第4話 村での決戦

 襲われていた村に助けに入った力生。

 そして力生の尽力で盗賊団を追い払う事に成功したのだった。

 だが捉えた男によるとまた装備を整えて盗賊団の王元が攻めてくるという話を聞いた村人の一人からそれを聞くと

 滞在して村を守る事を決めた力生。

 その情報を知った所で対策を立てる事にした村人達と力生。

 このままでは前回と同じ末路になるとそうなる根拠を村人達に説明し迎え撃つ作戦を立てる為に説明し指示を出して行動してもらった。


「それでは皆さん行きますよ!それでは行動開始!」


 と力生が言うと村人は各々の合図に反応して動いた。

 村人達の動きを見てこれなら良そう内の動きを相手がすればいけると確信する力生。


 その後は手入れや休憩、食事を取りながら来ると噂された仲間を待ち構えていた。


 数時間後


 二百の雑兵を連れて向かってきた。

 戦闘には明らかにボスのような貫禄の男がいた。


「おい、お前ら俺達の手下をやった奴らをしっかりお礼しなきゃだからな。」

「そうすね。ボス。」

「あんな小さい村の奴らと何処からか来た奴くらいこんなだけの数とボスが居れば負けませんよ。」


 と話しながら着実に村に迫って来ていた。

 その姿を確認し村人達に指令を出す。


「皆さんいよいよ来ました。予定通りやりましよう。失敗しても俺がサポートするんであまり固くならずにやってください。皆さんこの村を守りましよう!」


 と団結して盗賊団を帰りうちにすることを掲げた。


 ついに盗賊団到着


 雑兵達が片っ端から何の遠慮も無く村の中へと入って行く。

 すると早速五十人くらいがトラップにかかった。

 強固な網を地面と同化させ、網漁のような要領で空中に吊るしあげた。


 そんな感じで落とし穴、同線花火、遠距離からの弓攻撃

 などして数の振りを何とかした。

 後の足りない要素はこの男

 力生に託された。


「これでも俺はここまでで自分の能力の事をある程度は分かったんだ。野獣に比べたら盗賊団なんていい相手だ。やるぞ~!」


 と仲間や万全な状況にテンションが上がっている力生。


「おい!どいつだこの中で腕が立つ奴は?」

「こ、この方です…」


 と盗賊団のボスの迫力に怯みながら力生の方に指を指す。


「そうか…テメェか!」

「なんかどんな目的があってこの村を襲ったのか分からないけど最低だよ。アンタ」

「あぁ?生意気なガキだな。」

「アンタは人間としてどうかだな。」


 と言うと早速盗賊団のボスが魔法を詠唱し岩石魔法を力生にぶつけて来た。

 それを今まで貯めて来たエネルギーを使って自分を後ろに押し出して交わす。


「な、なんだと…へっ。少しはやるようだなお前はここでくたばるんだよ。」


 と岩石を今度は周囲を囲むように力生の周りを囲う。


「変な光を使うみたいだがこれならさっきみたいに逃げる事は出来ないぞ。」

「どうなるか分からないけどやってみるか。これをこうしてこうでこうだ。」


 と言うと周囲にあった岩石をエネルギーの集合体に代え、力生の体へ取り込んだ。


「は…はぁ?」

「これが出来るってことは…試しにやってみるか。」


 そう言うと網で固定した雑兵に向けて貯めたエネルギーを両腕に凝縮し網にめがけて放つ。

 すると雑兵に命中し、中に居た全員を仕留めたそれを把握したうえで人間もエネルギー変換出来るか試し見る事にした。


「あれから色々試行してたからな。今ならやれそうだ。はぁ‥‥はっ!!」


 とやると辺りの草木が揺れやられた雑兵達の死体が光の粒子に変換され、少し先に居る力生の元へ集まり力生の使用出来るエネルギーに還元された。


「な、なんだて、テメェ今、何しやがった??」

「え、何って自分の能力の使い方の実験だけど。」

「な、なんだと。とりあえず、お前は本気でヤバそうなことが分かった。俺、直々に本気で殺す。」

「今、我と体を一つにし、あらゆる我の敵を打ち滅ぼす為の我が鎧となり一つになれ!岩豪合体がんごういったい!!!」


 と詠唱をし岩と一つになった盗賊団のボス。


「これで貴様の息の根を止めてやる!!」


 と言い捨てると襲い掛かって来た。


「次はこれを試すか。体にエネルギーを纏わせるイメージでこうエネルギーを体中に流して…こうだ!」


 殴られる寸前に体中に自分の中にあるエネルギーを纏わせる事に成功し、攻撃を受け止めた。


「良い俺の相手になってくれよ。盗賊ー!」


 そう言い放つと激しい肉弾戦が始まった。

 その間、村人達は他の雑兵の相手に手を焼いていた。


「ボス楽しそうだな。こっちは少しは手応えあったけど今はいじめみたいなものだからな。」

「やはりあの程度の期間では対して戦えないか。」


「俺は俺でこうやって弱い奴らをいたぶるのは最高なんだけどなぁー!」

「ぐっは…うっ…た、旅人の彼が…どうにかしてくれる…」

「なんだって?あのガキが何とかしてくれるって?無理無理本気のボスに勝てる奴なんてこの辺にはいねぇよ。」


 と村人達やトラップにかからなかった盗賊達と応戦していた。

 果たして無事、村人達と力生はこの盗賊達を無事に追い払う事は出来るのだろうか……


   

            続

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る