第3話 マンションが建ちましたが、何かがおかしいぞ…
「立派なマンションが完成したな。」
母親から理不尽に受け継いだ土地に立派な外観で10階建てのマンションが完成している。マンションが完成する日を迎えたのだ。
「黒木さん これにてマンション完成しました。」
マンションのマスターキーを渡されてそのまま工事の人?は去っていた。
近々、マンションの部屋を内見をしたいと言われている為、マンションの部屋に問題がないか確認する事にし、正面玄関からマンションに入った時に、俺は違和感を感じた。
違和感を感じた時に玄関を出ていればよかったとのちに後悔してしまう。
マンションに入った直後に俺の目の前にポップアップ画面が出てきた。
◇◇
黒木 心 様
○○○ダンジョンへようこそ
厳正なる審査の結果、ダンジョンの初のモンスターとして認識しました。
あなた様をダンジョンマスターとして選ばれました。
◇◇
厳正な審査?ってなんだよ?
ダンジョンマスターって、ダンジョンの管理者でいわゆるダンジョンのボスだよな?
「黒木様 こんにちは。私は、ダンジョンアドバイザーのシリエです。」
「あなた様のダンジョンライフのサポートを致します。宜しくお願いします。」
ロボットのような女性の声で脳に直接話しかけてくる。
「あ…。はい。よろしくお願いします。」
俺は、突然のことで返答をしてしまった。
??「ピーーー。黒木様をダンジョンのマスターとして認識いたしました。」
先程聞こえてきたロボットのような女性の声のシリエさん?とは違う声が聞こえた。
シリエ「では、はじめに1階にある管理人室に行ってください。」
ガチャッ。と管理室のドアを開ける。
管理室は俺の期待を裏切った、、、、、。
俺は、管理室がダンジョンのコアになると思っていた。その為、アニメで管理室と言えば巨大モニターや多くのオペレーションを行うことができるPCの多さやスパコンなどが置かれていると思い期待をしていた。
その思いとは違い、和風の部屋で真ん中に丸机があり、その上には13インチのスライムマークがついたPCと眼鏡ケースとスマホが置いてあった。
シリエ「では、PCの電源を付けてください。」
シリエに言われ、PCの電源を付けると、ホーム画面に「黒木 心」と俺の名前が書かれたファイルがあった。クリックすると俺のステータスが記載されている。
◇◇
プロフィール
名前:黒木 心 LV:1
年齢:30歳
職業:管理人(ダンジョンマスター)
体型:中肉中背
ステータス 期待値
・HP(体力) 100
・MP(魔力ポイント) 20
・ATK (攻撃力) 5
・DFT(防御力) 10
・MAG(魔力) 0
・SPD(素早さ) 10
・LUK(運) 20
・??? 不明
スキル
・
称号
・ダンジョンマスターLV,1(ダンジョンを思い通りのように変更、作成、削除、隠蔽ができる)
装備品
武器:なし
頭:なし
体上:無地のTシャツ(黒)
体下:ジーンズ
腕:なし
足:スニーカー
アクセサリー:なし
◇◇
「よわ、、。こんなによわいの?」
シリエ「黒木様は、一般的な30代の平均男性のステータスです。
ステータスは、鍛えれば強くなります。装備品を装備することでプラスで換算されて強くなる事も可能です、、、、、、、、、、、、。」
淡々とシリエの説明が話を始めた。
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