アニオタ、沖縄県民に愚痴を聞かされる

 九人に案内されて、およそ十分後に到着したのは、うらぶれた小さな公園だった。


 正方形に広がる公園内には、を除いて誰もいなかった。置いてある遊具はジャングルジムとブランコのみで、そのところどころに錆びと塗装の剥離が見られる。


 浅黒い肌。高い背丈。細身に見えてどこか詰まった感じのある四肢。日本人離れした濃い顔つき。ハイビスカス柄の半袖ジャケットにビーチサンダルという、夏感たっぷりな風貌。


 その男の「立ち方」に、常春とこはるは見覚えがあった。肩幅に開いた両足を内股に引き絞り、両拳を八の字に構えたまま脇を絞った立ち方。——空手の基本の型『三戦サンチン』だ。


東恩納ひがおんなさん、連れてきたっス! こいつっス!」


 男の一人がそう言うと、その浅黒い青年は『三戦』を解き、じろりと常春へ向いた。


(——へぇ)


 常春は、うなじがざわつくのを実感した。


 


 一目でそう感じた。


 この男は、場数を踏んでいる。


 は、相手もまた「そう」であるとすぐに理解できる。

 

 浅黒い青年もまた、常春を見た途端、大きめな瞳をスッと細めた。周囲を取り巻く「気」も一気に引き締められる。

 

 明らかに、ただの高校生を見た反応ではない。迂闊に近づけばタダでは済まない。常春にはそれがすぐに分かった。

 

「……お前か、うちの奴に手を出したのは」


 顔つき同様にはっきりした声で、その青年は問うてきた。


 普通の人なら、そのひと睨みで萎縮してしまっていただろう。そういう殺気に満ちた「気」を感じる。


 しかし、常春は常に真顔だった。


「手を出した、という言い方は適切ではないですね。そもそも先に手を出してきたのはそちらなんだ。こちらはそれに反撃したまでのこと。文句を言われる筋合いは無いですね」


 そう淡々と告げると、周囲の手下から「んだとテメェ!」「殺すぞぉ!」とか喚き散らされる。


 しかし、その浅黒い青年が手を挙げると、途端にピタリと喧騒を止める。……この集団における青年の力の強さを示唆していた。


「自己紹介がまだだったな。——俺は東恩納ひがおんなじん。『唯蓮会ゆいれんかい』の三番隊隊長をやっている者だ。小僧、お前の名は?」


 それを聞いて、常春の隣に立つ頼子よりこが息を呑んだ。


 『唯蓮会』は、裏社会に関わっていない一般人でも、最近たびたび耳にする単語だ。


 この武久路ぶくろを仕切っていた久栄会というヤクザ組織が去年に突如解散。支配者を失って混沌としていたこの街の裏社会に彗星のごとく現れ、怒涛の勢いで勢力を拡大していった半グレ集団である。この『唯蓮会』が次の武久路の覇者になるという予想が、もはや確定的予想になりつつあった。


 そんな集団の幹部ともいえる存在を前にして、頼子の足が震えた。


 けれども、常春は少しも揺らがなかった。


「僕の名を知りたいのでしたら、組織の名前を告げるべきではありませんでしたね。……があるのに、わざわざ名乗る義理がありますか?」


 その言葉に、浅黒い青年——東恩納仁は眉をピクリと跳ねさせる。


 「報復の危険がある」という言葉はすなわち……己が常春に敗北した後、組織の力で復讐を仕掛ける危険性、という意味。、あまりにも挑発的な発言だった。


 しかし、すぐに意識を鎮静化し、仁は変わらぬ落ち着いた口調で告げた。


「別に言わんでもいいが、だろうさ。お前の学校……冨刈とみがりの教師の中には、唯蓮会傘下の消費者金融から借金をしている奴もいるからな。そいつ経由で聞き出せば、お前の名を知ることなど簡単だ。どうだ? いつの間にか知られてましたって感じより、自分で名乗って教えた方が気持ち悪さは減ると思わないか?」


