第282話 VS愛川結美②
こうなってしまっては仕方がない。
「ふふっ♡ このまま風の魔法で手足も縛って動けなくしてから試合時間終了まで楽しんであげる♡ その後からカズ君もきっと私を求めるようになっているでしょうしね♡」
なんか意味深な事を言っているのが少々怖いな...。
だけどまあ、簡単に負けるくらいなら使い魔の力も借りよう。
「スノウ! 召喚!」
あまり使ったことのないスノウを使ってみる事にする。
「和希? なんで結美と戦っているの?」
と聞かれたので「スポーツだ」と答えておく。
実際ランクマッチなんてどちらが強いかをはっきりさせる為のスポーツだろう。
「なるほど。でも全力でやって良いんだよね?」
「勿論だ」
「じゃあ、遠慮なく!」
彼女は素早い動きで俺の周りに貼られていた氷の刃を砕いた。
「あら? スノウちゃん?」
「結美と戦えるなんてそうはないだろうから楽しませてもらうね! 【氷刃】!」
両手に氷の刃を持ちながら接近する彼女だったが...!
「残念ね♡」
「えっ!?」
吹き飛ばされたのはスノウの方だった。
そう、接近戦に弱い結美にはあの技があるのだ。
「出たな【
結美の影からもう1人の結美が出てきて攻撃を防いだのだ。
「ふふっ♡ 勝負はこれからだよ♡」
彼女は甘い声でそう囁くのだった。
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