1-ex 管理人■■■■・■■■■■の手記1
■■世界歴十七■■年 妖ノ月二七日
○今回の客人
名称:アミーテ・フィーナー
出身:萌緑世界レアラナ内
ネアテュール王国
年齢:十六歳
容姿:深緑色の髪に蜂蜜色の瞳
喪染:軽度
結末:元の世界に無事戻る
なお、喪染の影響は皆無
○失せモノ
「サクラ色の髪飾り」
客人の主が大切にしていたモノ。
恐らくこの大樹が元々桜の木であった為、引き寄せられたものと推測する。
○特記事項
初のレアラナからの客人。
千回以上客人を案内したものの、すべてソフィーリアかドゥエーラからの客人であった為大変珍しいケースである。
客人が戻る際に糸状の神気を僅かに付与した結果、レアラナと
他の世界の客人にも同様の方法を用いることで、
他の世界の客人も、早く来てくれることを願う。
全ては■■■■■■様にお戻りいただく為に。
本日の記録終了。
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「−ここまで長かったよ。…本当に長かったんだ、主様」
ぽろぽろと嬉し涙が金色の瞳から零れる。それを見ているのは、彼女が先程まで文字を記していたノートだけだった。
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