように丸いのであれば、月もまた一つだけ。
地球の月と違うのは、その半分が灰色に近いということか。
他にも目立って大きな星があるが、他の星とは全く違う軌道で動いている。
あと発見したのは、星座が地球から見たのと似ているのでは、ということだ。
完全に地球の星座に同じなわけではない。特に顕著なのは、星座の方向がでたらめということだ。
目だって輝く二つの星は、それともまた違う。
この星はひょっとしたら、地球からそれなりに近い星ではないのか。
つまりここは異世界ではなく、違う惑星。
少なくとも天の川は、この星の夜でも見られるものだ。
ファンタジーと思ったらSFだった。
そういう秘密もあるかもしれないな、とトリエラは心の中にとどめておいた。
前世でかつて外国に住む養父の友人が、子供を連れて日本にやってきたことがあった。
子供は苦手だと思っていたが、その少年は言葉があまり通じないのが、かえってよかったのだろう。
あちらはそれなり、こちらは片言の英語で、会話が成立していたものだ。
その時に一番言われた言葉が「これは何?」というものであった。
今の自分はつまり、その子供と一緒なのだ。
知っていることは少なく、学びたいことは多い。
子供の好奇心に合わせて、学問はすべきだと思う。
天文学にも少し興味が出たが、それよりも重要なのはあの文字である。
なぜなら天文学は、自分で調べることが出来るのだから。
魔法に関するあの文字は、完全に読めないものだ。
ならばそちらは教師について学ばねばならない。
「姫様にはまだ危険ですな」
トリエラの家庭教師である老人は、魔法についてそう言った。
本来ならばあの図書室は、鍵がかかっているのだ。
ただその管理は厳重なものではなく、使用人でも昼間なら普通に手にすることが出来る。
しかし窓のない図書室は、外からの侵入者には強い造りをしている。
鍵にしても夜になれば、限られた者しか開けられないように、鍵箱に鍵をかけるのだ。
家庭教師は順番に説明していく。
「魔法を使うのに必要なのは、いくつかの手順です。その中の手順は、これまた色々とあるのですが」
たとえば図書室の明かりを点けるのには、魔法の道具が使われている。
あれは人間が普通に手を触れただけで、その魔力に反応するようなものだ。
「姫様の読んだ本に書かれていたのは、神代に神々が使っていた言葉です。この言葉や文字を正しく使うことによって、神々はその一言ですらも、魔法となっていたと聞きます」
同じく神代の人間にとっても、この言葉は一般的であったらしい。
しかし堕落した人間が魔法を軽々しく使うようになったため、神々はこの言葉や文字を禁じた。
やがて学ぶ機会が減って、厳密であった言葉も文字も、簡略化されていった。
そして言葉も文字も、魔法の力を失ったのである。
今の魔法使いに貴族が多いのは、その言葉や文字を学ぶ機会が多いからだ。
そして頭のいい平民であれば、この言葉や文字を使って、魔法を使うことが出来る。
もっとも魔法の行使には、また違ったものが必要になることもある。
それが術者自身の魔力であったり、術者に魔力がない場合は、魔力を蓄積しておく道具である。
「それに姫様はまだ、判定の儀を終えていません。これで適性が確かになり職階を選んでからの方が、学ぶのも早くなるでしょう」
「判定の儀? 職階?」
「判定の儀というのは貴族であればおおよそ六歳ごろに、職階や能力値に天恵などを調べるものです。職階に魔法関連のものがあれば、学ぶ効率が良くなりますからな」
ここでトリエラは気づいた。
職階というのは、あのゲームにおける『クラス』ではないのか。
この世界はゲームではない。
だが魔法が存在するところは、ゲームに近い。
まさかゲームのように、ステータスもあるのだろうか。
能力値に天恵。これはまさにステータスとスキルなのでは。
この日のトリエラが学んだのは、その部分であった。
つまるところこの世界は、ゲームに出来るだけ近づけようとした世界だと、トリエラは結論付けた。
だがそれにも限界があり、ゲームほど単純なものではない。
しかし学んだことは早々に、まとめておかないといけない。
それに学んだことが、本当に正確かどうなのかも分からない。
ゲームのシナリオが開始するまでに、検証することは大事だ。
まとめていくと、まずこの世界には、クラスが存在する。
言葉の意味としては職階と、家庭教師は言っていた。
ゲームにおいてはクラスを選ぶと、そのクラスよりレベルアップによる成長率が変わったものだ。
そしてそのレベルアップも、この世界には存在する。
女神の加護、とレベルアップは呼ばれている。
またステータスまでしっかりと存在する。
ただこれに関しては、書物で後から調べたところ、ゲームのステータスとは完全に違ったものであると分かった。
たとえばゲームにおいては、筋力という項目があった。