 常春はふぅ、とため息をつき、渋々名乗った。


伊勢志摩いせしま常春とこはる


「伊勢志摩常春、か……覚えたぞ」


「忘れてもらっても結構ですよ。その方が僕の『日常』に支障はありませんから」


 常春の素っ気ない言い草に、しかし仁はふふっと楽しげに笑声をもらした。


「——俺と一対一サシで勝負しようじゃないか。もしもお前が俺に勝てば、今回の件は不問にすると約束しよう」


 言った途端、手下達がいっせいに湧き立った。


 しかし、そこへ頼子がようやく口を挟んだ。


「か、勝手なこと言わないでっ! 何よ、「不問にする」って!? 偉そうにっ! い、伊勢志摩はっ……あんたの手下に絡まれてたウチを助けてくれただけなの! それなのにっ……!」


 勇気を振り絞ってくれたのだろう。その声には勢いこそあったが、ところどころに震えが混じっていた。


 常春の口元に、優しい微笑が自然と浮かんだ。


「大丈夫だよ。宗方むなかたさん」


「何言ってんのっ? 相手はギャングなのよっ!? あんたがいくらちょっと強くたって、大丈夫なわけ——」



 重ねて告げられたその言葉に、頼子は押し黙る。


 もう、止められないと思ったからだ。


 しかし、それだけではない。


 本当に大丈夫なのではないか。そう思ったからだ。


 無論、相手の強さの程がまだ分からないため、それは単なる「予感」に過ぎない。


 しかし、それでも「大丈夫」だと思った。


 そして頼子がどう思おうが、常春と仁は戦いへ向かっていく。


「一つ聞いていいですか? 東恩納仁さん」


「なんだ、伊勢志摩常春。何でも聞いてみろ」


「これからやる勝負は、格闘技の試合形式ですか? それともケンカですか?」


「ケンカだな」


「そうですか。それを聞いて安心しました」






 






『————!?』


 全員が泡を食った。


 常春と仁との間の距離は、およそ十五メートル。


 その小さくない距離を、常春がからだ。


 眼で追えないほどの俊足。その速力をもって全体重を衝突させるような一撃。決して軽くはない。


 しかし、その一撃に、仁は耐えていた。


「——素晴らしい。


 先ほどの『三戦』の立ち方になり、常春の右拳を腹で受け止めていた。


 拳がじんわり痛むのを実感する。……。まるで密度の高い砂袋を殴ったような感覚。


 そこから、稲妻のように互いの手足が動いた。


 頸動脈を狙った仁の貫手。常春は身をひねってそれを紙一重に回避しつつ、もう一度腹へ正拳。しかしやはり硬く、仁の動きにも少しも途切れが生まれない。鋭く近づいてきた仁の正拳を、常春は瞬時に距離をとって避ける。


 常春は攻め方を変えた。


 瞬時に接近し、蹴りを叩き込む——と見せかけて風のごとく背後を取って、内から外へ広げるような蹴りを仁の背中に叩き込んだ。中国武術では『擺脚はいきゃく』と呼ばれている蹴り方だった。


 それからも常春は、目にも留まらぬほどの俊足で、立ち位置を固定させず変え続け、仁のあらゆる角度からあらゆる形の蹴りを当てていく。


 脚力で走るのではなく、巧みかつ軽やかな足さばきでことでなし得る、尋常外のスピード。側から見れば、常春の姿が陽炎かげろうとなって仁の周囲を駆け巡っているようにしか見えなかった。


 しかし、普通ならば十秒でズタボロになって倒れるであろう蹴りの嵐の中、仁は二十秒経った今なお力強く立ち続けていた。


 


