10回戦 朝練開始-2
早速、
パン!パン!と火球の
「ハッ!」
と片手側転で飛んで来た火球を
バッ!とくぐるように飛んで来た水球を
どちらも基本動作ではやらない動きだが、これまた有効なテクニックである。
ちなみに、アースは土属性の
顔や
と、再び
ボッ!
「キャッ!?」
すごいスピードでヒットした。
ピー!と
「
とスコアがコールされる。
このように、
相手の体のどこかにヒットすると1ポイントとなる。
ちなみにウチの部では、アースが
アースごとに
だが、自分が試合をしていると
『今の
というのは意外と判別できるもので、
同じ音のホイッスルが使われていたとしても、
そんなに混乱が起きることは無い。
ボクと絶は、
「ナイスショットー!」
と声を上げ、
「いいぞ!いいぞ!本能!
行け!行け!本能!
もう1本!」
とパンパンと
お
打ち消し合ってしまう関係だからである。
だが、今の
先に左手で発射した火球の
後ろからビンタする感じで右手を近づけて
もう1つの
先に発射した火球を加速させてぶつけたのだ。
プロ選手の
かなりの練習を必要とするはずである。
いわゆる高等テクニックというやつだ。
この
ピー!と再び
と、
ドビュルビュルーッ!と今度は
「!」
「あっ!?」
ボクと絶も、思わず口に出した。
レベル4か5ぐらいはありそうな、大きな水球の
その水球をバリアのように自分の前にキープしつつ、
そのまま
「(どうやって対処するんだろう!?)」
ボクはゴックンとツバを飲み
「……」
だがなんと、
「!」
ザッパーン!
その姿勢のままズズズ……と
ピー!と
「
とスコアがコールされる。
相手の大技に
一方的に
こういった
「いいぞ!いいぞ!
行け!行け!
もう1本!」
ボクと絶が、パンパンと
だが、
「うーん……」
とうなりながら難しい表情だ。
アースの最初にいた対角のスタンバイエリアに再び2人が入ると、
ピー!と
と、開始直後に
「(!
あれはまさか……!?)」
ボクは火球の行方を見上げつつ思う。
すぐに前に走り出し、ドピュッ!ドピュッ!と水球の
ジグザグに動いて水球を
パン!パン!と
なんと
ジュッ!ジュッ!と火球と水球が相殺された。
そこへ、ボッ!ボッ!と火球が落下してきた。
「キャア!?」
最初に
「(院能エインの得意技、
まさか実戦に取り入れるなんて……!)」
ボクは思わずパンパン!と大きめの
「ナイスショットー!」
と絶と共に声を上げた。
相手の動きばかりか、屋外なので風まで読まないといけないはずなのに、
タイミングも位置もドンピシャである。
しかも同時に前方からも
前方と上方からの同時
ピー!と
「
とスコアがコールされた。
「いいぞ!いいぞ!本能!
行け!行け!本能!
もう1本!」
ボクと絶が、パンパンと
ピー!と再び
パン!とすぐさま
「また!?」
風上になる
パボン!
とそこに
ボッ!
「キャア!?」
「(ものすごいコントロールだ……!)」
ボクは内心かなり
ピー!と
「ゲームセット!ウォンバイ本能!
とコールされる。
そして、中学生の多くの大会では、
また、
タイブレイクをするルールを採用している大会が多い。
タイブレイクになった場合は、4ポイントを先取したほうが勝利だ。
なおタイブレイクでは、3-3でポイントが並ぶと、
テニスや
2ポイント差をつけるまでゲームが続くことになる。
「右足、大丈夫ですの?」
再びアースの中央の『*』マークの上で
「クツの先っちょだったから、へーきへーき。
いやー、しっかしさすがに強いわねー……」
「チュー……。
「ゴックン。
本当?
アドバイスあったらちょうだいよ」
「あのレベル5の水球の後、
ワタクシ側のアースがかなりグチョグチョに
あれをもっと利用すればいいんですの」
「あー……。
それねー。分かってはいるんだけどねー」
アースは水はけが良いとは言え、
「動きにくくなるのはもちろんですが、ワタクシだって女ですもの。
「そうだね。フフフ……」
次は、ボクと絶による
2人でアースに入ると、中央の『*』マークの辺りで
「いい試合をしよう」
絶が言うと、
「ハハハ……。お手
ボクも言う。
「ムロさん。お兄様。
2人共、
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