この筋力の重さまでの鎧しか装備することは出来ず、武器もこの筋力の重さ以上の物を持てば、大きく他のステータスがマイナスされていた。
そして相手に与えるダメージは、筋力と武器の攻撃力に、何らかの補正を加えたものから、相手の防御力を引くというものであった。
しかしこの世界の筋力は、そういうものではない。
どうやら本来の肉体が持っている筋力に、補正値がかかるといったものであるらしい。
つまり今の自分のステータス筋力が、1であったとする。
すると本来の力に、摩訶不思議な原理が働いて、1%の力がアップする。
加護を得るというように表現されるレベルアップでは、最低でも全てのステータスが、1は上がっていく。
これに本人の素質、日頃の鍛錬、またクラス補正などが総合的に加味されることによって、一気に4~7%ほども上がることもあるという。
ゲームにおけるステータスは、大事なものはまずダメージソースとなる筋力や魔力であった。
だが交互に敵と味方が動くターン制のバトルであるから、とにかく先に攻撃を当てることも、重要であったのだ。
この世界では当然ながら、相手が一度の攻撃をする間に、技術と速さで何度も攻撃することが出来る。
もちろんダメージを与えるために必要なのは、筋力ではあるだろう。
しかしトリエラは魔法を主体とするキャラであった。
なので重要なのは、ダメージ計算に使われる魔力のステータスとなる。
しかしこれもまた、本来の数値を補正するものであるなら、まずはその大元を知らないといけない。
それなのに現在のトリエラは、その補正値であるステータスでさえ、見ることが出来ない。
子供のうちはまだ、それを知るべきではないという考えだ。
もっとも判定の儀を迎えれば、普通にそれを知ることは出来るようになる。
またステータスの多少など、あまり気にすることはないとも言われた。
本来の肉体の性能を、あくまでも多少高めるだけのもの。
この筋力の値が大きくても、女の細腕が大男にかなうなど、まずないものだという。
加護を何度も得れば、つまりレベルアップを何度も繰り返せば、例外も発生するが。
加護を得るためにどうすればいいのかも、書物で普通に調べることが出来た。
これはゲームに比べて、かなり条件がシビアだ。
ゲームでは相手のキャラを倒せば、それで経験値を得ていた。
しかしこの世界においては、自分よりも強い魔物や人間を倒さないと、経験値が入ってこない。
またゲームのように強敵を倒して、一気に数度のレベルアップというものもない。
どれだけ隔絶した強さの敵を倒しても、最大で一度に一つしかレベルは上がらないのだ。
ゲームにおいては敵と相対した時、互いのダメージ量や命中率などが計算されていた。
しかしもちろんこの世界の実戦では、そんなものが数値として分かるわけではない。
自分一人で調べるだけでは、書物から調べるのも効率が悪い。
もっともしばらくは本を読んで、様々な言葉を憶えるべきであったろう。
まだ危険だと言われた後も、図書室の鍵の管理が厳重になることはなかった。
おそらくトリエラでは、魔法の言語を理解することは出来ないと思われたのだろう。
ただ前世の教育が、トリエラの頭の中にはある。
日本の義務教育の優秀さを、トリエラはかなり実感する。
図書室の中で辞書を見つけてからは、魔法言語を理解は出来るようになったのだ。
魔法言語は表意文字だ。
そしてその発音は、組み合わせによってそれぞれ異なる。
似ているのは前世の漢字である。
たとえば「火」であれば「ヴィ」と発音するが、これが「火炎」であると「ヴェロン」となる。
ただ発音してもいいものかどうか、これは迷うところである。
ゲームの設定どおりであるなら、トリエラは主に火の魔法を使うはずだ。
しかしこれは練習するには、屋内では危険なことだ。
家庭教師に言っても、教えてくれるものではない。
そもそも魔法の原理は知っていても、魔法自体を使えるわけではないのかもしれない。
ただ初歩的な、着火の魔法などは屋敷の使用人も、それなりに使っている。
あとは光を生み出す魔法なども、普通に使っているようだ。
そういう道具なのかの判別は難しいが。
いずれにしても、家庭教師から魔法を学ぶのは、難しいらしいとトリエラは判断した。
魔法以外にもステータスなど、知っておきたいことは色々とあるのだが。
家庭教師に聞いてもダメなら、他の人間に聞くしかない。
しかし屋敷の使用人などに、家庭教師以上の知識もないだろう。
そこでトリエラは、間違いなくこの屋敷の中で、家庭教師以上の権限を持っている人間に願うことにする。
「お母様、お願いがあるのですが」
そう、この屋敷には、トリエラの母がいる。
ゲームの中では、少なくとも知る限りのルートでは、存在さえ匂わせなかった人物。
自分に瓜二つとも言えるような、冷たい目をした母に向かって、トリエラは願いを口にすることになった。
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