第3話 ネット民にも訓練を!

俺はインターネットを使ってネット民として異世界を無双する!


第三話 ネット民にも訓練を!


国王が帰られてもその場の空気は已然凍りついたままだった。

「ルイ。すまない。こんなにも重い責任を背負わせてしまって……。」

心配するな父よ。俺が女神と約束したんだあなたのせいではけっして無い。

「明日から剣と魔法と武術の訓練を始める。俺は国王の護衛があるため別に教師を付ける。三人とも凄腕だから安心しなさい。もう時期着く頃だろう」

その瞬間、大きな音と共に振動がはしった。

「敵の襲撃か?」

周囲の騎士が慌てる。しかし父は冷静でいた。

「あいつらめ。普通に家に入ることも出来ないのか。お前ら落ち着け。ワルキューレの三人が来ただけだ。」

ワルキューレ…。こういう時こそネットを使えばいいのか。

検索 ワルキューレ 三人 

俺は一番上にあったサイトを開く。

「ワルキューレとは世界が魔人と戦うことの出来る強さを持ったものが選ばれ構成される組織である。その中でもトップを争う

剣の英雄サエラ・テュール=人族

武の英雄ベガス・マグ二 =獣族

術の英雄ニカ・アルフヘイム=妖族

この三名は悪魔マモンを倒し支配されていたハワード王国に光を与えた。その際次期国王であったアルフ・トールに王位が譲られた。」

凄い、こんなに詳しく書かれてるのか。

すると右上にレベルアップ。と表示され自動検索とでた。

自動検索?

「ルイ、どうかしたのかみんな向かったぞ」

父の言葉を聞き俺は急いで玄関の門に向かった。

「カール。久しぶりだな~だいぶ大きくなったな。さすがは私の弟子だ」

俺は驚いた。その人を見た瞬間、その人の情報が見えるようになっていた。これは恐らく自動検索の能力だろう。


サエラ・テュール(人族)未婚

年齢:四十二歳 性別:女 

スキル:身体強化 瞬歩 斬撃 

奥義:スピカプルウィア


凄いなこの能力。誰にでも使えるのか。

「みんな紹介しよう。こちら俺の師匠のサエラさんだ。そしてルイの師匠もやってくださる。そこにいるのがベガスとニカで二名も師匠となって下さる。ルイ、挨拶しなさい」

「ハッ。お初にお目にかかります。私はカール・ベルセルクの息子のルイ・ベルセルクでございます。これからよろしくお願いいたします」

「あぁ。サエラだ。よろしく頼むぞ。」

「お前が神の子と言われるガキか。俺はベガス・マグニだ。よろしくな。」


ベガス・マグニ(獣族・狼種)既婚

年齢:三十六歳 性別:オス

スキル:遠吠え 身体強化 カウンター

    衝撃波

奥義:レオバーン


「あなたが。僕と同じ光魔法を使えるレオくんだねよろしく。君に魔法を教えるニカだよ!」

「え?どこからか声が…。」

高い声がどこからか聞こえる

「ちょっと!下だよ」

視線を下に向けると狐のような者がいた。

だれだこれと思うと。自動検索が行われた。


ニカ・アルフヘイム(妖族・狐種)未婚

年齢:不明 性別:メス

スキル:自然魔法 光魔法 妖術 

奥義:自然の喜び・怒り


こいつがニカさん!

「ちょっと!今、こいつがニカっておもったでしょ!まぁいいわ」

「それでは御三方、訓練は明日からですので今日はゆっくりお休みを」

父が優しい言葉で話す

「カールよ。いまから私はルイと決闘を行う」

「は!?すいません。。ルイは未だ剣を握ったことがありませぬので。。」

「何を言っておる、お主の時も最初から本番だったろ。それにこの子は術の他にも才能があるだろう」

「しかし!」

「ルイ、お前は今からの決闘に反論はあるか?」

どうするか悩んでいた時。自動検索から戦闘についてと検索された。サイトを見ると戦闘中は誰が何の技を出すかを表示致します。その際の手段もお伝えしますと表示された。

「そういう事か。勝ち確じゃないか。」

一人でブツブツと唱える。

「やります!」

「それでこそ神の子だ!」


~三十分後~

「ルールは簡単だ。私が出す技を避けるか剣で防いでみろ。」

そんなことか。こっちには自動検索に絶対防御があるんだぞ。まして、六歳相手にスピアプルウィアは使わないだろう

「ちなみにだが絶対防御は魔法の防御であって剣技や武術は通じるからな」

「えっ?」

「いくぞ!スピアプルウィア!」

「まじ!」

その瞬間、空から大量の剣が俺に向かって降ってきた。

「死ぬー!」

自動検索…検索結果。

右に二歩前に三歩右斜めに二歩進んでください。

「はー?今、文句は言えない。」

俺は自動検索の通りに動いた。

その瞬間、ドーン!

剣が地面に落下した。

「ルイ!」

父が叫ぶ。砂煙が漂う。

うっすらと人影が。

「そんな。。」

俺とみなが驚いた。

なぜなら俺の立っている場所のみ剣が刺さっていなかったのだ。

「見事。」

サエラが伝える。

前日からハードすぎるだろ…。


~完~





















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