第6話 異世界の生活と知識を学びます!
神のミスで死んでしまい、能力を与えられ、異世界でセカンドライフを送る事になった力生。
それから能力の使い方を模索し、魔物と対峙し、森を生き抜きその先にあった村は盗賊団の下っ端に襲われていてそれを退治したら今度は親玉で現れ色々と激戦を繰り広げ、ついに異世界生活に最低限必要な物を手に入れた力生。
そんな彼は今、異世界の日常を体験していた。
「こんな感じで良いのか?」
「まだまだだなぁ~なって無いだよ。もっとこいう風にやらないと」
「そうなのか。頑張ってやってかなきゃな。」
とまずは、異世界の農業を体験していた。
「ふぅ~難しいうえに大変だな…。」
「そうだろう。大変だろう」
「こんなに大変な事をしてみんな、日々生活しているんだな。」
「あぁ。でも皆その努力で村が良くなったり美味しいご飯を食べる為に頑張ってるのさ。」
「そっか。これは確かに美味しいご飯が食べられそうだ。」
と話しつつその後も畑に水をまいたり、新しい野菜や果物や野菜の種を植えるのを手伝い全てが一段落する頃にはお昼時間を少し過ぎた時間が経っていた。
「ふぅ…やっと終わった。もうくたくた…」
「まぁ、慣れねぇうちはそんなもんだ。ハハハハハッ!とりあえずお疲れさん。お前さんの分の飯だ。これ食って英気を養うと良いだぁ」
「ありがとうございます!頂きます。」
と言いこの世界の村人などには一般的とされている主食のゼネモと呼ばれる芋ような
星の形に近い物を焼いて炙って調味料を何種類か振りかけこねて出来上がったこの村では当たり前のようにある家庭料理らしい。
そのことは昨日の夕食の時村長さんから聞いたのだが
味は特に変ではなくどこか食べ馴染みの味をしている。
「異世界って言っても、物凄く日本と違う訳じゃないんだな…」
「ん?どうかしたか。力生?」
「いや、なんでもない。」
「そうか!食べ終わって少し休憩したら続きをすっぞ。」
「わかった。」
とその後休憩してそれから一日中村の人たちの生活や復旧の手伝いをして過ごした力生。
「うーん!流石にいくら能力があるとは言え、疲れるなぁ…。まぁ、お陰でこの世界の生活の勉強や俺の能力の汎用性を試せたからいっか。」
と村の人が力生の為に用意してくれた部屋でくつろぎながら呟く。
くつろいでからしばらくして村人が晩御飯が出来たと呼びに来てくれた。
盗賊達から村を救った力生を英雄視しているので歓迎ムードと特別待遇なのである。
呼ばれたので食事をする部屋へと移動し、村長とその家族と一緒に食事を囲んだ。
何気ない会話や村の料理を堪能してその後、村長の孫たちと一緒にお風呂に入った。
遊び相手もしながら終わってからは自分の部屋へと戻りくつろいで過ごすうちに寝落ちていた。
翌朝
「さあて今日もいろいろと試しますかね。」
と今日もこの異世界の事や己の能力について知る為の一日を過ごす為自分に気合を入れる力生。
昨日同様手伝いをしながら昨日もやった重い物を己の能力を使ってどれだけ自由に動かせるかの試験をしてみたりこの世界の洗濯の仕方を村の主婦の人に教わったり
村の盗賊に壊されたものの修理を手伝ったり
しているとあっという間にお昼時になった。
「やっぱり日本とは大違いだな…でもこれはこれで楽しいな…」
と一人で休憩しながら異世界での生活の良さに浸っていた。
「おーい!これは運ぶの手伝ってくれないか?」
と遠くから村のお年寄りから手を貸してほしいと声を掛けられる力生。
「良いですよー!今向かいますね。」
「助かるよー!この荷物頼むよ。」
「任せてください。」
やり取りをすると力生は運んでほしい物を確認して能力を使って運んだ。
「ありがとう。」
「お安い御用ですよ。」
その後すぐに長老に呼ばれて力生が長老の間に呼ばれた。
「どうしました?」
「力生殿をここに呼んだのは貴方が知りたがっているこの世界に存在する概念と役職を私が知る事を教えます。」
「それはありがたいです。お願いします。」
「この世界には魔物、悪魔、天使、人間等々が居て、魔法や特殊能力持ち、王国、宗教、や商業人などがおり王国の統治下や聖騎士団の管轄などが出来る陰りの治安への対策や抑止力になっていますが先日のような族もそれらから逃れ、勝手な行動をしている者達もそれなりに多くおるのです。」
「そうなんですね。貴重な情報をありがとうございます。自分世間知らずなので山奥で祖父と過ごしてたので」
(この世界も俺の居た世界とファンタージ要素や中世の概念やフィクションだった産物がここにはしっかり現実で存在してる訳か。)
「今までこの村の生活や村で取れる物を提供してきましたがいかがかな?」
「はい、大変勉強になります。これから過ごすのに役に立ちそうなことを村の人達から教われました。」
「こんなことでしかお返しできませんが気に入ってもらえたみたいで良かったですぞ。」
「えぇ。楽しく過ごさせてもらってます。」
と話していると村の警備をしている村人が慌ただしく入って来てこう言った。
「村長ボロボロの女性が村の入り口で追われてる。助けてと言い残して気を失ってしまったのですがどうしますか?」
「な、なんじゃと…」
(おいおい、また厄介事が舞い込んできそうだな…)
また村で何かが起ころうとしているのあった。
続
エネルギー能力で送る異世界ライフ 赤嶺高真@超BIGなプリン @isekaiikitai1202
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