第7話 現場
「本当先生は昔から……」
私は先生言われた通りの部屋にやって来て、盗撮用のカメラを出しながら、先生の愚痴を言っていた。
それにしても先生があいつの担任だったのはびっくりした。これじゃあピンチになっても、覚醒出来ないし、あの作戦の時には必ずといっていいほど技を覚えさせないといけない。それなのに先生にばれると最悪殺される。
「っと、やっと取り出せた」
私はメモリを取り出して専用の機械にさした。ディスプレイは付いていない、私オリジナルの機械だ。
「面倒ーだな。もう少し見たいところを見れればいいのに。メモしとこ」
そう言って私はメモを書いた。
飛ばし機能、戻し機能は付いているものの、五秒ごとしか付いておらず、飛ばすと画面が止まるため、すぐの事じゃないと面倒くさかった。
「っと、ここか」
そこには、喧嘩とまでは行かないものの、口喧嘩している光景が写っていた。いや、喧嘩と言うより一方的に責めてるだけか。
「とりあえずこれをこっちのメモリに…」
カメラのメモリのデータを、移す用のメモリに入れて、カメラやメモリを戻す作業にとりかかった。
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