2話 火柱の怪物

 遺跡にて……少し空気が寒く感じる

 ___________やはり、前の世界のように世界遺産で

 見たような知っているような文明ではなさそうだ。というよりも有名な方しか分からないし、立派な歴女でもない。中は石を積み上げて作られており、ちょくちょく紋章の入っている石が時々見かける。

 極稀に石に文字のような物が書かれており、幾つもの別れ道を見尽くして残り一つの部屋を残して私は扉の前で立って迷っていた。開けるかどうかだ。今の服装では身を守れるようなことは無く、強いて言えば、防犯ブザーくらいしかなかった。今思えば、ありがとう親。と今はいない優しい親へ感謝する私。バッグとスマホはファミレスで置いてきてしまったし、大丈夫かなと無駄なことだと分かっていながら、手にブザーを持って扉を開ける。


 ____________扉を開けるとそこには広く反響するほどの空間に、

 何らかの魔法陣が半径5m程度ポツンと書かれていた。何かしらの文字で書かれているだろうが、その文字は読めなかった。魔法陣の中央には壇と隅っこにガラス瓶が薄くホコリを被っており中身は臓器のようなもので正確な確認が難しかった。石の壁には絵が書かれており、

テーブルに入れ物を置くみたいなことが書かれており、

 人間の中にある火。矢印の隣で召喚されると言った形だろうか。

 それは魂と引き換えに化け物が召喚されるように見えたり、

 心臓を捧げて化け物を作りだすようにも見えた。

何をやるにしろ、やるに越したことはない。

バカではあるがここでなにも進展しないのであれば……試すに他ない。

馬鹿で単純アホな考えだと思いながら、壇に中身の入ってあるガラス瓶を置く。




 _____________________何も起こらない………??

 なにか、条件が足りなかったのだろうか…それとももう使い捨てだとか??

 と思い私はそっと……少しずつ魔法陣に近づいてみると……。





 _______火柱が立ち上がり、

 私に近づいてくる私は逃げるという意志を見せて、

 防犯ブザーを鳴らし、投げ、出口に向かおうとする「日宇!!逃げるぞ!!火が!!火がこっちに向かってくるぅ!!!!!!」と出口にいるであろう言って日宇の手を取る。「あんたまじで、何をしたの?!?!」と言い合いをしながらも猛ダッシュで街に着くとも分からずにただ単に走った。


 _____________________は手を出してブザーを不思議そうに見つめるとすぐさま、灰と化してしまったがもっと知りたいと思った。逃げてしまった彼女ね声を何故か懐かしい感じがするのはなぜだろうか。火の勢いが無くなると同時にガラス瓶から心臓にも魂にも見えるとこから、

 が作られてくる。人間の形になり、遺跡から出た姿は何ら成人男性と変わりのない生まれた姿だった。


「あんたまじで、何をしたの?!?!」と言い合いをしながらも猛ダッシュで街に着くと凄い息切れで20半ばでとんでもない疲れを出してしまった。


しばらくすると街が見えてきた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る