第47話 新婚旅行


 俺はアーデと、新婚旅行に行くことにした。

 これまでに、いろんな事業で金は腐るほど稼いできている。

 ここらで、いっちょ派手に使っても、ばちは当たらないだろう。


 一級観光地にある高級ホテルを予約する。

 海の見える綺麗なホテルで、リゾート気分を味わおう。


 アーデは薄黄緑色の爽やかなワンピースで、おしゃれに着飾っている。

 これが俺の御嫁さんかぁ……。

 アーデはいつにもましてキレイだった。


 リゾートは俺のいる街からはけっこう離れていて、気球で移動する。


「旦那様、私うれしいです。こんな経験はじめてです」

「俺もうれしいよ。アーデとこうして新婚旅行に行けて」


 アーデは初めて乗る気球に大はしゃぎだった。


「きゃ……」

「おっと、しっかりつかまれよ」


 風に気球が揺られ、アーデはバランスを崩す。

 そこを俺がすかさず支える。


「ありがとうございます。旦那様、たのもしいです」

「俺にしっかりつかまれよ」


 俺はアーデを抱き寄せ、そっとキスをした。

 気球の上でこんなことをするのも、またいいものだ。


 それから、ホテルについて、荷物を降ろす。

 ホテルは俺の屋敷よりもはるかに広く、部屋も豪華だった。

 ベッドは普通のダブルベッドの四倍くらいの大きさだ。


 俺たちはさっそくベッドに飛び乗って、イチャイチャし始める。


「アーデ、今日はたくさんイチャイチャしような」

「はい、旦那様。可愛がってください」


 俺はアーデの首筋や、太ももを繊細なタッチでくすぐる。

 そして、アーデの口元に手をやって、舌を滑り込ませる。

 俺がアーデの口の中に舌を押し入れると、アーデは自分の舌でそれを返してくる。

 お互いに、舌を絡ませあって、唾液を交換する。

 すると、最高に気持ちいい。


「アーデ……アーデ!」

「旦那様、ダメです。まだお昼なので、ここまでです」

「焦らすな……」

「先に、観光しましょう」

「そ、そうだな……」


 俺は今すぐにでもアーデを押し倒したかったが、アーデは冷静に俺にお預けをした。

 ムラムラした気分のまま、俺はアーデと手をつないで観光する。

 生殺しのまま、高ぶった気持ちのままでアーデと観光デートするのは、なかなかドキドキして楽しかった。


「あ、ほらみてください! あれが有名なセイントレイ大聖堂ですよ!」

「おおー……! すごいな……!」

「って、旦那様……どこ触ってるんですか。ここは神聖な場所なんですよ。めっ!です」

「あはは……そうかそうか、すまん」


 俺は思わずアーデのお尻に腰を振って擦り付けていた。

 そのくらい、俺は今にでもアーデに襲い掛かりたかった。

 そんなもんもんとした気分のまま、観光を終え、俺たちはホテルに戻る。


 一度ホテルに戻り、俺たちは水着に着替えてビーチへ繰り出す。


「って……旦那様……もう、大きくなってるじゃないですか……やだ……」

「すまんすまん……アーデの水着姿があまりにもキレイで……」


 アーデは露出の多い、白い水着を着ていた。

 白い水着が、アーデの白い肌をよりひきたてていて、とってもえっちだ。


「旦那様、先に一度だけ処理してからいきましょう。こんなままでは、ビーチの他のお客さんに見られてしまいます」

「ああ、すまん……たのむ」


 俺は水着姿のまま、アーデに口で処理をしてもらった。

 アーデの小さいお口にくわえられると、一瞬で逝ってしまう。


 それから、ビーチに繰り出し、俺たちは海水浴を楽しんだ。


「そら! いくぞ!」

「きゃー……! 旦那様……!」


 俺はアーデと水をかけあったりして、まるで中高生のカップルのように楽しむ。

 それから、ビーチパラソルの下で、椅子に座ってイチャイチャしたりした。


「旦那様、日焼け止めクリーム、塗ってください」

「もちろんだ。ほら、ここに寝転んで」


 俺はアーデの真っ白な背中に、日焼けどめクリームを塗る。

 なんだか、いけないことをしているように気分で、また高ぶってきた。


「あん、旦那様、お尻はやさしく触ってください」

「すまんすまん……」


 思わず、手つきがねっとりしてしまう。

 俺はまるでアーデを愛撫するかのように、ねっとりとクリームを塗りたくった。


「あっ……♡ そこはダメですぅ……」

「もしかして、今いっちゃった……?」

「す、少し……」


 恥ずかしそうに頷くアーデは、最高にかわいかった。

 それから、夕方まで遊んだ俺たちは、ホテルに戻った。


 ホテルでは、豪華な食事を楽しんだ。


「うわぁ……すごい大きな牡蛎ですねぇ……!」

「ああ、これは精力がつくな……! 今夜はアーデを楽しませれそうだ」

「もう、旦那様はえっちなことばかり考えるんですから……」


 海辺のホテルなので、新鮮な牡蛎を堪能した。


 夜になって、ようやく俺はアーデとベッドに入る。


「今日一日、もんもんとしてたんだ。今日は寝かさないぞ……!」

「旦那様、きてください……♡」


 俺はアーデと獣のように交わった。


「あん……♡ きゃああああ……♡」


 ホテルの人、ごめん!

 かなり大声を出してしまった。

 それに、片付けとか大変だろうな……。

 だけど、普段は楽しめないようなプレイまで楽しめた。


 ホテルには露天風呂もあって、汗をかいたあと、そこでゆっくり汗を流した。

 露天風呂は部屋にそなえつけのもので、混浴で貸し切りだった。

 最高の新婚旅行になったと思う。

 これからも、俺はアーデとたくさんイチャイチャしたいな。

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