④スタイラスペン

 購入したスタイラスペンを紹介する前に、「そもそも執筆にスタイラスペンは必要か?」という疑問があるかと思います。


 結論から言うと、「あってもいいしなくてもいい。でも買ってみると、買ってよかったなと思う」というのが本音です。私はプロットづくりや推敲・校正の工程で手書きしたかったので、迷わず購入。タイピングのみでアイデア出し〜校正まで完結できる方は不要かもしれません。私の場合、純正のApple Pencilは費用が高いので選択肢に入りませんでした。本当にケチですみません、Appleさん……。


 スタイラスペンの選び方は下記の通りです。



●価格

  何度も書くと自分が守銭奴のように感じるので、以下略。


●色

  あまり選択肢はなく、ホワイトが多い印象です。Apple Pencilの代替として使われることが多いので、外観が近いものが多いです。私はこだわりませんでした。


●ペン先

  ペン先がペンに近い細いもの、丸くなっているものなどがあります。細かな作業(字を書く、絵を描く)であればペンに近いものの方が使い勝手がいいので、私はペン先が細いものを選びました。


●筆圧感知機能有無

  筆圧によって線の細さを調整できる機能です。イラストなどを描く方はこの機能があった方がいいと思います。私は文字や図式のみで絵のクオリティなどはこだわっていないので、筆圧感知機能はないものを選びました。


●パームリジェクション機能有無

  パームリジェクション機能とは、ペンで画面に書く際、ペン先以外に手の側面が当たってしまってもそれを感知せず、自然と画面に手を置きながら書くことができる機能です。私は手を画面から浮かしながら文字を書くの大変そうと思ったので、パームリジェクション機能ありを選びました。


●磁気吸着機能有無

  スタイラスペンを収納する際、iPadに磁気でくっつくようになっている機能です。iPadカバーにペン収納スペースがあればそちらで構いませんが、私はカバーに収納がなかったので、磁気吸着するペンを選びました。


●対応デバイス

  機種によって対応デバイスが異なるので、自分のiPadに対応しているか必ず確認してください。


●充電形式

  前述の「Bluetoothキーボード」同様、充電ケーブルにこだわる方は確認しましょう。



 以上の要素を検討し、私が選んだのはKENGONEのスタイラスペンです。評価が高く、要件も満たしていたので選びました。


 1点、あえて不満な点を挙げるとすれば、磁気吸着がiPadの側面ではできず、前面カバーの上についてしまうことでしょうか……。苦笑

 しかし私は一緒にBluetoothキーボードも持ち歩くことになるので、今では100円均一で買ったポーチにBluetoothキーボード・スタイラスペン・充電ケーブルを入れてiPadと持ち歩くようになりました。なので、この問題をそれほど不満に感じなくなりました。


 結果、使い心地はまったく問題なく、むしろどんどん活用していて手書き作業が捗っています。



 以上の4つが取り揃えたハードウェア類でした。細々とした不満はあるものの、概ね理想通りで満足しているのが第一印象です。

 今後これらのハードウェア類を使い続けていく上でさらにどう感じるか、継続して検証していきたいと思います!


 次項からは、実際にiPadで執筆する際に使うアプリケーション類をご紹介していきます。

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