とある高校生カップルの読書

くわがた

1-1 メール

 とある梅雨の日の夜に私(嘉賀矢かがや 智佐子ちさこ)は一つ年下の彼氏の青野あおの 直哉なおやからメールのメールのメッセージが来た。

「明日、6時半に教室に来て」

 私はいきなりでびっくりしたがもう日をまたいでいたので私は断れないと思ったので明日は朝6時半に学校に行くことにした。


 翌日、朝早く起きて弁当を詰めて6時前には出発した。ちなみに私は自転車登校だったので、ほとんど他に自転車に乗っている人はいなかった。

 そして校門を通過して、自転車置き場に自転車をおいてから自分の教室に向かった。

教室の中はいつもよりは暗く、私は思わず照明をつけた。

そして時計を見てみると時刻は6時25分を指していた。

 私は自分の席に座って直哉君が来るのを待った。

 時刻が間もなく6時半になるころに直哉君は教室の前の扉から堂々と入って来た。

「智佐子、朝こんなに早く来させてすまん」

「直哉君どうしたの?」

私は直哉君に首を傾げた。

「実は俺、智佐子とやってみたいことがあって」

 直哉君は隣の席に座って机をくっつけてスマホを取り出した。

「実は智佐子と二人で読んでみたい小説があるんだ」

私は直哉君のスマホの画面に映し出されていた小説を読んだ。

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