最初は怖い話なのかと読み始めました。しかし読み進めていくと、女の子の霊の境遇がわかるにつれて、今の世の中の辛い世相について考えさせられる内容が話の中心に据えられている事がわかりました。そんな話の展開にバッド・エンディングが予感され、読み進むのが怖くなったのですが、最後は純粋な友愛の心に接して私の心も癒された気がします。短い中に色々詰め込まれていて、得した気分になりました。ありがとうございました。
霊や霊感と聞き、ただただ怖い話かと思いつつ読み始めました。が、どこか心がほんわかしたり熱くなったり、色々な感情が沸き上がりました。現代社会への問題提起がされている小説で、考えさせられました。