第242話 寝巻きの彼女
寝巻きの彼女を見ていると若干の罪悪感に襲われる。
冬の寝巻きなのでかなりモコモコしてて暖かそうな服装をしているのだが、やはり風呂上がりの同級生と言う点がポイント高すぎる。
少し湿り気のある髪質からは、普段の彼女とはまた違った印象を持たせる
眠りモード直前の彼女が実家にいるという状況なのも割と悪くはない。
相変わらず一歩間違えれば間違いが起きてしまう状況なのでここは慎重に言葉を選ばなくてはな。
そう思っていると結美の方から声をかけてきた。
「ねぇ、カズ君知ってる? クリスマスって性夜って呼ばれてるらしいよ?」
「聖夜? ああ、聖なる夜だからなクリスマスは」
彼女は何を言っているのだろうか? そんな事くらい子供でも知っている事である。
そう言った俺の頬に彼女は手を置いてきた。
「違う♡ 性夜♡ えっちな方のだよ♡ 沢山の若いカップルが今日クリスマスと言う日に行なっている事と言えばさぁ...♡ 分かるよね?」
相変わらず積極的な結美の迫力は凄まじい。
俺はタジタジになりながらも突破口を探し始めるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます