第12話 レビューをどう書こう?
こんばんは、皆さん。そろそろ作者が僕を介して書く意味があるのかわからないとか言ってきましたが、そんなこと僕は知りませんよ。始めたからには通していただきましょう。
そんな作者は先週、インフルとコロナの両方陽性判断される夢を見たそうです。
本日の蜜柑桜は珍しくほぼお休みモードです。法事遠出で思い切り短編の字数削りに使ったそうです。
前回はいろんな意見をありがとうございます。
出版ということに理解が足らず、気にしすぎ〜というところがあったみたいで。皆さんのコメントを大事に受け取りまして、非公開にさせていただきました。
さて今回はレビューのお話。先日、作者が自分の作品にいただいたレビューを読み返していて泣きそうになったそうです。シレア第一作にいただいたレビュー、改稿前のまだまだまだまだ粗削りなものだったのに対し、読者様が書き綴ってくださったレビュー。
作品を読んで、好きだと思ってくれた登場人物について。物語の筋書きについて。ちょっとした描写について。レビューで書いていただいたこと、一つ一つに心がこもっていて、励まされました。うるっと。
皆さん、レビューは書きますか?
当方、なるべく書く!
やっぱり読んだからにはレビューをしないと、と思うのです。星を入れたからにはレビューを書きたい、と。お星様も十分に嬉しいものですが、良いと思ったものが広がってくれるかどうかはレビューにかかっている、と。
ところが、ひと目に触れるからこそ、レビューで気をつけたいな、と思うことがあります。それは「上から目線」と「批判」(レビューに限りませんけれどね)
蜜柑桜は一介の読者です。編集者でもなければ、ベテランの文芸批評家でもありません。昔の芸術批評なんて、それはもう、レビューといえば口辛いことも容赦無くかきますし、読んだ方としてはこの作品酷いんだろうな、と思ってしまうことまで書きます。
でも皆さん、ほらほらよく見て。カクヨムでポチッとレビューを書く時って、「おすすめレビュー」でしょ?
おすすめレビューでしょ?
OSUSUMEレビューでしょ?
はい、お薦めレビューです。
書いてくださいね、と示されているのは、批判(マイナスの意味での)ではなく、欠点の指摘ではなく、こうだったらもっと良かった、ではないんです。
お薦めしたい点を綴るのです。
残念なことにトップページを眺めていますと、ずらっと流れてくるレビューの中には、どうやら日本語の読めない書き手さんがいらっしゃるようです。お薦め、レビューです。
そんなのは論外ですが、レビューを書くのも蜜柑桜、下手です。
どうやったら上手く良さが伝わるか、ネタバレにならないか(ネタバレを含む、と表示する機能はありますが、全員に見えるレビューにしたいので)。語彙が乏しくて似たり寄ったりのレビューになってしまっている気もします。
それでも、なるべく書きたいので、勢いでえいやっと書いてしまいます。
その中で気を付けているのは、批判と「偉そうな批評」にならないこと。
ものの書き方には好みがありますし、読者だって完璧ではありません。作者が意図したことを読み取れるかどうか、読者にも読解力が求められると思います。
自分に読解力がなく、誤って理解してしまったのに、「こうした方がいいと思う」なんて書いたら、赤面ものです。そんなことをしなかった、という保証もありません。もししてしまっていたらごめんなさいなのです。
そしてカクヨムでレビューを書くのは、同じ地平に立った人たち。上も下もないと思います。だから上から目線にならないように。もし書き手さんに自分の知っていることが役に立つなら、と思ったらコメントに書くこともありますけれど。そういう時もお門違いにならないようにしたいな、とびくびく書きます(気に障ったものがあったらごめんなさい)。
こうならないように〜っと気を付けながらも、しかしレビューを書いて、作者さんにも読者さんにも喜んでもらいたい! と書くようにしています。
そこで、もう一つ。それは「レビューを書く」を約束しないこと。必ず書くと思い、絶対書くならいいと思います。少なくともみかんは無理です。時間と余裕とに関わりますので、約束はできません。
完結前に応援のつもりのお星様を入れておいて、完結してからレビューを書く、ということもあります。けれどその場合も、レビューの約束はしません。
希少な例外として、絶対これは書かずにいられない、という作品に出会ったときは話が別ですが。
だって考えてみたら、すごく寂しいじゃないですか。書くよ、って言われてレビューがなかったら。本来、「書いてもらえる」と期待してはいけないものだと思いますけれど、期待を持たせてしまって、なかったら悲しませるのでは。
そうそう、逆に途中のお星様でレビューを書いて下さった方が、読了後に再レビューをして下さったこともありました! すごく嬉しかったです(その節はありがとうございました)。
言葉はひとつだけでも、人を生かしもするし、殺しもします。
できることなら、生かす方の言葉を選びたいと思う次第です。
というわけで。
皆さんの作品も、読んだらなるべくレビューを書けたらなって思って拝読しております。約束、ではなく、理想として、で失礼いたしますね。
* * *
本日、もう一つの短編が出来たんですよ。ピアニストとショコラティエさんのお話です。
創造に携わる人には、少なからずあるんじゃないかな、と思うテーマですって。
それでですね、このシリーズを書くのに、いつもちょっとした気がかりがつきまとってしまいます。
以前、ピアニストとしての響子ちゃんが出てこないお話を書きました。恋愛にシフトした響子ちゃん。
別のお話も読んでくださった方からのコメントで、「ピアニストの響子があるからこそこのシリーズはいいのだ」、という主旨。
ただ、「ピアニストの響子がいないと良くない」とも読めてしまったのです。
プロの演奏者さんは演奏者以外の顔も持っています。ですから書き手としては、一人の人間としての響子ちゃんなのですが……。
読み手さんが読みたいものはそれぞれ。いいと思う文体や、内容もそれぞれ。
書き手が書きたいと思ったことと、読者の希望が一致しないこともある。
「万人うけ」する作品なんて、究極的にはないと思います。
そうなのですが、このシリーズを書くときにどうしても、ピアニストの響子ちゃんを出さなくちゃ、と思ってしまうふしがあります。
ところで僕が話している意味ありますか。ないですか。なくなってきましたね。書き手ならそういうところもっと気を遣ったらどうでしょうかね。
そんな作者ですが、一昨日は「そんな穿ったものの見方しかできないのはどうかと思うわ」と誰かに言い放って目が覚めたようです(仕事関係の話をしていたのでしょうか。たまに自分の寝言で目が覚めます)。
休みは適度にとった方が良いです。今日は怠けました。ちょっとは仕事もしましたけれど、やっぱり休みは必要、と思うことにしましょう。
リンクを忘れていました。この間抜け。
「小さな勇気とラッキースター〜ショコラひと粒とピアノの一音」
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