第45話 フワンの戦い方
「リィカ! 吸血攻撃! アル子! ツノで突く! フワン! 風魔法で吹っ飛ばせ!」
「キュウ〜!」
「ギュピ!」
「クピピィ!」
海の魔物とは言え、やはり砂浜にいるような奴らはあまり強くない。
海中にいる敵は強そうなので今は手を出さないほうがいいだろうから、とりあえず砂浜の上でレベルを上げる。
そしてフワンが意外と便利な事に気がついた。
まずフワンの種族であるホワイトブルーバードは魔法が得意な種族らしく、最大MPが高く設定されていた。
おかげで魔法を連発しても直ぐには枯渇しない。
しかも相手からMPを奪うMPドレインの魔法も覚えているので、枯渇しても問題ないと言う壊れっぷりだ。
更に低位ではあるが回復魔法も使えるからこそ汎用性が高いと言えるだろう。
(直接攻撃系の技がない魔法系のサポートが沢山あるな。今の手持ちの仲間モンスターの中で1番癖がなく扱いやすいかも...)
そう思いながらある程度浜辺の魔物を倒していると真菜のやつも少し体を動かしたそうにしている。
「兄ちゃん。そろそろ私も戦ってみたい」
と言い出したので任せてみよう。
「じゃあそこの砂浜クラゲと戦ってみろ」
あえてレベルの低い敵を指差す俺。
勿論敵にはデバフをかけて弱らせておくけどな。
「うん、じゃあやってみる」
と言いながら妹はサッと駆け出すのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます