第2話 In the forest

「おい…ここどこだ?」

きずいたら俺は女の人と一緒にバイクに乗っていた。それにしてもきれいな人だ。しかもいい香りがする。

「ねぇ君、名前はなんていうの?」

その女の人から名前をきかれた。俺はなぜだかその声を昔聞いたことがあるように思えた。なんかデジャブのような感覚だ。

「長谷川拓也です。拓也って呼んでください。」

「拓也って言うんだ。いいなまえだね。ちなみに私は愛坂凛、凛でいいよ。」

女の人から名前を呼ばれれるなんて久しぶりだ。なんかいいな。

「さぁ、ついたよ。ここはOtherworldly Exploration Agency、OEAだ。」

目の前に広がっていたのはまるで22世紀の建物のようなものが建てられた。宙を浮いている車もある。とにかく凄い。

「あの、ここはなんなんですか?」

「それは中に入ってから説明されるから。とりあえず中にいこう。」

そういってめちゃくちゃでかい扉をとおって中に入った。車を降りて凛についていった。中ではいろんな人が働いていた。まさか生きている間にこんなすごいところにくることができるとは。

そんな感じでぼうぜんとしていると、

「拓也君、君の実力は聞いたぞ。」

目の前には明らかにお偉いさんみたいな人がたっていた。白いひげをはやして、いかつい顔つきをしていた。というより何の実力なんですかね?女の人からなにもしてないのに理不尽にきもがられて嫌われる実力ですかそりゃ持ってますよ人類で一番な自信あります。

「君はB‐142の世界から勝手にこっちの世界にきた魔王軍幹部から逃げ切った。普通のひとじゃできない所業だ。」

とそんなことを言い出した。あぁあいつそんなはやかったのか、まぁ俺も小学生1年から陸上してたからちょっとは早かったのかもしれない。

「そんなことでだ、君にはOEAに入ってもらう。凛、さっそく彼に銃を渡してやってくれ。言い忘れていたが俺の名前はウィルファナ・レイルだ。レイル隊長と呼んでもらう。」

そんなことを言いながら俺の了承も得ず勝手にOEAにいれてきた。意味わからん。

「あの、すいませんレイル隊長、ここはどんなことをするんですかね?」

「ここか?ここは異世界と通じている空間だ。主に異世界からこちら側の世界に攻撃があったときの対処がある。だが最大の理由はブラック インディヴィデュアルズ略して「Bi」黒い個体だ。スライムのようにドロドロしていて、自ら動くことはないが、人の手に触れると手の中にすいこまれ、細胞と掛け合わさり、魔法が使えるようになる。その個体が元々この世界にあったんだが、10年前、A‐112という世界と戦争になったとき、この施設に侵入され、Biは奪われた。そしてそれは異世界でとても価値があるものだとわかり、いろんな世界が奪い合い、いろんな異世界にばらまかれた。だからそれを回収するのが我々の役目だ。俺たちにもそれをもつメリットがある。だがそれは教えられない。わかったら凛についていけ。」

そう言ってそこをさっていった。

「ということでこっちに来て。」



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