第5話 冒険者ギルド
「おめでとうございます。ゴブリンを倒しました。黒木 心様はレベルが2になりました。」
おっ!レベルがアップした。
・HP(体力) 100+10 110
・MP(魔力ポイント) 20+2 22
・ATK (攻撃力) 5 +2 7
・DFT(防御力) 10+2 12
・MAG(魔力 0+2 2
・SPD(素早さ) 10 +2 12
・LUK(運) 20 +0 20
「ステータス上昇がひくいな、、、。」
レベルアップに期待したが期待できない伸びだった。
「黒木様 レベルアップおめでとうございます。ゴブリンから素材をはぎとりましょう。」
「俺、解体できません、、、。」
「ダーグルから(ゴブリン 剥ぎ取り)と調べてみてください。」
「ふー」
スマホからダーグルという世界一の検索サイトでゴブリンの剥ぎ取り方を調べてはぎ取る事ができた。
・ゴブリンの皮
・ゴブリンの肉 推定3キロ
・??家の銅の剣
・ゴブリンが付けていた布
・魔石
「おめでとうございます。冒険者ギルドで課金しに行きましょう。
黒木様はマンションの建設によって生じた金銭で貯めていた貯金はありません。
ニートだと借金が膨らむ一方なので少しでもお金を増やしにいきましょう。」
「なんかシリエさん、冷めているよ、、。」
「私は、何でもお見通しです。このままでは死に絶えてしまいます。冒険者ギルドで換金したほうがよろしいです。」
「そうだな!冒険者ギルドにいこう。」
冒険者ギルドに来ていて驚愕している。
東京で中小企業で営業で企業回りをしていたが、ここまで物騒な高層ビルは見たことない。
高い塀がそびえ立ち10メートルごとに機関銃が置かれた監視塔が立っており、真ん中に冒険者ギルドの本社がたっている。色んな冒険者dan tuberが配信しているのはいくつか見ていたが、実物の迫力は驚きでしかない。
怯えながら、門番の方の審査を受けて冒険者ギルドに入っていた。
建物中は、至って普通の内装でだった。
初めて来た冒険者ギルドでどこに行けば素材を買ってもらえるのか分からない為、
受付で暇そうにしているおねえさんに話をかけた。
「すみません。モンスターの素材を売りにきましたが、どちらにいけばいいでしょうか?」
「あっ、、、、、素材売り場ですね。えっと、どこだっけ?」
施設の案内書?をみながらつぶやいている。
「大丈夫ですか?」
「あ、は、はい。素材売り場は2階になります。2階上られたら多くの方がいますのでお判りになると思います。」
「ありがとうございます。」
可愛いひとだなっと思い、2階に行き素材売り場に向かった。
想像していたより、人が多く、近くの整理券番号を取り待つことにした。
、、、、、30分後
係りの人に言われ、受付カウンターに進んだ。
「すみません。ゴブリンの素材を売りにきました。」
「かしこまりました。では、お預かりします。査定に時間かかりますのでお待ちください。もし、外に出る場合は、1時間後に来ていただければ査定は終わっています。」
「わかりました。お願いします。」
カウンターに素材を査定に出して、冒険者ギルドを回る様にした。
冒険者ギルドを色々見て回ったが、現代で一番なりたい職業ナンバーワンだなっと改めて思うことが痛感した。1時間を過ぎて素材売り場で現金を受け取りに行った。
冒険者ってこんなに儲かるの?ゴブリンの素材だけで10万だよ!
すごくね?これぐらいの金額になれば、会社員にならなくっても大金稼げるじゃん!冒険者になった方がいいなと思うよ。
俺は久しぶりの大金をゲットして上機嫌で焼肉とビールと贅沢をしようと考えているとふっと先ほどの受付で案内してくれた女性が目に入った。
ベテラン冒険者ばかりで受付で質問する人はいないよっと思わせるような風景が見えた。
「先ほどはありがとうございます。辻本さんのおかげで素材が売れました。感謝しています。」
「あ、は、はい。よかったです。」
お礼を言われた事に驚きの表情を浮かべていた。
「では、私はこれにて帰ります。おいしいゴブリン肉のお店知っていますので、ご連絡してください。」
DineのIDが書いてある紙を渡して帰宅した。
~~~~辻本 佐織side~~~~
はあ~
今日も仕事か、、。とため息交じりな感情を思いながら会社に向かっている。
大学を卒業して、大手自動車メーカーに就職して事務の仕事をしていたが、
お局さんのいじめの標的としてロックオンされてしまったために、退職してしまった。でも、今では最も安定と高い給与水準のダンジョン業界で働けているからよかったと思っている。その反面ダンジョン業界は、歴史が浅い業界のため、ブラックなところはあるが、、、。
黒木「すみません。モンスターの素材を売りにきましたが、どちらにいけばいいでしょうか?」
ある日、久しぶりにナンパ以外で声をかけられた。
辻本「あっ、、、、、素材売り場ですね。えっと、どこだっけ?」
私は、正直冒険者ギルドに課がたくさんありすぎて、覚えることに時間がかかっていて、昔から突然の事の出来事の対応に弱い所があり、しっかりとした対応ができなかった。
そんな様子を見られて中年の男性に「大丈夫ですか?」と話しかけられた時は、恥ずかしさが込み上げてきた。
辻本「あ、は、はい。素材売り場は2階になります。2階上られたら多くの方がいますのでお判りになると思います。」
私は、少し焦ってしまったがいつもの仕事?(ナンパ)以外のことを完遂できたことに、喜びを感じながら少し笑顔になっていた。
その人は最後に「ありがとうございます。」とお礼を言ってくれてうれしさも感じていた。
案内をしてから2時間後にその男はまた来てナンパされたのだ。
このときは、本当に男と言う生物に嫌気をさした。
~~~帰りのロッカー室~~~
「佐織!またナンパされていたよね?本当にうらやましい。」
「ほんとよね~私なんてナンパされてもいないのに、、。」
と女子の嫌味がまた始まった。
これに嫌な顔せず、話にのらないといけない事に嫌気がさしてしまう。
「でも、最後の中年の男からもナンパされていたよね?」
「あ~。私もみた。なんかスキップしていた人でしょ?いい年して気持ちわるいよね」
「佐織は、返事するの?WWWW」
とネタのようにからかわれている事に文句を言わずに話に乗らないといけないのかと思ういながら、私は、「分からない」と濁らせて話を終えった。
でも、お礼を言ってくれた人は、30代後半か40代の雰囲気で、老け気味ではあったが、物腰が低くて丁寧に対応してくれたことには少し好感を覚えたんだよな。
でもすぐに女性に連絡先を教えてくる事や聞いてくる事に関しては、幻滅してしまうが、、。
こんなことを無駄なことをすることも仕事だと思うと少し、冒険者がうらやましい。
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