第13話 魔族惨殺!

ギルド長に言われて城に向かうが城までの道に特に魔族はいない。

どうやら城とギルド長だけが狙われたようだ!


城の城壁付近!城の入り口で戦闘が行われているようだ!

遠目からだが魔族が6体!

空中から城壁に魔法をぶつけている。

ドーン!


ドーン!


ドーン!


何発も魔族が城壁に魔法を放つが音の割には城壁は傷ついてはいない。

なんでだ?

目を凝らすと城壁に障壁の魔法陣が浮かんでいる。

なるほど、ある程度の防御態勢が取られているのか。


「魔法発射!魔族を追い払いなさい!」


「「「「「「おーーーーー!」」」」」」


指揮官の号令で城の兵士が一斉に魔法を放つ!それぞれが得意とする属性の最大火力を放っているようだ。

だが、上級から中級の魔法だろう、魔族にはあまり聞いていないようだ。


「んっ???」


離れているから確証は持てないがどうやらキャロル殿下が指揮をしているようだ!

なぜ、王族が?

しかも、魔族のお目当てかもしれない人がなぜ最前線に???

「まぁ、いいか!」

僕はそう口にしながら魔族に接近していく!


「ほっと!!!」

僕は掛け声を出しながら1番近くの魔族の背中に飛び移り首を短剣で斬り飛ばす!

斬り飛ばすと次の魔族へ!


2!3!4!5!


5体の首を切斬り飛ばす!


最後の6体目は途中で僕に気づいてか高度をあげる!

「届かないなぁ〜。」

そういいながら僕は地面に着地する。


「なんだ、あれは?!魔族の仲間割れか?!」

城の兵士たちが騒ぎ出す。

えっ?何?僕魔族に間違われてるの?

「彼は味方です!狙いは上空の魔族!狙いなさい!」

僕が否定する前にキャロル殿下が兵士に指示を出す!

戸惑いながらも兵士たちは上空の魔族へ攻撃を再開する。

「ほっ!良かった!」

面倒事が減った。

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