何を言っても
夫に進んで家事を手伝わせる4つの魔法の言葉というのがある(らしい?)。
「ひとつだけお願いがあるんだけど、いいかな?」
「○○してもらえると、その分、ご飯が早く出せるんだ」
「結局、仕事ができる男の人って、家のこともできちゃうんだよね」
「パパのオムライス、ママのより美味しい~! また作って」
それをテレビで見ていた嫁ヨシエ、
「私、逆やからダメながいよね~」
そう、ヨシエは決してこのような優しい言葉掛けはしない!
食事中、使いたい調味料を台所に取りに行くと
「何しとるが! 台所に行くついでに茶碗でもコップでも一つ片付ける! どーしてそんなことに気付かんがかねえ、アンタ見とったら会社でもこうながかな~って思うわ。~はぁ~、悪いけど仕事できんがわかるわ!」
洗濯物が乾きにくい時期、厚手のトレーニングパンツをそのまま洗濯カゴに入れておくと
「ねえ、このトレパン、裏返しにして出してくれんけ!ポケットの部分が乾かんやろ? わかる? 普通、常識で考えてもわかるよね? ねえ?」
何度も同じ注意をされながら、裏返しにして出すように気を付けていると、ある日
「ねえ、アンタの洗濯物はネットに入れて洗濯機に入れてタイマーかけておいてくれんけ! できるよね、それくらい。人間は成長せんなんが! 一つできるようになったら、次の段階があるが。わかる?」
お使いを頼まれる。
「餅米10キロ精米して、その内、よしむら(和菓子屋さん)に一升持っていって。赤飯にするがによしむらには連絡してあるから。子供の使いでもできるようになっとるから。わかった? 行ける? 大丈夫? できる? 返事は? ・・ハイは1回!!」
日常の何気ない会話の中にも地雷は至る所にある。
ある日の起き掛け、
「朝、うどんにしようかな?」
「いいよ」
「いいがに決まっとるないけ! どの口がしゃべっとるが!」
別の日
「今日の鍋、美味しかったね」
「そんなもん美味しいがわかって作っとるもん。何で今さらアンタにそんなこと言われんなんが!」
また、別の日
「今日とろろご飯にしょうかな?」
「いいねぇ。あんた最近ほんとにご飯が美味しくなったよね。食べ過ぎるがもわかるわ」
「アンタ、それ褒めとるつもり? それとも朝からアタシを怒らせたいがけ? あん? なんけその上から。 なんでアタシがアンタにそんなこと言われんなんが。 あん?」
2015年5月
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