吹き飛ばしてくれ
埃かぶりキャビネットのなかひっそりと
出番を待ってる陶器とわたし
脱ぎ捨てたヒートテックときみの脚
堕落の四月床に散らばる
教室に轟く雷鳴、腹のおと、
塩素の匂い、あのころの夢
春嵐よ吹き飛ばしてくれこの夜も
新たな日々への戸惑いさえも
バドワイザー片手に街へくりだそう
秘密にうってつけの夜だから
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