第28話 アルミラージをテイム

『アルミラージが貴方の事を尊敬の眼差しで見ています。テイムしますか?はい/いいえ』


 そのテキストを見て興奮してしまう俺。


「おっ!? テイムできるのか!? 勿論はいだよ!」


 はいの方をポチッと押すと『アルミラージが仲間になりました。名前をつけてください』と出てくる。


「う〜ん...。名前かぁ...。そうだな...」


 やはりニックネームと言うのは大事だろう。


 しばらく考えているといい名前が思いついた。


「よしっ! お前の名前はアル子=カリュートだ!」


 俺の言葉を聞いたアルミラージのアル子は喜ぶように頬をなすりつけてくる。


「ははっ! くすぐったいぞ! アル子!」


 俺とアル子の様子を見ていた2人が声をあげる。


「さっきまで戦っていた魔物を仲間にしたんですか?」


「すごいですね高坂さん! そんな能力初めてみました! 戦いの後で調教も無しに魔物を使役する事ができるなんて考えたこともなかったです!」


「...そうか?」


 何が凄いのかいまいち分からないが、多分凄い事なのだろう。


 この後もうしばらくレベルを上げた後でエルフの村へと戻るのだった。

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