第2話 ネット民にも魔法を!

俺はインターネットを使ってネット民として異世界を無双する!


第二話ネット民にも魔法を!


「あなた!」

母は剣の鍛錬をしている父の元へと駆けてゆく。

「どうしたんだレイラ、そんなに慌てて。」

「ルイが、ルイが光魔法を使ったの!」

この言葉がその場にいたカールを含めた騎士が凍りついた。

「いまなんて言った?俺の聞き間違いかな〜光魔法って聞こえたんだけど。俺も歳をとったな〜……。」

「その通りよ。ルイが光魔法を使ったの。」

「本当か…。とりあえず執務室に集まりなさい。宮邸魔術師の検査を受けよう」

宮邸魔術師、なんだそれは?俺はなんの検査を受けるのだ!。

「しかし。もし噂通りならルイは…。」

「この話はあとだすぐに国王陛下に伝えなければ。」

父は側近の騎士を連れて王宮に向かった。母は俺を連れて執務室に向かった。

「母上。俺はどうなるのですか?」

少し不安になり、母に問いかけた。

「いいルイ、あなたが使った魔法はね選ばれた者しか使えない光魔法と言うの。悪魔が使う闇魔法に対抗できる唯一の魔法なの。光魔法を使える者は稀だから未だ研究の進歩はないのよ。」

俺は最後の言葉に引っかかった。研究が続いていないだと。

「私たちは心配なの。あなたが光魔法の実験体にならないかを…。」

母が冷静に話す。その時、

コンコン。ドアのノック音が聞こえる。

「レイラ、私だ。国王陛下と宮邸魔術師が参った。入るぞ」

「はい。」

部屋に父と白衣を着た者が先に入室した。

その後、赤色の髪に白く派手な服を着た

者かを入室した。

その瞬間、物凄い重圧と共に両親と白衣を着たものをはじめ周りの騎士も膝をつき頭を下げた。

俺もすぐさま行動に移した。俺はその瞬間分かった。この重圧に皆の態度、この人が国王陛下である。

「面をあげよ諸君。我は生涯の友であるカールに呼ばれてきた。さっそく本題に移りたい。関係者以外はこの部屋から立ち去れ。そしてルイ・ベルセルクは我の前に出よ。」

俺はすぐさま前に出た。

「お初にお目にかかります。私がカール・ベルセルクの息子であるルイベルセルクでございます。」

「君がカールとレイラの子…。我はハワード王国国王であるアルフ・トールだ。貴様は光魔法を使えるのだな。我の前で見せてみよ。」

「ハッ。」

俺は光魔法を見せた。

「これが光魔法。この目でみれるとは光栄な事だな。ありがとうルイ君。デニス!さっそく始めよう。」

白衣を着たものが俺の前にたった。

「お初にお目にかかります。私、宮邸魔術団の責任者を務めておりますデニス・ヴァフニルと申します。この度の検査をやらせていただきます。」

この人がデニス。いかにも怪しい見た目だがここは信じよう。

「それでは、私の目を見てください。その際心の中で光のイメージをしてください。」

俺は指示通りにデニスの目を見てとりあえず女神の光をイメージした。

その瞬間。

「こ、これは!」

デニスが唐突に叫んだ。

「国王陛下、そしてご家族の皆様。一大事になりました。ルイ様は神眼の持ち主です。」

「神眼…。あの伝説の…。」

周りがザワつく。余程のことなのだろう。

「神眼の持ち主か…おもしろい。デニス、俺らはどう、受け止めればいいのだ。」

「私も理解が追いつきません。神眼の持ち主など勇者以来ですから。」

「ルイ君ステータスを見せて欲しい。この水晶に手をかざしてくれ」

国王の命令に従って手をかざす。

すると空中にステータスと表示され俺の名前などが表された。

「これは……。本当に神の子…。」

周りは驚いた。俺のステータスには能力まで表示されていた。

そこには「神眼」「全てを照らす者」

「絶対防御」「神の使い」「癒す者」

「インターネット」𝐞𝐭𝐜...と書かれている。

「ここまでなると笑うしかないな。」

父が口を開ける。

「カールにノエル、覚悟は出来てるか。」

国王陛下の質疑に二人とも頷く。

「それではルイ君、残念ながら君には選択肢はない。君には魔人クロムを倒してもらうことになる。」

マジかよ。展開早すぎだろ。俺はただガーガルで検索してやったたげたぞ。

「皆よこのことは国家の秘匿情報とする。このことが他国にバレると人体実験が行われるだろう。そしてルイ君が旅立つ時は五年後とする。それまでに鍛えておくように。こちらもやれることはやる。それでば武運を。行くぞデニス。」

「失礼しました!」

これはやばいことになった。

検索 神眼 光魔法 オワタ


~完~






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