45回戦 県中総体-9
試合はボクの失点、
つまり
ボクと
ボクは
「(
ここは
そう決心すると、ボクはそのまま
代わりにジリ……と足を
ピー!と
ボクと
前立選手と
おそらくまたベースラインに沿って走り、
すかさず
だが当たる確率は低いだろう。
ボクと
ズババッ!
とこちらが
バチバチッ!
と電気属性の音がした。
「
ボクからあんまり
ボクは言いながら、
「はい!」
パン!と再び上空に火球を発射した。
ボクは頭の中で、
「(ここまでは5秒かかったかどうかというところか……!
10……、9……!)」
とカウントダウンを始めながら
積極的に
『すみやかな試合運用の
ルール上『およそ15秒間』と定義されているのだ。
特に、こんな風に土属性で作った地形に
つまり、前立選手と
15秒以上
警告や失点を受ける可能性が高いのだ。
「(6……、5……!)」
ボクがそこまでカウントしたところで、
スッ……と
「(来る……!?)」
ボクはギュッと
頭は、さらにニュッと首の辺りまで出てくる。
次の
ボコン!と
放物線を
ボクは
「左!」
と
「はい!」
同じくズザッ!とサイドステップしつつ、
パボン!と加速する火球を発射した。
ズゥン!ズゥン!
「!」
なんと
人が1人
さらに2枚も
2枚の
火球はボッ!とそれに命中して
火属性は
「お城の
あの戦法に慣れてるようですわね……」
「(『さま』……。
あれのことか……」
ボクは2枚の
確かに、昔のお城なんかで
あれで
あるいはまさに今のように
射手が敵を
と、
ふいにスッと上半身が
「!」
ボクはすかさず、シュババッ!とショットガンを発射する。
それに反応して、バッ!と前立選手はこちらから見て左側の
ショットガンの片方の真空
もう片方はザク!と
バッ!と前立選手が
今度は左側の
同時にビュッ!と目にも止まらぬ速さで
バチィッ!
「ぐああああ!」
ボクの
ボクはのけ反り、そのままガクッ!と右ヒザをつく。
ピー!と
「
とスコアがコールされた。
「ナイスショットー!」
「ヘヘヘ……!あと2ポイントー!」
「ドンマイ!ドンマイ!木石!
行け!行け!本能!」
とウチの
「(ベースライン際から
近すぎる……!
あの
この重い
ビキビキと痛む全身にボクは顔を
「ムロさん!?
「まだやれるよ……!」
ボクは言いながら、頭をブンブン
「でも……、かなりフラついてますわよ……!?
さすがにもう……!」
だがボクは、
「次のプレイであの
と
「あれをですか……!?
一体どうやって……!?」
ボクは改めて2枚の
火球の命中した位置は表面が丸く
真空
それを確認するとボクは、
先ほど思いついたばかりの作戦とも呼べないその作戦を
「それは……!」
「そうだね……。
最悪、
ボクは軽くうなずく。
「それもありますが……、危ないほうもでは……?」
その通りだ。
たとえ成功できたとしても、その後が、
だがボクは、
「きっとできるから……!」
と力強く言いながらうなずく。
「承知しましたわ……。
ムロさんは折れませんものね……。
オホホ……」
そう。
ボクの意志は、すっごく固いのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます