第6話:白、パーティーを組む

パーティーの登録をしてほしいんだよ!

「お嬢ちゃんと後ろに居る姉ちゃんだな。そっちの姉ちゃんのギルドカードも貸してくれ」

グレイスがギルドカードを渡す。


名前:グレイス

年齢:14

性別:女

種族:不明(当ギルドに該当無し)

職業:見守る者

ランク:G

レベル:1

HP:1000

MP:1000

ちから:1000

すばやさ:1000

かしこさ:1000

きようさ:1000

経験値:0

次のレベルまで: 10


状態


スキル

書類作成:3


レアスキル

気配遮断:10

自動回避:10

防御結界:10

無拍子:10

立体機動:10

自動回復:2

システムコール:1


ユニークスキル


その他

リーゼちゃんは私の嫁


「こっちの姉ちゃんもスゲエな。暗殺者みたいなスキルだ・・・」

グレイスはとっても強くて頼りになるんだよ!

「で、パーティーを組むんだな?」

リーダーはグ『リーゼちゃんです!』レ・・・

「嬢ちゃんの方がリーダーでいいんだな?」

え?

いや、違『いません。リーダーはリーゼちゃんで問題ありません!!!』・・・

もう、それでいいんだよ・・・

「パーティー名はどうする?」

それもグレイスが決めていいんだよ。


-リーゼチャントユカイナナカマタチ-

-リーゼチャントメスドレイタチ-

-リーゼチャント・・・-


だめだ、ブツブツ呟いてる名前が全部アカン感じのやつなんだよ・・・

でも、名前を考えるのって苦手なんだよ・・・

「ああ、個人名を入れるのはダメなんだ、それ以外で頼む」

ギルドマスターがいい仕事をしたんだよ!

「そう言うことなら・・・」


-コネコサンチーム-

-ネコネコグループ-


まあ、さっきよりはましかな?

「よし、『白ウサ帝国』でどうかしら?」

なんかブツブツ呟いてたのと全然違うんだよ!?

「だが、帝国っていうのはいくつかの王国をまとめたものだぞ?どっちかというとクラン名じゃないか?」

ダメだ、ギルドマスターもちょっと変なんだよ・・・

「じゃあ、『白ウサ王国』かしら?」

あ、あ、なんか普通に手続きを進めてるんだよ・・・

「よし、『白ウサ王国』で登録したぞ?」

名前が決定しちゃったんだよ・・・

まあ、いいか。

「私が王国の近衛騎士団長ってことですね!」

そ、そうなのかな?(絶対、忍者マスターなんだよ・・・)

「そうだな・・・(どう見ても御庭番の頭領だが・・・)」


じゃあ、『白ウサ王国』としての最初のお仕事を選ぶんだよ!

「十分すぎるほど強いのはわかるがランクに見合った依頼しか選べないぞ?」

まずは薬草の採取かな?

アイテムボックスがあるのに鑑定解析がないんだよ・・・

鑑定スキルを覚えないとね。

それとお薬を作るんだよ!

「なんだよ、魔物の討伐じゃないのか?」

そんなのは後からでいいんだよ!

まずは地盤を固めないと!


「それと王国の臣民を集めないとだめですね」

パーティーメンバーだね。

「当分必要なさそうだがな・・・」

強いメンバーを集めないとね!

「あんたらより強い冒険者は居ないと思うんだが?」

どこか近くに強い魔物とかが居るところないかな?ダンジョンとか。

「レベルを上げるのか?」

仲間を探すんだよ!

「ダンジョンの入り口でほかのパーティーを待ち伏せするのか?」

ボスを捕まえるんだよ?

強い魔物は人の姿に化けられるからそういうのを探すんだよ!

「お前さんは何を言ってるんだ?」

古龍とかどこかに居ないかな?真龍でもいいんだよ。

「そんなものは見たという報告も聞いたことがないぞ?おとぎ話の存在だろ?」

それを探すのが目的なんだよ!

「勇者にでもなるつもりか?」

まあ、そんなところかな?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る