応援コメント

正義の果て」への応援コメント

  • 今回は親子との交流とその結末、でしたね。悲しい結果でしたが、一緒にいたリアも無事で、それだけが何よりでした。
    高名な父親の影のように生きていたオリヴィエの母親、彼女に向けられるオリヴィエの心情が興味深かったです。

    一ヵ月で数々の依頼をこなし、二か月で充分な資金を貯められるとはすごいやり手です……。討伐などもその日に行って帰ってこられる近隣だったのでしょうか。さぞかし大忙しだったことでしょう、そうやって稼いだお金をアニスさんに半分も渡してしまって(;'∀') もうこの町には居られないでしょうから、また何処かの町で稼ぐことになりそうですね。

    タイムは無邪気で元気な少年でしたね。剣を見せて欲しいと言われたオリヴィエが最初断った時には、彼女の慎重さに頷きました。見ず知らずの少年に見せてやる義理はありませんもの。結局場所を変えて見せてあげ、持たせてまであげたオリヴィエは、やっぱりお人好しです。笑 少年が無邪気で本当に良かったです。純粋に剣に憧れているようですが、剣の怖さもいずれ学ぶでしょうか……。タイムがどんなふうに成長するかは分かりませんが、アニスのためにも元気で生きて傍にいてやって欲しいものです。

    前章のラストにチラと出てきていた領主がオリヴィエをご所望ということなのですね。今回は躱せて何よりです。しつこそうですから、また何かしら仕掛けてきそうではありますね!

    作者からの返信

    保紫 奏杜さん、第八章の読了、ありがとうございます!

    前半は比較的ほのぼのしていましたが、結末は悲しい章でした。リアに危害が及ばなかったことは不幸中の幸いでしたね。
    母に対するオリヴィエの心境は描きたかったエピソードの一つです。母が望むような、女性らしい生き方ができなかったことはオリヴィエの心残りなのでしょうね。自身の性を呪わしく思うオリヴィエの心境は、母への心境に端を発しているのかもしれませんね。

    依頼のために東へ西へ、オリヴィエは実に多忙な日々を送っていました。遠方の依頼は少なかったか、敢えて引き受けなかったのかもしれませんね。アニスに資金の半額を渡してしまったのは、彼女にやり直してほしいという願いの表れだったのかなと思います。

    無邪気で元気いっぱいのタイムには、オリヴィエもつい心を許して剣を見せてしまいました。意外と子ども好きなのかもしれませんね。タイムはいずれ剣の怖さも知ることにはなるでしょうが、どうか今の純真さを失わずに成長してほしいものです。

    はい、領主との対決はまだ続きます。第九章は本章よりも明るいですが、そこでも領主が絡んでくるか否か? 引き続き見守ってくださると幸いです!

    編集済
  • こんにちは、コメント失礼します。

    今回はとても胸が痛むお話でした……アニスの息子を思う気持ちから来る裏切り。タイムの「騎士になりたい」という純粋な思い。親子の繋がりを見ていた分、より一層辛かったです。
    しかしオリヴィエさんの言う通り、許すことが出来ないのもまた確かな事実。『もう二度と、あの子の名前を穢けがすような真似をしないでくれ』という言葉には震えました。きっと崇高な騎士の魂を持つオリヴィエさんだからこそ、零した言葉だったのでしょうね。
    これからのタイムの人生が、真っ直ぐ気高くあるよう願うばかりです。

    切なく終えた今回の旅先。次はどこへ行くのか、また楽しみに拝読したいと思います。

    作者からの返信

    冬原水稀さま

    引き続きお読みくださりありがとうございます! 章ごとのご感想、いつも励みになっています。

    本章は私にとっても辛いエピソードです。前半ではタイムとの交流を中心にほのぼのとした展開を描いていただけに、結末がより重苦しく感じますね……。
    母に似た人の裏切りだったこともあり、オリヴィエの感じた痛みも相当なものだったでしょう。それでも自分の痛みをぶつけず、タイムの将来について進言するあたりが彼女らしいのかなと思います。
    タイムはどうかこの一件を知らぬまま、純真で立派な剣士として育ってほしいですね。

    本章が重苦しく終わってしまったので、次章は一転して明るいお話です。
    引き続きオリヴィエ達の旅路を見守っていただけますと幸いです!