応援コメント

愛の残り香」への応援コメント

  • 情景描写も丁寧ながら、オリヴィエの心理描写もとても丁寧に表現されていますね。今回、まさかの男性にちょっと絆されてしまったオリヴィエの揺らぐ気持ちが、すごく伝わってきました。彼女の中の女の部分を引っ張り出したなんて、イベリスはすごいですね。女性の扱いには相当慣れているように思えました。オリヴィエの気持ちがどう転ぶか分からないとなると、すごくソワソワしてしまいます!
    アイリスがこのことを知ったら、どう感じるのかしら……。

    シャガとルドベキア以外の騎士たちは相変わらず酷い連中ですね(;'∀') 花騎士団は縁故で入れたりするのでしょうか……この国、大丈夫なのかしらとまた心配になってしまいます。アイリスの継母は他に色目を使うような奔放な女性のようですし。何か起こりそうな気がしています。

    作者からの返信

    保紫 奏杜さん、第三章もお読みくださりありがとうございます!

    第三章では、性の狭間で揺れ動くオリヴィエの心境を表現しています。アイリスへの思慕は変わらずにあるものの、初めて異性に女性として扱われて心が揺れる。イベリスの誘いを断りはしたものの、思いを断ち切れたわけではない以上、今後も気持ちが揺れる場面があるかもしれませんね! アイリスがこのことを知ったら素直に喜べなさそうです。。

    ズオウを筆頭とした花騎士団の面々はオリヴィエには冷淡。実力の劣る者が幅を利かせている辺り、世襲制なのかもしれませんね。王族は王族でカトレアが放埒な振る舞いをしていますし、国の先行きが危ぶまれますね……。


  • 編集済

    本作も胸に迫る心理描写で、物語に没頭しながら読み進めました。
    オリヴィエさんの恋愛対象は女性なのかな?と思っていたのですが、どうやら単純な話ではなさそうですね。
    騎士として育てられたからこそ、女性らしさは不要と思ったかも知れませんし、男性社会で生きづらさを感じていたからこそ、男性への失望のようなものを覚え、心にフィルターがかかっていたのではないかなと、勝手ながら想像しました。
    それがなくとも、アイリス姫のそばにいることで騎士として活躍できますから、王女への思い入れは大きいはずですよね。もちろん、姫が魅力的な方だからというのもありますが。

    などと好き勝手書いてしまいましたが、最後にはどんな結末が待っているのか、明かされるのが楽しみです。
    じっくり見守らせていただきたいと思います!

    作者からの返信

    平本りこさん

    こちらの作品にもお越しいただきありがとうございます! 没頭できたとのお言葉、大変嬉しいです。

    騎士ゆえに封印された女性らしさ、男性社会で冷遇されたゆえの男性への失望、両方オリヴィエにはありますが、かと言って性別で相手を一刀両断しているわけでもないのですね。本章では初めて異性から愛を向けられたことで、眠っていた感情が呼び起こされたとも解釈できます。
    騎士としての男性らしさと女性としての性、どちらも持つ彼女ならではの揺れる心境や恋模様が本作の見所の一つです。

    姫付きであることはオリヴィエにとって誇りであり、何を以てしても代えがたいもの。それが余計にアイリスへの愛を強めているのかもしれませんね。

    『氷結』以上に長い物語ではありますが、ぜひじっくり見守っていただけますと幸いです!

    編集済
  • ここまで一気に読ませていただきました。
    とても面白かったです!
    時間はかかるかもしれませんが、続きも読ませていただきます!
    三章では舞踏会に出たことでオリヴィエさんの心境の変化など見どころが満載でした。
    今後、彼女の心の落とし所がどんなふうになるのかとても楽しみです。

    作者からの返信

    椎野 紫乃さま

    お読みくださりありがとうございます! 面白い、続きも読みたいという感想をいただけて大変光栄です!
    三章は私も気に入っているお話です。今までは男らしく振る舞っていたオリヴィエですが、ここに来て始めて女性としての心境が目覚めました。
    彼女の心の移ろいは本作の主軸の一つなので、今後も注目しながらお読みいただけると嬉しいです!

  • 少し貯めて読ませてもらいました。
    この舞踏会のシーンは主人公の不安や期待や……なんていったらいいんだろう。
    様々な感情が絶妙なバランスで……。

    うまく言えませんがとにかく素晴らしかったです。

    久しぶりにこの物語を訪ねてみて良かったw

    作者からの返信

    鳥羽フシミさま、続けてお読みくださりありがとうございます!

    本章ではオリヴィエの様々な感情の揺らぎを表現してみました。主人に対する報われない思慕、その先に待っていた新たな出会い。騎士としての一面と女性としての一面が混じり合う様を感じ取ってもらえていたら嬉しいです。
    今後も1か月に一章くらいのペースで更新していきますので、またお訪ねしてくださると嬉しいです!

    編集済
  • こんにちは、コメント失礼します。

    毎度のことながら、惚れ惚れしてしまうような描写ですね! 「花」というモチーフが主軸なだけあって植物と重ね合わせた表現が多く見られますが、既存表現と被らず、常に新しい言葉を用いられていて凄いなと感じます。
    そして今回は、オリヴィエさんの心の揺れ動きに何より注目してしまいました。アイリス姫への溢れる感情、イベリスさんの登場に一瞬花開く未知の自分……二人のダンスシーンはセリフの言い回し含めとても美しく、素敵でした。

    続きも楽しみです。

    作者からの返信

    冬原水稀さま、続きもお読みくださりありがとうございます!

    本章はお気に入りのエピソードの1つです。舞踏会の雰囲気に浸れるようなロマンチックな情景描写を意識しました。
    言葉選びは毎度かなり苦心しています。なるべく言葉がかぶらないように類語を調べ、より美しい表現ができないか探して毎回書いています。その分時間はかかりますが、いい表現ができると満足度も高まります。

    オリヴィエの心の動きも注力した点なので、ご注目くださって嬉しいです。
    これまではアイリスへの思慕が心を占めていた彼女ですが、イベリスに女性として扱われたことで心境に変化が生まれました。ダンスシーンはセリフ回しも含めてとにかく美しい場面を描きたかったので、同じものを感じてもらえてとても嬉しいです。

    今回控えめだった分、次章は剣戟がメインです。それでも本作ならではの美しい描写は意識しているので、続けてお楽しみいただけると幸いです!

    編集済