第2.5話 つかの間の、空き巣...!?

「じゃあ、また明日ね。今日はありがと!」


「ん、また明日。気をつけてな」


「えへへ、ありがと」


マンションに着いたので、湊斗と心白は挨拶を交わして別れた。


「ふぅ、」


(初日はやっぱり少し疲れるな...)


一人になった湊斗は気が抜けたのか、ため息をついた。しかし湊斗は、この後に衝撃の事実を知ることとなる。


「えーっと、」


(この紙によると俺の部屋は201号室か...)


「お、この部屋か」


少しして自分の部屋を見つける。


が、しかし--


「ん?」


(ドアがすでに開いている...)


鍵を差し込んでみるが、奇妙な事にすでに鍵は開いていた。もう一度確認してみたが、やはりここは201号室に変わりはない。つまり、この部屋は湊斗の部屋で間違いない。それに湊斗は、今日越してきたので、湊斗がこの鍵で初めて開けるはずなのだ。


(嘘だろ、空き巣か?)


(俺の部屋には何にもないぞ...)


そんなこんなでゆっくりとドアを開ける--

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