 体のあらゆる部位が、まるで鉄板でも仕込んであるみたいに硬質的なのだ。蹴っても蹴っても手応えが感じられない。


 頭部も、両腕が手堅く守るため、届かない。どれだけ速く蹴りかかっても、即座に反応されて防がれる。なんという反射速度。


 おまけに……防ぐ腕を蹴った時の感触もまた、石のように


 ……早々に終わらせるつもりだったが、甘く見すぎていたようだ。


 常春は仕切り直すべく、再び距離を取った。


 あれだけの蹴りを喰らったのに、仁は何事もなかったようにニヤリと笑った。その眼に宿る闘志は、この「ケンカ」が始まった時からいささかも揺らぎが見られない。


「……想像以上だな。これはわざわざ呼びつけて正解だったようだ。まさか今どき『軽身功けいしんこう』をここまで練り上げた奴がいるとは……内地も捨てたものじゃないな」


 『軽身功』。


 中国武術に存在する練功法れんこうほう(鍛錬法)の一種だ。


 読んで字のごとく、身体を軽く動かす技術。

 『軽身功』の修行を積むと、馬のような速度で疾走できたり、高い塀も難なく跳び越えたりすることができるようになる。積んだ鍛錬のレベルにもよるが。


 常春は師から、蟷螂拳と一緒にこの軽身功の鍛錬も死ぬほどやらされた。その訓練は「過酷」の一言に尽きるものだった。特にキツかったのが、疾走する馬の尻尾を手のひらに乗せながら、その後をひたすら追いかけ続ける訓練。


 しかし過酷な鍛錬の甲斐あって、常春は我が身を羽毛のごとく軽やかに動かすことができるようになった。学校の軒をパルクールのごとく何度も飛び移ったり、十数メートルの瞬時の移動など朝飯前。全力疾走ではスクーター並みの速度を叩き出せる。


 常春は、じんじんと痛む右手を一瞥いちべつしてから、称賛を返した。


「あなたも、。密度の高い砂袋を殴っている気分だ。それ……『上地流うえちりゅう』でしょう?」


「ふっ、お見通しか」


 『上地流』……上地流空手。琉球空手の一派である。


 中国南方武術の一つ『半硬軟パンガイヌーン』に起源を持つといわれており、その動きはせいの色が強く、一撃一撃が重厚。


 上地流の最大の特徴は、中国武術由来の特殊な鍛錬法によって、肉体を強靭に鍛え上げることだ。


 基本の型『三戦』を行いながら、あらゆる方向から逐一衝撃を受ける。その鍛錬を正しい方法で何年も繰り返すことで、肉体は鋼のごときを手に入れられる。——この鍛錬法を『鍛え』と呼ぶ。空手家がバットを蹴りで折るパフォーマンスがあるが、上地流は


「オリンピックで空手の競技があるだろう? 俺はあれが死ぬほど嫌いなんだ。競技化されたKUMITE組手はピョンピョンとステップを踏む無様なキックボクシングと化していて、競技化されたKATAは見栄えの良さと顔芸を競う種目となり下がっている。……全て内地人ナイチャーとアメリカ人のせいだ。奴らが琉球武術の世界に土足で踏み入り、自分の好き勝手に琉球武術を凌辱した結果がアレだ。奴らは今も昔も、沖縄を汚すことしかしない。考えるだけでわじわじイライラする」


 仁がややトゲのある口調で言う。……「KUMITE」「KATA」という単語をわざと英語っぽく言ったのは、揶揄の意味を込めてのものだろう。


「今のナイチャーなど、武術の「武」の字も分からん馬鹿者ふりむんだ。空手をイロモノに改悪させるだけには飽き足らず、平和ボケと豊かさの慢心で再軍備と独立への努力を怠り、そのせいで在日米軍基地をいつまでもほったらかしにし続けている。なおかつ、それを恥とも思わない。……だが、お前のような男がいるのだと思うと、少しはナイチャーにも希望が持てそうだ」


