第四話 四葩の願いは…
「よ、四葩…?どうしたんだい急に叫んで」
「会って数十分しか経っていないが、私は貴方のことが少し分かった…嘘つくのが下手なことと…あなたがか……
わたしはつい‘彼’のことを言うところだった。
言っても問題はないのだが、大半の人は信じてくれないだろう。それにこんなことを言う私を気持ち悪がり離れていくのもおそれ
「ごめん、なんでもない…忘れて」
私はこのことを放棄した。
…私にはどうしても叶えたい夢がある…死ぬことだ…
‘彼’を殺せば私も死ねるらしいが、どうやらとても痛い方法で死ぬそうだ…薬殺か銃殺やらそこら辺はよくわからない。
こんなことを考える自分が嫌い…だから死にたい。
他にも理由はあるがそれが1番の理由なのだ。
「…そうか…じゃあ僕…学校行ってくるね」
青嵐は学生さんか…
私は「行ってらっしゃい」とだけ言って青嵐を見送った。
青嵐がドアに手をかけた時
「四葩は…僕が欠けているモノ…何だと思う?」
「え?」
「僕が答えないなら君が見つければいい…そうすればわかるよ」
「青嵐…」
そう言って出ていってしまった。
どうやら青嵐は答える気はないようだ。
私が見つける?
その言葉が頭の中で繰り返された
1ヶ月…長いようで短いこの期間で私は見つけられるのかな…
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