第4章 Have a break? 〜大人のフィナンシェ〜
第1話 プロローグ
シュル…。シュッ。
絹が擦れるような音が
アイランドキッチンから広いダイニングルーム、ベッドルームまでが一つの部屋の様な作りになっている。ベッドルームにはクイーンサイズのベッドと趣味の良いアート、そして観葉植物が置かれていた。そのそばにある壁は全面ガラス張りでできており、天気の良い夜はベッドに寝そべって夜空を楽しむことができる。まるで空に浮かんでいるような感覚がたまらない。ここは持ち主のお気に入りの場所の一つでもある。
今そこには持ち主以外の来客が…。
「ねぇ…」
「うん?」
腕枕をされていたその女性は体を傾け、この部屋の
大きな自慢の胸が男の鍛え上げられた胸板に重なる。マシュマロの様な胸はさらに膨みを増し、胸の谷間を男に見せつけている。
部屋の
月明かりのおかげで女の顔がよく見える。期待するような潤んだ瞳、
女はゆっくりと、隣で横になっている部屋の
「ララ…」
部屋の
「あのガキどもに触発されたのか?」
「さぁ〜。どうかしら?」
確かめてみる?というララの挑発的な言葉に、部屋の
身体の相性と言うものが本当にあるなら、ララとの相性は最高だった。先ほどまで激しい時間を過ごしていたはずなのに、身体はすでにララを求めていた。
「ァ…ァン」
ララの口から熱い吐息が漏れる。
部屋の
焦らすだけ焦らされたララの身体は限界を迎えそうになり、大きく身体をのけぞらす。部屋の
「ハァ…ゥン…」
ララが絶頂を迎える瞬間、部屋の
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァっ」
ララの身体が痛みに耐えられず、ベッドから逃げ出す様にのけぞる。だが部屋の
ジュージューと皮膚が焼かれる音と匂いが部屋に充満する。
「イヤァァァァっ」
「ララ…。耐えろ。いいぞ。ララ」
光の球がララの身体に押し込まれる形で吸い込まれていくと、ララの声は完全に聞こえなくなり浅い息遣いのみが部屋に響く。
事が終わると部屋の
先ほど触れていた箇所は焼けただれ、どこかで見たことのある印が刻まれていた。そう…、龍をあしらったdevilの刻印が、ララの背中にくっきりと現れたのだ。
部屋の
「ララ…。あいつらを監視せよ。そして報告を怠るな。お前は俺の
男がそう呟くと、ララの
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