 本当に嬉しそうな仁の顔を見て、常春は確信する。


 この男は、ギャングの幹部ではあるが、決して悪い人間ではない。


 長年のカンがそう言っている。間違いない。


 けれど、それと勝負の継続は、また別の話だったようだ。


「……だからこそ、俺はお前と戦いたい。お前の使う蟷螂拳は中国武術だ。同じく中国武術から生まれた琉球空手とは縁がある。そして、お前ほど蟷螂拳を扱えるナイチャーはそうはいない。琉球空手を学んだ武人ブサーとして、お前と戦いたい」


 常春は答えない。どのみちこの一戦は避けられないものなのだ。であれば、思い入れなどせず、ただ倒すのみ。……こちらの武術が蟷螂拳だと知っているのは、おそらく昨日自分が思わずとった蟷螂手とうろうしゅの構えのせいだろう。


 常春は再び動き出す。


 鍛え抜いた軽身功を活かしてまたも瞬時に距離を潰しきり、真っ向から正拳——と見せかけて一歩退がり顔面に素早く蹴りを叩き込む。稲妻じみた速度のフェイント。蹴りを引っ込める速度も速いので足を掴まれない。


 しかし、蹴った感触はやはり硬い。腕でガードされた。


 常春はなおも止まらない。風のごとく背後へ回り込みつつ、擺脚はいきゃくを強烈に叩き込んだ。腎のあたりを狙ったが、その感触はやはり石のようだった。上地流の『鍛え』は、急所と呼ばれる部位すらも鎧に変えられるのだ。その鍛錬具合に感嘆していたところへ鋭い後ろ蹴りが迫り、それを回避。


 それからも幾度も手を合わせる。


 正拳、貫手ぬきて、腕刀、足先蹴り……あらゆる攻撃が襲い来る。それらを躱し、受け流し、反撃をして防がれる。


 上地流の『鍛え』によって得られるものは、鎧のごとき防御力だけではない。硬質化して石のようになった手足は、それを振るうと凶器となる。


 特に恐ろしいのが足先蹴りだ。槍先のごとき硬さを得た爪先による上地流の足先蹴りは、ひと蹴りで畳を貫くほどの威力を誇る。当たりどころによっては致命傷となる。まさに人体凶器。


 極め付けに感服を覚えたのは——ところだった。


 「型稽古」とは、複数の技が一条の流れとなった「型」を何度も反復練習することで、その型の中に含まれる動きや体の使い方を神経に刷り込むものだ。


 神経に「型」が刷り込まれると、脊髄反射レベルの動きが、を帯びるようになる。


 肉体の動作は「脳の指令」→「動作の内容を神経伝達」→「筋肉の動き」というルーチンで行われる。もしも反射レベルで「型」が身についていれば、このルーチンを短縮化できる。ゆえに仁はこちらがいかような攻撃を繰り出しても、適切かつ最速の対応をしてみせていた。


 ——


 まともな鍛錬では、ここまでの実力は出せまい。


 常春は、仁の功夫コンフー——鍛錬の蓄積が濃厚であることを確信した。


「っ……」


 常春は、仁の体当たりで吹っ飛ばされる。山が寄りかかったような重み。


 常春はたたらを踏みつつもすぐに重心を整え、ジャングルジムに背中を預ける。


 そこへ仁は一気に迫り、轟然と外側から腕を振るう回し打ちを繰り出してきた。


 常春は転がって避ける。腕刀は代わりにジャングルジムを強打。しかし仁は少しも痛がる表情を見せず、代わりにジャングルジムには凹みができていた。なんという威力。


 常春は一度距離を取る。上地流は「後の先」の空手だ。自分から飛び込んでいくことはせず、向かってきた相手を効率よく迎撃することに特化している。距離を取れば余裕がある。常春は仁よりずっと速い。


