グーグル万歳、グーグル万歳。

 ラスボスで心が折れたゲームがあった。


 ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団。


 ダンジョンRPG。


 日本一ソフトウェアが開発したゲーム。


 ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団の続編。


 自分の中で曰く付きのメーカーから出されたゲーム。

 

 値段に対してボリュームと作りが……な、メーカー。


 だがキャラデザインと世界観が刺さる、刺さってしまう。


 このゲームに関しては『ストーリーが良い』という評判を受けて調べて買った。


 同じライターが勤めた前作も、ストーリーが受けていたのもあって、ふんぎりがついた。

 

 序盤のゲーム部分はそれなりに楽しかった。


 序盤のストーリー部分も、まぁ楽しかった。


 低く見積もったハードルを越えてくれて嬉しいな、程度に思っていた。

 

 終盤に近づくにつれて、思うところも出てくる。


 ストーリーが良い感じで、ゲーム部分がマトモで、ボリュームそれなりの日本一ゲーム。


 ささやかな当たりを引いた、そんな印象だった。


 最終局面に突入、ピンチに陥る、それをなんとか切り抜けて主人公を助けて終わり。

 

 ガレリア完、だと思っていた。


 主人公が救われなかった。


 意味が分からなかった。


 悲しげなEDが流れて、物語の中心にいたお婆さんが出てきて、意味深な事を言って、最終局面前にもどされた。


 自分が終盤だと思っていた局面は、序盤の終わりだった、楽しい体験だった。


 グーグル先生に助言をいただいて中盤にはいる。

  

 この時に『敵が落としたアイテムや、ダンジョンで拾ったアイテムを売ってはいけない』という教訓を得なかったのが敗因だったと思う。


 まぁそれから、中盤のダンジョンにチクチク文句出しながらも、ストーリーに引っ張られてなんやかんやでラスボスまでたどり着いた。


 このラスボスが異常に強い、難易度をノーマルでずっと進めていたが、一番下の難易度にしても異常に強い、レベルを上げて再戦してもちっとも変わらない強さ。


 また先生に助言を乞う。


 ドロップしづらいアイテムを拾ってこいとの事。


 降参した。


 魔が差して見てしまったクリア後のストーリー動画が決め手だった。


 ほんのり苦いけど救いのある終わりだった。


 ちょっとだけ、愚痴を書いて終わりたい。


 ストーリー進行に必要なアイテムが売れるっておかしいじゃん!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゲーム中心の薄味感想 ハイパー1600 @mobmad526

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る