短編小説1 とある雨の日の登校

 今朝起きると、外は雨が降っていた。

私は憂鬱な気持ちになりながらもレインコートをリュックサックからとり出してすぐに着れるようにした。

 私は正直レインコートは嫌いだ。なぜなら汗で蒸れるし、制服の上に着るのはいやだからだ。また、雨の日はレインコートがズボンタイプなので、制服はズボンを履くことにしていた。もちろん今日もズボンの制服を着た。

 そして、朝食を食べた後、私はレインコートを着て外でずぶ濡れになっていた自転車に乗って家を出発した。

 私にとって雨は嫌いではなく、むしろ好きな方だが、自転車通学の時に雨が降るのは嫌いだった。

 しかし、最寄りのコンビニエンスストアを超えたあたりからは私の気持ちは楽になった。

そして今までの憂鬱な気持から一転して、心の中は晴れた状態で高校に到着した。

 ここで少しめんどくさいが、レインコートを脱いだ。なぜなら校舎内をなるべく濡らさないようにするためだからだ。

 そして自転車置き場にレインコートを干すと、外の天気は晴れてきた。

「これで今日も一日いい気持ちで過ごすことができる」

 私はそう思いながら教室へと向かった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

とある高校生カップルの読書 くわがた @kuwagata7690

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