第4話

ドクン…ドクン……

心臓の鳴り響くのがわかり、手には汗を感じた。

女の子とキスすらしたことないのに、異世界の…それも男とキス以上のことをすることになるなんて朝のオレは思いもしなかった

怖くないわけがない…

未来は口を開いた

「優しく…してくれる?」

「努力しよう」

シリウスは唇を未来の唇へと重ねた

「これでも十分…未来からの力が移るのを感じるが…身を重ねれば倍以上の力を得ることができる。少しだけ…はじめての未来にはきついかもしれんが俺を受け入れてほしい」

「分かった…」

未来はだらんと両手足の力を抜きシリウスの目を真っ直ぐと見つめた

「いい子だ」

「どうしたらいい?」

「感じるままに声を出せ。すべてを俺に曝け出すといい」

「感じる…か分かんないよ?」

「やってみれば分かる」

シリウスは未来のシャツをまくりあげ胸をあらわにさせると、その両サイドにちょんと存在する突起のひとつにキスを落とし、もうひとつは指で弾いた

「んっ…」

「ゾクゾクする感じはあるか?」

「くすぐったい」

「そうか。くすぐったいだけならもう少ししてやろう」

歯を立て乳首を甘噛みすると、未来はぴくりと体を揺らした

「あん…」

「噛むのが好きか?ではこれは?」

ぐりぐりと潰すように乳首をこねられ未来の乳首が堅く尖り、股間が膨らみはじめた

「んんっ…ぞくってする」

「少し痛いくらいが…どうやら好きらしいな?」

「そんなことない。痛いのはやだよ」

「だがこの股間の膨らみはなんだ?」

シリウスはいじわるく未来の股間をズボン越しに掴んだ

「やん…そ。それはっ、最近抜いてないし…」

「それなら先にその精を抜いてやろう。ズボンを脱がせるから尻を浮かせろ」

「…」

未来は無言で尻を浮かせた

「そのまま」

ズボンに手をかけ、シリウスは未来の股間をあらわにさせた

「薄いが、毛が…生えているのだな。まだかと思ったが」

「生えてるよ!もう16だよ!」

「ムキになるな。不衛生ゆえにこの国では剃り落とすが未来の国では自然のままか?」

シリウスは物珍しいものを見るように首をかしげ、未来の毛を撫でた

「人それぞれだけど…どちらかというと生えてると思う。てか、そんなのを撫でないで」

「こちらを撫でられたいか?」

シリウスはおもむろに未来の勃ちあがりはじめた陰茎を撫でた

「うひゃっ」

突然触られて未来は素っ頓狂な声をあげ、身をよじった

「何故変な声をあげて逃げる?もっと可愛いらしい声を出さんか」

シリウスは正面に未来の体を向き直せた

「可愛いらしい声ってどんな…っ」

「皆、あんとかんんとかもう少し艶のある声を出すものだが…うひゃとは何だ?」

「悪いかよ。触られ慣れてないんだよっ」

「これから毎日でも触られることになる。慣れろ。つまらん」

「毎日!?」

優しくシリウスは包みこむように未来の陰茎を握り

「食事と一緒だ。ねやは欠かせない」

ゆったりとした動きで上へ下へと擦り、陰茎が膨張していくのを促した

「んぁ…そんなっ死んじゃうって」

「死にはしない」

突如、シリウスは擦る手を早め、激しく動かした

「あ、……ぁあっ、激しっシリウス!離して。そんなしたら…っっ」

「もう逝くか?」

「イク…イッちゃうからぁ!」

「まだだ」

シリウスはいじわるく口角をあげて笑い、未来の陰茎の根元を握りしめた

未来はせきとめられた苦しさに頭を左右に振りシリウスを潤んだ瞳で見つめ、その続きをねだった

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聖女…じゃない方のオレ、陰ながら世界を守ります 紗くら @sakura1827

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