第154話 抗争

世界で大きな戦争が起こり、多くの人間が死んだ。

 

その影響で各地は荒れ果て、栄華を誇っていた人間の世界は見る影もなくなってしまった。

しかし、それでも人間は繁栄するために集団を作り、発展していく。

 

いつしかその集団は小さな国へと成長した。

だが、近隣にある国がそれを脅威に思い、叩き潰そうと攻めてきた。

 

小さな国は抗い、必死に戦い続けた。

そして激闘の末、その小さな国は逆に攻めてきた国を亡ぼすに至った。

 

小さな国の兵士は遺恨が残らないようにと、攻めてきた国の人々を全て殺してしまう。

 

これで、この小さな国は世界の半分を手にしたことになった。

 

終わり。













■解説

国を一つ亡ぼしたことにより、世界の半分を手に入れたということは、逆に言うと小さな国程度の人間しか、この世界には残っていないということになる。

大きな戦争で人間は絶滅に瀕している状態になっていた。

だが、そんな状況でも人間は争いを止めないということを意味している。

この世界の人類が滅ぶのに、そこまで時間はかからないということになる。

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