ゲーム中心の薄味感想

ボタン君だと思っていた、ボタンちゃんだった、脳がバグった。

　面白いゲームがあった。

　ポケットモンスターヴァイオレット

　楽しかった。

　いつものポケモンだった。

　好きなヤツを捕まえて、ジムにいっておしまい。

　初代からあんまり変わらないプレイ感覚だけど、やってしまう。

　なぜなのか、まぁいいや。

　そういえば、良いキャラがいた。

　ネモ、という明るい戦闘狂。

　デカイ犬のような気質のお嬢様。

　１ルートのラスボスとして立ちはだかる。

　ライバルとして対決して、こちらが勝っても、あい変わらずの、明るい戦闘狂ぶりは健在だった。

　だけどあの、明るさが表に出る前の、押し殺して生まれた沈黙は。

　いろんな解釈があるんだと思う。

　だけど、目が血走った歯軋りが聞こえてくるような、あの沈黙は、いつものポケモンにない感覚が見いだせた。

　修羅道に堕ちたネモを、だれか描いてはくれぬか。

　楽しいゲームだった。