 仁はわらう。


「どうした? 俺はまだ少しもを貰っちゃいないぞ。そんなものなのか、蟷螂拳っていうのは」


 ——


 常春は決めるや否や、再び仁との距離を風のごとく埋めた。


 顔面を狙う正拳——と見せかけて鳩尾へ正拳——と見せかけて腕刀——と見せかけて顎先を狙った突き上げ——


 おり重ねられる常春の雷光のごときフェイントの数々。それを迅速かつ的確に埋めていく仁の双手。まさに要塞のごとき堅牢な防御。


 しかし、どんな要塞にだって、必ず弱所は存在する。


 蟷螂拳は「速さ」が売りの武術だ。しかし、それだけではない。そんな堅牢な要塞のごとき防御の「穴」を見つけることにも長けている。


 「ろう」と「」。


 「漏」とは、防御の穴。

 「補」とは、それを動き。


 息もつかせぬ連撃によって手堅い防御の中の「漏」を作り、それを決め手級の攻撃によって「補」する。それが蟷螂拳の基本的な攻撃理論だ。


 しかして、「漏」を見つけた。仁の右腕の脇下あたり。


 それを「補」で埋めるべく、拳で突いて刺激した。

 

 やってきた回し打ちを後退して回避し、再び距離を取った。


 眼前には、構えた左手とは対照的に、右腕を仁の姿。その顔は驚愕と苦痛がない混ぜとなった表情を浮かべていた。


「…………うでぃが、動かん……!?」


 その言葉が全てを物語っていた。


 『截脈せつみゃく』。特定の種類の経穴を突くことで、体の一部の神経伝達を一時的に遮断して麻痺させる、蟷螂拳の秘法の一つだ。


 仁の右腕はしばらく動かない。


 つまり、体の右半分の防御がガラ空きということだ。


 そこを狙わないほど、常春はお人好しではなかった。


 瞬時に仁の右側面へ移動。しかしその瞬間、仁のサンダルを履いた右足による蹴りが走り、それを回避した。「鍛え」によって硬化させた爪先を用いて刺すような足先蹴り。上地流の看板技の一つだ。


 蹴りに用いた右脚を瞬時に後ろへ引っ込め、仁は左手を前にした構えへと移行する。


 仁の左手による貫手が疾駆。常春は最小限、反時計回りに体を捻るだけで回避するが、


 伸ばされた貫手が、すぐ横の常春の制服の胸ぐらを掴んだ。——貫手はおとり。本命は常春を捕まえることだった。


 常春とて、胸ぐらを掴まれた時の対応など朝飯前だろう。なので掴んでから間髪入れずに思いっきり引き寄せ、その慣性の流れに引き込む。それから素早く左手を引っ込め、それと入れ替わる形で左足先蹴りを放った。


 仁の引っ張る力による慣性に流される常春は、その慣性を殺すにしても足を踏ん張らせて止めなければならない。そして止まれば容赦無く足先蹴りが常春の華奢な体に突き刺さるだろう。もはや蹴りから逃げようがなかった。


 だから、常春は


 その細くなまっ白い右腕で仁の左足先蹴りの内側面に触れた途端、その右腕に捻りを加え、そのわずかな力で蹴りの方向を外側へずらしたのだ。剛槍のごとき足先蹴りは、常春の右脇腹の薄皮一枚の間隙を作って通過した。


 仁は蹴り足をまたも素早く引っ込める。


 しかし、その引っ込める速度と同じスピードで常春が仁の懐へ迫り、それと同時に鳩尾に右拳を添える。


 仁の反応よりも、常春が右拳を捻りながら鳩尾へ押し付ける方が速かった。重心を用いず、螺旋できりのごとく拳を捩じ込む、寸勁すんけい(極めて近い間合いから一気に力を爆発させる打法)の一種だ。


 大した物理的威力は無い。しかし仁は胸の奥……心臓に嫌な圧力が加わるのを実感した。


 心停止。


「————ぁ」


 次の瞬間、仁の意識が暗転した。

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