③Bluetoothキーボード

 iPadには純正のカバーとキーボードが一体化した「Smart Keyboard」がありますが、前述のとおり費用の面から断念。iPadの画面にキーボードを表示することもできますが、キーボードを表示すると執筆画面が小さくなってしまいますし、タイピングの姿勢にも無理が出るので、別途Bluetoothキーボードを購入することにしました。


 Bluetoothキーボードについても調べると、様々な検討要素があります。こちらもひとつずつ、どのように考えて検討したのかを紹介します。



●価格

  iPadカバーと同じく、他の要素を検討した上で複数候補がある場合は、安いものを選ぶ。


●色

   iPadカバーと同じく、基本的にはブラックを選ぶ。


●素材

  触り心地や重量、耐久性に関わるので、購入前に家電量販店に行って感覚を掴んでから好みのものを選ぶ。


●重量

  持ち運ぶので以下略。


●折りたたみ式 or 1枚もの

  携帯性を重視してコンパクトに折りたためるもの、もしくは1枚の板状のものがあります。私は携帯性を重視するため、折りたたみ式を選択しました。


●キー配列

  キー配列にはいくつか種類があり、一般的にWindowsパソコンなどで触っているのはJIS配列と呼ばれる種類です。これは日本語入力に特化したキー配列で、そのほかにはUS配列などがあります。基本的に、タブレットやスマートフォンは接続するキーボードをUS配列と認識することが多く、表示通りに入力できるメリットも。私はUS配列を選びました。ただしここは使い勝手に直結する部分なので、購入の際は慎重に検討した方がいいと思います。


●キーのレイアウト、ピッチ

  サイズ感が小さいBluetoothキーボードは、キーのレイアウトやピッチ(キーとキーの距離)などが通常のキーボードと異なります。また、折りたたみ式はキーボード中央で折りたたむことが多く、中央のキーとキーに距離があります。さらに、レイアウトやピッチはメーカーや機種によって差が出やすい要素です。できれば家電量販店に行っていろんな種類のキーボードを触り、どこまでなら自分は許容できるか?を判断した方がいいと思います。


●キーの押し具合

  感覚的かつ個人の好みで分かれる要素です。カチッとした押し心地がいいのか、むしろちょっと触る程度で入力できる方がいいのかなど、できれば家電量販店に行って自分の好みを把握しましょう。私は押し心地がしっかり欲しいタイプです。


●対応デバイス

  もちろん購入したiPadにも対応しているかどうかは確認しましょう。複数デバイスとペアリングできる(スイッチを押すことでiPadやスマートフォンなどの接続先を切り替えることができる)機能を持ったものもあるので、必要に応じて機能の有無を検討してください。


●充電形式

  最近はケーブルの種類も様々です。ケーブルの数を減らしたい、という場合は現在持っている充電ケーブルの形式と合わせた方がいいかもしれません。私は基本的にUSBのタイプCとLightningケーブルを様々なツールで併用しているので、そのどちらかであれば問題ないとしました。



 これらの要素を踏まえ、私はBUFFALOのBluetoothキーボードを選択。軽く、キーのピッチや押し心地が好みだったのでこちらにしました。


 1ヶ月使用して、大変だったことが2つありました。



①US配列のショートカットキー、わからん!


 パソコンはWindowsでJIS配列キーボードだったため、若干配列が異なり、ショートカットも違います。なので最初は大苦戦……! コピペもできない始末でした。苦笑

 今でもひとつずつ習得しながら使用しています。ですが執筆に使うショートカットは種類が限られていますし、ちょっとずつ慣れてきたので、この問題点は時間が解決することかもしれません。



②独特のレイアウトでタイプミス連発!


 どうしても携帯性を重視するとサイズが小さくなり、特にEnterキーなどは小さくなりがちです。購入当初は「Enterキー、こんなところにあるの!?」「いつもとタイピングの感覚が違って違う文字打っちゃう!」と一苦労でしたが、1ヶ月が経ちようやく慣れてきました。「この苦労は慣れるまで」と諦めるか、嫌な方は購入前に下調べしてください。



 しかしながら、他には全く不満がないこのキーボード。不満に感じるところもつまりは「慣れ」の問題だと思うので、このまま使い続けて慣れることができれば問題ない商品だといえるでしょう。

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