3話 My First Gun

「ここだよ。ここから銃を選ぶんだ。」

そこには沢山の銃が置いてあった。それも今どきの銃ではなく22世紀にできたようなハイテクな銃だった。それにしてもどっかで見たような銃ばっかだな。どっかの宇宙人を倒してる黒い男たちが持ってそうな銃ばっかだな。あの映画おもろいよな。

「そして君が使う銃はこれだ。」

凛はそういってすごくもなくしょぼくもない普通のハイテク銃を渡してきた。「ここから銃を選ぶんだ」っていう言葉が一瞬で矛盾したな。

「とりあえず射撃訓練場で射撃訓練ね。」

そうやって俺を射撃訓練場へとつれていった。

「ここが射撃訓練場よ。」

射撃訓練場はすごく広く、簡単なコースから難しいコースまでたくさんあって、それぞれのコースでみんな練習していた。

「Lv1からLv20まであるけどどこのコースがいい?」

おれはどうしようと悩んだ。普通に徐々に実力を上げるため簡単コースにするか。いや、いきなり難しいコースにいって成功し、俺tueee系みたいなことをするのもいいが、あんなんが叶うのは2次元の世界だけだ。まてよ、だけどいま2次元ぽいこと起きてるんじゃないんですか?じゃぁ俺の夢のチートハーレムハーレムもかなってしまうのでは!

「Lv20で」

ここ数年間だした声の中で一番イケボな自信がある声を出してみた。

「あぁそう、じゃぁこっちに来て」

そういって案内されたところに行くと、何もなかったところから動く的がでてきた。しかも動くスピードが速い

「まず銃の横にボタンがあるでしょ?それを押して。」

俺はボタンを押した。

シュー

そこから煙がでてきて銃の横面が扉のように開いた。

「そこの箱の中に小さい縦に長いガスタンクみたいなのがあるでしょ?それとって銃の開いたところにセットして。」

そういって凛が指がさした箱に入っていた凛が言う小さい縦に長いガスタンクみたいなのをとって銃の面が開いたところにセットした。

そうすると扉っぽいのが閉じて光りだしてタンクが回りだした、なにこれかっこいい

「さぁ的があるでしょ、それを撃って。」

俺は引き金を引いた。

バンッ!

「お、おぉぉぉ!」

前の的を見ると煙が出で跡形もなく爆破されていた。

バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!

そして撃ち終わった俺は「Lv20で」の時よりもイケボで言った。

「パーフェクト(キリッ)」

「じゃないですよ。いっぱつも当たってないじゃん。」

しまった。これはやばいな。綺麗に外しているこれはもはや才能なのでは

「ねぇあなた私に格好つけたいの?」

あら、ご察しですか。何も間違えないですすみません

「あなたほんとにバカなの?経験者の私に格好つけれるとでも?」

え?なにこいつ今バカって言ったよな。

「あなたこの仕事つくまでろくに異性と話してなかったでしょ?そんな女はちょろくないの。あ、ちなみに私は6人ぐらいと付き合ったわよ。全員から浮気されたけど。」

悲しいなおい、ちょっと攻めずらいぞ。

「あのな凛、お前は見てくれがいいんだ。だから外見しか見えてないやつがどんどんお前によって来るんだよ。あとお前なんでそんなに男と出会えるんだ?」

「Twitterで男の人からのDMで「きみかわいいね」って言ってきたのよ。で、いろいろあって会うことにいつもなるの。」

こいつかなりバカだな。

「それでいってみたらいつもホテルに行くことになるのよ。」

こいつちょろすぎんか?

「あ!そういえばね、アイコンがかっこいいひとがいて、いろいろあって会うことになったの、そしたらね!だれも来ないの!意味わかんない!」

ん?それって?

「しかもそのアイコン有名な俳優の人の写真つかってたの。自分の顔じゃないのに。」

あ、それ俺ぇ…

「ひどくない?…ねぇなんで星座してるの?」

「いや、なんとなく」

「あっそう、てかほんとひどいのよ。顔写真まで送ったのに。」

なんでお前の顔に見覚えがあるかわかったよ。なんなの。あそこの伏線ここで回収するの。あれもっとラブ的な伏線じゃないのかよ。

「まぁいいわ。そういうことで、はいここタップして。」

といいながら凛はタブレットっぽいものをみせてきた。

「なにこれ?」

「これをタップすると私と組めるの。異世界アニメでいうパーティーよ。効率を重視した結果、こうしろってさ。」

「あっそう、じゃぁ」

ピコン

「愛坂凛と長谷川拓也は契約を結びました。あと2人と契約をお願いします。」

「え?ていうことは4人で組むもんなのか?」

「そう、元々仲間がいたんだけど、全員死んじゃったの。」

「は?死ぬの!死ぬもんなの!」

「そうに決まってるでしょ。バカなの?やっぱりバカなの?」

こいつにこの銃ぶっぱなしたいんですけど。

「まぁそういうことだから、仲間を見つけないといけないの。だからロビーに行きましょう。」

こういうもんってなかま用意しとくのが普通じゃないんですか?そう思いながらロビーに向かった。

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この果てしない世界の中で @toyosou

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