応援コメント

38.移りゆく花と、あの瞬間をもう一度。【完】」への応援コメント

  • 自主企画テーマ『この子達に激励を』の企画主です。
    参加有り難うございます。早速読ませて頂きました。
    この世界で懸命に生きた彼、彼女らのエモーショナルな季節に対し、自分なりに感じれた事と応援を伝えてみたいと思います。


    淡いミント色の髪の少女。
    あなたはその世界でずっと生きていませんでしたね。
    死の人生を漂うばかりで。
    自分さえ犠牲になれば世界が上手く廻る……と。
    それでも憧れは捨てなかった。それは自由への憧れ。


    心優しき少年グラジオ。
    初めて少女の自由を願ってくれた存在。あなたのひたむきな想いと情熱は独りぼっちの魂を目覚めさせました。

    それでも運命は立ちはだかる。
    やがて……

    「……シオン。僕はもう……助からない」
    「――嫌だ!」
    少女がどれ程張り裂けそうになったかを思うと真に胸が痛む。

    「僕は……あの日に戻りたい。君と同じ年齢で……君と同じ背丈で。もし叶うのなら……やり直したい。あの瞬間を……もう一度……!」

    ―――届かなかった想い。

    時が過ぎ、ケジメと未練の狭間に少女が垣間見た奇跡。
    「……絶対……絶対に見つけるから……!」

    そして次は、たった一本の花を愛そうとした。

    たった一つのしてくれたことが結局永遠に忘れたくない事になった。愛は永遠ではないかも知れないけど、その忘れたくない想いは永遠だったのかも知れない。

    その想いは少女を立ちあがらせた。
    「少女は儚い一瞬のために、永遠の命を捨てたのだ。」
    そして素敵な花言葉達が導いてくれたから……
    巡りめぐって「犠牲」の代わりにまるで愛が輪廻したかのようだ。

    スターチスそして……
    イベリス シオン サザンカ。 遥かなる時と困難を越えて遂に辿り着きましたね。

    心からおめでとう。そして何時までも幸せに――――



    (カクヨムの新レイアウトにより、応援コメントにアクセスし易くなってしまったので、ネタバレを含むので必要あれば削除して下さい。)