第18話
1800
夜が更け、朝が明ける。
太陽が東から顔を出す。時間とは別の一日の始まりであり、自然にリズムが今日も変わらず刻んでいる。
時間は7時くらいか。特にアラームを設定してるわけじゃないが、起きるのは大体これくらいの時間だ。
「おはようお人形さん」
俺は起きるが人形は座らせるわけでもなく、寝かせるように置いたままだけど。
座らせてやるような小さな椅子などないわけで必然的にそうなる。壁にかけるように置いてもいいのだが、やはりバランスが悪い。ただの人形なら気にしなかったけもしれないが、何といても神社の御神体かもしれない人形である。呪いとか怖くてついそのままにしてあるのだった。
「お前の謎が解けるかもしれないから、俺は図書館に行ってくる」
今日の朝ごはんはレンチンのパックご飯。それとフリーズドライの味噌汁。缶詰を開けたサバの水煮。テレビもつけないで黙々と食べた。
「あと、屋敷も寄ってくる。あの娘さんもまだ何かありそうなんだ」
そうして俺は家を出た。
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